心の伊達市民 第一号
【100円の帽子】
ある日のことである。出先から戻った女房が『いいものを買って来てあげた』と言った。袋から取り出したのは、野球帽であった。
私の使っている野球帽は15年くらいは経つので、色も褪せて貧乏っぽかったようだ。
女房『これ、いくらだと思う?』
私 『700円くらいかなー?』
女房『いいえ、なんと100円なのよ!』
私 『100円の帽子を被っていて、貧乏っぽくないかなー?』
女房『大丈夫よ。絶対に100円には見えないから』。
【運動中毒】
皇居に行くと、必ずジョギングをしている大勢の人達に出会う。
最近の35度を越す熱波の中でも、相変わらずジョギングをしている。
雨が降ってもジョギングしている。ほとんどの人が苦しそうな顔をして走っている。
もうこうなると苦行で、もはや「運動中毒」なのではないか?
「ジョギングの神様」と言われたアメリカ人のジム・フィックスは、ジョギング中に死亡している。 何事も「適度に」が必要である。
【タイマー2秒のアート】
私は出掛ける時は、必ず、Sonyのコンパクト・カメラを持参している。
そしてほとんど毎回、タイマーを使い自撮り写真を撮っている。
最初の頃は「遺影の用意」と思っていたが、なかなかお迎えが来ないので、大量の自撮り写真が増えてしまった。
今回の写真は「タイマー10秒」で、スプレー・アートの横で記念写真と思って撮影した。ところが私がボケていて、間違えて2秒のタイマーになっていたらしい。
その結果が思い掛けない「アート作品」となったのである。
【台風8号】
「線状降雨体」という気象用語をよく聞くようになった。
これは「積乱雲は1つでも土砂降りになるが、風向きなどにより何個も発生して同じ場所を次々と通過することがある。それを線状降雨体と呼ぶのだそうだ。この線状降雨体が各地で水害を引き起こしているのに、更に台風8号が襲来した。
私は女房に頼まれた用事を済ますために出掛けることになっていたが、女房は『止めた方がいい』と言ったのに、私は『東京地方はまだ大丈夫』と言って出掛けて行った。そして酷い目に遭った。丁度、私が出掛けた時だけ、猛烈な雨と風だった。用事を終えて家に帰ったら、もう雨は止んでいた。
【ベトナム製のスニーカー】
6年前にホーチミン市に3ヵ月間、滞在した時に持参したスニーカーの底が剥がれてしまった。仕方ないのでベトナム製のスニーカーを買ったが、値段は日本円で5000円で、日本の金銭感覚では5万円でかなり高かった。しばらく前からだが雨降りにこのスニーカーを履いて出掛けると、靴の中がビチョビチョになった。
段々と酷くなって来たので、スニーカーを手に取って調べてみた。
すると靴底と本体との接着部分が剥がれていた。なんとなく愛着があったので、木工ボンドで補修した。しかし今回の台風8号の中を歩いたら、やはり中がビチョビチョになった。残念だが、買い替えよう。
【セミと耳鳴り】
夏が盛りとなり、公園の木の下などに行くとセミの鳴き声が聞こえる。
「ジー、ジー」という声なので、「アブラゼミ」であろう。
今回は運良く、木に止まったアブラゼミを見付けて写真に収めることが出来た。
しかしいくら探しても見付けられない時もある。
そして気が付いた。『これはセミの鳴き声ではなく、私の耳鳴りの音だ』。
【値上げラッシュ】
ニュース番組を見ていると、値上げラッシュである。
ガソリン価格、電気料金などは分かるが、食料品の値上げは「便乗値上げ」もあると思う。単なる値上げではなく、量を小さくするのはやり方が汚いと感じる。
堂々と、値段を上げるべきと思う。
焼売の崎陽軒が8月17日から23日まで、焼売弁当のおかずの「鮪の漬け焼き」を「鮭の塩焼き」に変更するそうだ。
どうでもいいような話だが、テレビニュースで取り上げている。
各局の夕方のニュースの時間が2時間を越えているから、こんなものまでニュースにするのだ! 夕方のニュースの時間は30分くらいで沢山だ。
(おまけの話)
【マスクを止めない日本人】
毎日、出歩いている私が感じるのだから、間違いない。
それは「マスクをしないで歩いている人は稀である」ということだ。
厚労省はテレビ報道でも、ホームページでもマスクの着用を止めるように伝えている。
「マスク必要なし」の場面として、『散歩やランニング』、『徒歩や自転車で通勤し、人とすれ違う』。会話をする場合でも『屋外で2メートル以上、離れている』場面ではマスク不要を推奨している。熱中症予防の為でもある。
一方で「マスク着用」の場面も知らせている。
『会話の際の距離が2メートルを確保できない』、『通勤ラッシュや人混みの中』、『高齢の人と会う時』、『病院に行く時』などはマスク着用を推奨している。これはあくまでも「推奨」であって、義務ではない。
日本人は真面目な人が多いので、諸外国のようにマスク着用が義務ではないのに、必ず守る。ところが諸外国がマスク着用を止めたのに、日本人はなぜか止めない。
なぜなんだろう?
最近は海外からの観光客の入国が緩和されて、町でも外国人観光客を見掛けるようになった。団体観光の場合は添乗員の指導があり、仕方なくマスクをしている。
しかし自由行動になった途端に、みんなマスクを外しているようだ。
渋谷で見掛けたアメリカのGIの若者は、誰もマスクをしていなかった。
引率して来たと思われる制服の兵士も、みんなマスクをしていない。
「マスクをしないと、日本人からコロナをうつされるよ!」
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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