
心の伊達市民 第一号
8月16日の朝のテレビニュースを見ていたら、「大雨で伊達市に避難指示が出た」と知らせていた。東京で伊達市のニュースが出ることは、まず無い。
時々は北海道のニュースも出るが、それは札幌とか知床、或いは北方領土のことくらいである。覚えている限りでは、伊達市が登場したのは「久し振り」ではないかと思う。
私の知る伊達市で「避難指示」が出るほどの悪条件の場所は、あまり知らないし分からない。
そこで伊達市、壮瞥町、豊浦町の友人達にメールで問い合わせてみた。
すぐに壮瞥町のIさんから電話があった。そして『大したことは無い』と言っていた。
その後、豊浦町のYさんからのメールでも、『豊浦もかなり降りました。被害はまだ聞いてませんが、何か耳に入ればお知らせします』とあった。
夜になり伊達市のHさんが長文のメールを送ってくれた。
だが、それにも『川の増水は中間くらいまでで、素人目にはまだ余裕はありそうです』とあったので、水害が無いようなので安心した。
後から知ったのだが、この日の東京の最高気温は36.4度だった。この温度は私の体温より高いのだから暑かったはずだ。
この日は最初に歯医者に行き、その後に月島の図書館に行った。
コンビニで「みかんのゼリー」を買って、持参している保冷袋に入れた。
図書館に行った後に、久し振りに隅田川テラスを歩いて佃のリバーシティ21にある中華料理店「上海ダイニング」でランチを食べる計画を立てていた。
テラスに出ると川面を吹き抜ける風が生暖かいが、まあ少しは気持ち良い。
テラスは誰も歩いていない。この暑さでまともに考えれば、ここを歩く理由などないのだから・・・。
都心は遠くまで見える広い場所がなかなか無いので、隅田川テラスは気分転換には良い場所だ。
テラスの堤防の壁との間の緑地に植えられた緑が、とても色が濃いように感じる。
ところどころで花も咲いているし、実がなっている木も見える。
よく考えたら、この日(16日)は東京ではお盆の最終日だったので、多くの人が田舎に帰っているのかもしれない。
佃大橋の下をくぐり先に進むと隅田川を上流に向かって、水上警察のボートが疾走して行った。なにか事件か、事故か?
住吉神社の近くの「佃の渡し」の跡の近くで、川鵜が2匹、川に差してある太い杭の上で休んでいた。
川鵜が羽を広げる時の写真を撮ろうと思い、15分も待ったが広げなかった。
仕方ないので、先に進む。住吉神社の鳥居の前を通ったら、親子連れが帽子を取って頭を下げてから歩いて行った。ここは古くから住む地元民には大事な住吉神社なのである。
その先は「リバーシティ21」という高級マンションの敷地になるが、誰でもそこを通れる。木々が多く涼しげだが、風が通らず36度越えの気温では汗ビッショリとなる。
もう一度、隅田川テラスに下りたら、風が吹き抜けた。風を「ありがたい」と思ったことが可笑しい。上流を見ると、永代橋の向こうに「東京スカイツリー」が見えた。
隅田川には遊覧船が行き交っている。
途中で道路を挟むが、向こう側も「リバーシティ21」である。
この道路は隅田川を渡って東京駅方面に向かうが、そこに架かる橋は美しい吊り橋で「中央大橋」という名前である。
「リバーシティ21」はマンション群が建設される前は、石川島播磨重工業の工場があった。そこを三井不動産、東京都住宅供給公社などが「マイタウン構想」として開発した場所である。だから全てが分譲ではなく、賃貸棟もある。
あまりの暑さで、今日の隅田川テラスの散歩は「ここまで」とした。
(おまけの話)
5月27日に投稿したブログで、今回のランチを予定していた中華料理店の次のような話を書いた。
『ある日のランチで「細切り牛肉焼きそば」を注文した。ランチには「野菜サラダ」、「飲み物」、「デザート」に「杏仁豆腐」が付いて1000円と安い。すぐに出て来た「焼きそば」を食べたら、料理が熱くないし、牛肉に片栗粉が固まって付いていた』。
その時は『たまにはこんなこともあるかー』くらいで、大目に見ていた。
『今回はどうか?』と思い店の前に行ったら、「定休日にしてはなにか変だ」と思ったが閉まっているので諦めるしかなかった。
更に先に進み、以前に「カルガモ」の親子を見に行った川辺に行ってみたが、やはりもういなかった。途中には子供の遊び場だが、派手なデザインの舞台がある。
そこにあった説明書きを見たら、この場所は「パリ広場」という名前で、この派手なデザインは中央区で学ぶフランス人児童が描いたものだそうだ。
またフランスのセーヌ川と隅田川は「友好河川」となっていると、私は初めて知った。
ここで少し疲れたので、木陰のベンチで休むことにした。
そして買って来た「みかんゼリー」を食べたら、暑さと疲労の体にはとても美味しかった。
しばらく川を行き交う船や、飛び交うシラサギの姿を見たりしていた。
そして12時を過ぎ近所にランチをするところも無いので、都バスに乗って「豊洲」まで行った。「ららぽーと」の中の行き付けの「武蔵讃岐」で「うどん」を食べた。
この日のランチは中華料理のつもりが、「うどん」になってしまった。
家に帰ってから「佃の上海ダイニング」を検索したら、6月19日で「閉店」となっていた。そこで私は納得した。私が店に行った時は「間もなく閉店」だったのだ。
だから調理人も辞めてしまったか、いい加減な仕事をしていたのだろう。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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06/18(土) 景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
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