
心の伊達市民 第一号
桜の取材は毎年行っているので、自分の中でもかなりマンネリになっている。
だから今年の桜は趣向を変えて、「春のうららの隅田川」の桜だけにしようと思っていた。でもTVニュースでアチコチの桜情報を目にすると、「今年は止めた」と思っていたのに行くようになってしまう。
そもそも「桜」を見に行かないと、この時期に他にやることが無いのも大きな理由である。桜の寿命は短いので、多くの場所の桜を撮影するには速足で行かねばならない。
しかもほぼ一斉に咲くので、今回は5分咲きから満開まである。
【上野公園】・・・3月27日
「花見」と言えば、テレビで必ず取り上げるのが上野公園である。
昔は場所取り、カラオケ、出前、酔っ払い、喧嘩など、花見どころじゃなかった。
最近は品が良くなり、中央道路でビニールシートを敷いての花見は禁止になった。
道路の中央をロープで仕切り、左右の一方通行になっている。
ゆっくりと歩くことは出来るが、ゆっくりと立ち止まっての花見は出来ない。
その代わり、少し離れた場所に宴会が出来る場所が用意されていて、最近は外国人グループが増えて来た。
どうやら外国では「花を見るために大勢が集まり、飲み食いをする習慣が無い」ようだ。
【千鳥ヶ淵】(3月31日)
ここは東京で一番人気のある桜の名所であるから、ここは外せない。
毎年、桜の季節は大混雑で、写真を撮るのも難しい。
夜桜が綺麗なのだが、もう近年は億劫になり行かなくなった。
地下鉄「九段駅」を出ると、もうお花見の人で混雑が始まっていた。
どうやらこの日が満開らしかった。ここは外国人観光客に人気の場所らしく、多くの外国人で賑わっていた。ボートも沢山出ていて、少し寒かったが楽しそうだった。
【靖国神社】(3月31日)
ここは千鳥ヶ淵のすぐ近くなので、同じ日に見に行ける。
神門を入った両側に桜の木が植えられているが、右側の神楽殿の横の木が東京の開花宣言をする「標準木」である。今年の開花宣言は3月24日だったが、私は21日に見に行ったが全く1輪も咲いていなかった。
この日は開花宣言からちょうど一週間目で、花は満開だった。
標準木と一緒に記念撮影をしようとしている人が多く、なかなか人の入らない写真が撮れなかった。境内の桜も全て満開で、近くにお立ち台が置いてあり、そこで桜と記念撮影をするようになっていた。
【門前仲町の大横川】・・・3月29日
ここでは3月22日から4月6日まで「お江戸深川さくらまつり」が行われている。
「さくらまつり」の期間中はここ大横川には、多くの乗り合い船が集まって来る。
川の両側には、川面に垂れ下がるように桜が咲いている。
また「さくらまつり」の土日には、江戸情緒たっぷりの和船が出てサービスで「新内流し」もやって来る。
28日の気温は25度を超えていたのに、29日は朝から雨で最高気温は10度だった。
桜の季節には何ヵ所も行かなければならないので、無理して出掛けて行った。
やはり見物客はほとんど来ておらず、気の毒に冷雨の中を予約したから仕方なく乗った観光船だけが寂しそうに走っていた。
【築地川公園】・・・3月27日
ここはもとは川だったところを首都高速度にして、上は公園になっている。
だからかなり細長い公園で、晴海通りから中央区役所前まで続いている。
中央区役所に近いところに多くの桜の木が植えられている。
昼休みになると、ここには大勢のサラリーマンがお弁当を食べに集まって来る。
今回は公園の外から撮影した写真だが、公園内の桜はまだ2分咲きだった。
陽当たりの加減でかなり咲き方が違う。
【月島第二児童公園】・・・3月29日
この公園は大江戸線の「勝どき駅」の上にある。
ここでは毎月1回、マルシェが行われていて大変に賑わっている。
桜の木は8本と少ないが、もとても綺麗だ。
満開で葉が出て来たので、これはソメイヨシノではない。
この公園の桜は、毎年他より早く咲く。陽当たりが良いのが、影響しているのだろう。
桜の手前の石の造形物は、小学生がタイルでアート作品を作ったものだそうだ。
(おまけの話)(4月2日)
花筏の写真を撮るのは、満開の写真より難しい。
強い風が吹き、水面に花びらが大量に浮かんだ時しか写真が撮れない。
家にいては、桜の咲く場所や風の様子は分からない。だから見当を付けて見に行くのだから、外れが多い。
花筏の写真が撮れたのは、ただの偶然に過ぎないと感じている。
幸いにネットのウェザーニュースを見ると、「満開」と「花吹雪」の日にちが出ている。
「花筏」の候補地は今回の撮影先では「大横川」、「千鳥ヶ淵」、「朝潮運河」くらいだろうか? でも隅田川から枝分かれした「大横川」と「朝潮運河」は、果たして「花筏」が出来るかどうか心配だった。
まず「水が無ければ駄目」だし、「流れが急でも駄目」である。
花吹雪の時に雨が降れば、水の無い場所でも場合によれば絵になる写真が撮れる。
「大横川」に行ってみたが、花筏は出来ていなかった。
同じく「朝潮運河」も出来ていなかった。
残るは「千鳥ヶ淵」だが、ここはお濠なので花筏が出来ることは分かっていた。
以前に写真に撮ったこともあるが、もうアチコチと行って面倒になってしまった。
そこで花が終った後の「がく」と、水溜りで我慢した。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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こちらの特集版にご訪問くださり、どうもありがとうございます^^ / 今後月に2~3回ほど、編集部のライターとして、皆様のお目目にかかることになりましたRiettyです。 この場では、私が出会った「好き」や「楽しい」や「いいね!」を皆様におすそわけさせていただきたいと思っています。 いろんなモノ。 いろんなコト。 いろんなヒト。 楽しむための情報の一つとして。 どうぞ末長くお付き合いくださいね ♡ さてさて。 国道230号線を留守都村方面に向かって車を走らせた時。 この看板を見かけたことはありませんか? 私、実はず〜〜っと気になっていたのですが、ついに曲がってみました。 すると…。 まずお迎えしてくれたのはこの子。 プードルのラヴィン君です。 まだ子供なので、「お客様だ〜!」とはしゃぐ姿がとても可愛い。 北海道弁では「おだつ」感じ。 そして誘導されるように歩くと…。 たくさんのお馬さんたちがのんびりお食餌中でした。 ここは、洞爺湖にほど近い月浦町にある「LAKE TOYA RANCH」さんです。 おっとり優しいお馬さんに跨り、ホーストレッキングや引き馬などを体験できるところです。 早速、体験してみました。 乗せてくれたのはヨーロッパ系ハーフリンガー&どさんこのミックス、大食漢のマックス君。 男子ですが可愛い顔立ちです。 山岳馬なので体力があります。 まずは「よろしくね ♡」とご挨拶。 そして、マックス君の相棒はアメリカ産クウォーターホースのローラちゃん。 カウボーイが乗るお馬さんです。 でも、ここで乗っているのはとても素敵な美人インスタラクターさん♡ トレッキングに出かける前に、「進め」「止まれ」「ターン」の手綱捌きを教わりました。 とても良くトレーニングをされているお馬さんたちなので、的確なアドバイスのもと、少しの練習と、「仲良くなりたい!」という気持ちがあればすぐに乗れるようになれます。 さあ! いざ! トレッキングに出発〜! 緊張と興奮でワクワク&ドキドキ☆ 親切なインストラクターさんは、ほとんど後ろを見た状態で爽やかに優しく指示をくれます。 上り坂は前傾して。 下り坂は後ろに反り気味に。 軸を保とうとするので、インナーマッスルが鍛えられそうです。 太腿の内側も締まりそう。 なかなかの運動量です。 二次的効果を密かに期待してしまいます。 途中、雪が降り出しました。 グリーンシーズンも良いけれど、白い雪原や山道を歩くのは本当に気持ちがいい ♡ お馬さんが一緒にいると、見慣れたはずの洞爺湖の景色が非日常なものに変わります。 お馬さんとの密なトレッキング。 元気に迎えてくれるラヴィンちゃんと、穏やかなお馬さんたちと、親切なスタッフさんたちに優しい時間をいただきました。 もちろんワイルド&イケメン社長 高橋洋一さんも、はにかみながら歓迎してくれます ^^ / 最後に地元密着耳寄り情報!!(地域外の皆様にはごめんなさい) 絶対にお得!! 絶対におすすめ!! 見逃さないでね♪♪ 帰りは高橋社長とラヴィン君が見送ってくれました。 レイクトーヤランチ情報 電話 0142-73-2455 住所 虻田郡洞爺湖町月浦44番地(カーナビ住所検索はうまくいきませんので、レイクトーヤランチと入れて検索してください) アクセス 洞爺湖温泉街より車で5分 E.mail toya@jphorseriding.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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