1日(金曜日)観光庁は北海道登別洞爺広域観光圏を認定しました。昨年6月の一般質問で広域観光圏について取り上げましたが、認定され一歩前進です。

昨年、広域観光圏の認定が見送られましたが、内容を見直して再提出し認定されました。認定を受けた実施計画には、観光圏内における限定旅行業者代理業取得や泊食分離、地産地消、火山・ジオサイトコンテンツ事業、子ども農山漁村交流プロジェクトなどが盛り込まれたとのこと。

広域観光圏の認定のメリットは、以前ブログにも書きましたが、
1)宿泊施設に係わる設備投資に対する財政投融資の活用 
2)周遊割引券の導入に係わる運送関係法令の手続緩和 
3)観光旅客の来訪・滞在の促進に効果や成果の見込まれる事業に係わる補助金の交付
4)着地型旅行商品の販売に関する流行業法の特例の恩恵が受けられる。

とくに、着地型旅行商品の販売に関する流行業法の特例などで、「旅行業者だけに認められている旅行商品の販売を、圏域内の周遊ツアーなどに限って旅行・ホテルなどができるようにする。」が利点です。

個々のホテルの工夫によりオプショナルツアーが提案出来ることは、旅行者にとって魅力的であり、各事業者にとっては厳しいですが、力を合わせることにより地域の知恵が魅力を紡ぐ温泉地再生の道筋になると思います。

3月11日東日本大震災を機に将来日本の経済投資地域は一定期間大きく変わるでしょう。また災害・被災に対する認識も変わるでしょう。アメリカの9.11テロ事件後のように。

これからの数年間、国の政策は被災地である東北地方復旧・復興に重点が置かれます。被災地を応援するためには、国の補助金・交付金を期待出来ません。医療・住居・教育など生活インフラ、道路整備も我慢です。

将来、当町の繰り返し起こるであろう噴火災害への認識も大きく変わるでしょう。今後起こるであろう全ての被災は、この東日本大震災と比して述べられるでしょう。この大震災は、津波のように第1波は東北地方北関東を襲いました。第2波は生活物資・エネルギーの兵站地を欠いた大都市を襲い、第3波はサービス産業など三次産業を襲いつつある。もう大きな津波が来てるような気がします。

「小さい町だからできること。お客様をもてなし、癒すのも人、地域を動かしているのも人、最後に人が惹きつけられるのも人々の想いである。」こんな文章を思い出しました。

被災者受け入れの準備・調整に入っているとのこと。これまでの噴火被災経験を活かし心からのおもてなしをすすめて頂きたいです。共感する事柄は、積極的に行動し参加します。

「チーム3.11」のご紹介
先月中旬、東日本大震災によって被災された方々への募金援助を目的とした室蘭市・登別市・伊達市・洞爺湖町の3市1町在住の有志で団体を立ち上げました。活動は12月末日までを予定してます。興味のある方は、次のブログにアクセスして下さいね。
今、私たちにできることをするボランティア団体です。{%右矢印webry%} チーム3.11


日々感じたこと・洞爺湖町の想いをお伝えします。 しもみち英明

アクセス総数:66,502

2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。

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大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。

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