心の伊達市民 第一号

小さな話(44)

【460円+164円】
暑くなると食欲がなくなり、昼は汐留で「冷たいうどん」を食べることが多い。
「おろしぶっかけ」は460円(税込み)である。それを食べ終ると、隣の「YATSUDOKI]へ行って、ソフトクリーム(382円)を食べる。しかし特に暑い日は「チョコバッキー」を2本食べる。1本が82円なので、2本で164円になる。

食事とデザートの両方で、644円である。これで体も冷えて来て、腹も満足になるのだから私は安上がりな男だ。この店の2階がカフェになっているので、そこで本を読んだりする。そして1時間ほどで店を出て、向かいのバス停から東京BRTに乗って家に帰るのである。


  「チョコバッキー」(82円・税込み)



【映画「入国審査」】
最近はあまり面白そうな映画が無いので、7月は3本だけだった。その内の1本はエルメスの無料映画だった。ラジオで聞いたが、スペイン映画の「入国審査」が面白そうなので、8月1日の初日に見に行った。

粗筋は『スペインのバルセロナからニューヨークに降り立ったディエゴ(男性)とエレナ(女性)。エレナがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選し、事実婚のディエゴと共に、新天地での幸せな生活を夢見てやって来た。しかし入国審査でパスポートを確認した職員は2人を別室に連れて行き、密室で拒否権なしの尋問が始まる。・・・』

『予想外の質問を次々と浴びせられて戸惑う彼らだったが、エレナはある質問をきっかけにデイェゴに疑念を抱き始める』。ほとんどの場面が取調室内だけであるが、段々とディエゴの過去が暴かれて行く。とても面白い


「入国審査」★★★



【セアカコケグモ】
マンションの3階に掲示板があるので帰り際にチラッと見るが、今回は「ギクッ!」として熱心に見てしまった。赤字で「セアカゴケグモにご注意」と書いてあったからだ。

このクモに噛まれると、「局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などがあります」とある。

また「生息地はオーストラリアで、日本には港湾地域又はそ れに隣接する地域で多く発見されており、コンテナ等に付着して侵入してきた可能性が あります」とあった。
ここは豊海水産ふ頭が近く、頻繁に外国のコンテナーを積んだ大型トレーラーが行き来しているので、コンテナーに入り込んで日本に来たのだろう。


 マンション掲示板の「注意事項」



【ハチミツ】
私は毎朝の食事には「ハチミツ」をトーストに塗って食べている。
ある時、ネット広告で「3本買うと1本おまけ」を見て、「普通より安いのに大丈夫かな?」と心配しながら注文した。届いたハチミツは国産品で特に問題が無かったので、その後も「3本買って」、「1本おまけ」をもらっている。

ハチミツが届いた時に、晴海図書館で「ハチミツの歴史」という本が目に留まったので借りて来た。大昔はハチミツは「天から与えられた」と信じられていて、蜂が作り出していると知るのはかなり後のようだ。

ハチミツの素は働きバチ(雄)が花から集めて来る。その寿命は6週間であり、その間に集めて来るハチミツの素はわずか小さなスプーンに10分の1程度の量である。
それを知って、私はあまり気楽にハチミツを食べられなくなった。 


「ハチミツの歴史」★★



(おまけの話)【鯨を食べる】
我が家の近くの「豊海おさかなミュージアム」からメールが届いた。
タイトルは「クジラを食べてみたい!ホントに大きいの? 鯨料理教室@豊洲市場」という企画の参加募集だった。どうやら子供相手のイベントのようだし、夏休みなので当選は無理と考えていた。

でも私は『大学生の時に学食で、「文化丼」というクジラ肉のかつ丼をよく食べていた』と書いて応募した。外れるのを覚悟していたが、学生時代の思い出話が功を奏したのか、なんと2倍の応募に当選してしまった。
そこで8月7日に、豊洲市場まで出掛けて行った。



東京BRTで新橋へ出て、そこでいつもの「うどん屋」に行った。 
時間調整をして、また東京BRTで豊洲市場へ行った。
まだかなり時間が早いので、セリは終っているが、「マグロのセリ場」を覗いてみた。

もうマグロは姿も無く、空の発泡スチロールの箱が見えるだけだった。 
見学コースのガラス窓のところにQRコードが貼ってあり、それを読み取ると「マグロのセリの様子」が見られる。上の画像はそこから読み取った「youtube」の画像である。 
 
集合時間になったので1階の調理室に行ったら、我々の為にテーブルの上に鯨の髭と骨が飾ってあった。


 各種のクジラの髭と骨



参加者は全員で24名のようで、1人で参加は私だった。
その他に1組の夫婦がいて、あとは小学校低学年の子供を連れた母親だった。
12時30分になり主催者の挨拶に続き、現役の捕鯨船の乗組員の男が「捕鯨」に付いて30分ほど話をした。

そして待望の「クジラ料理」の試食である。
最初に各テーブルに配られたのは、薄切りの生のクジラの「赤身」と「脂身」と、1枚に両方が入った「うすね」であった。
次に酢飯、そして手毬寿司を各自で作るためにスプーンとラップが配られた。


クジラの肉と「手毬寿司」



自分で作った手毬寿司は用意された肉が薄過ぎて、味がよく分からない。
更にキッチンぺーパーの上に置かれた赤身から赤いドリップ沁み出ていて、気持ち悪かった。私は生魚が苦手なのだから、小さ目の手毬寿司を3種類作って食べたが好きではなかった。

次に「クジラの炊込みご飯」が出て来たが、クジラの皮の量が少な過ぎて味は分からなかった。その次に「クジラ汁」だったが、これも「トン汁」に豚の代わりにクジラの皮の部分が少し入っているだけだった。

意外だったのはクジラの皮で、黒い表皮は思っていたより薄かった。
写真の「炊込みご飯」のクジラの皮は、私がご飯の中から選び出したものである。


「クジラの炊込みご飯」(左と「クジラ汁」(右)



最後の料理は「クジラのさらし尾羽」で、これはクジラの尾の部分だけを細かく切って熱湯でさらしたものである。コリコリした食感で、特に味は無い。
醤油を付けて食べてみたが、特に食べたい料理ではなかった。

ひと通りのイベントが終り、「捕鯨に生きる」という写真集が配られた。
これは素晴らしい本だった。
しかし1時間半のイベントだったが、外は猛暑なのに部屋が寒くて我慢の限界だった。
生ものを扱う市場なので、関係者は寒いとは全く思っていないようだった。

「文化丼」を思い出すために参加したのだが、全く関係ないイベントで少しガッカリした。でも子供相手のイベントなので、ただ静かに時間が過ぎるのを待ったのである。


 「クジラのさらし尾羽」

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,512,228回

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