
明るく元気な町づくり 洞爺湖町
リレーフォーライフ室蘭
10年目を迎えるリレーフォーライフ室蘭の開催説明会。
稲川昭実行委員会会長
こんにちは。しもみち英明です。
今年で10回目を迎えるリレーフォーライフ室蘭の開催説明会を実施。
RFL(リレーフォーライフ)とは、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん制圧を目指します。1年を通じて取り組むチャリティ活動です。
テレビ局も密着取材をしており、今年のリレーフォーライフは節目の記念開催。
このチャリティ活動は寄付金を募りながら、活動の締めくくりとして2日間のイベントを開催します。
会場ではチームの仲間とタスキをつなぎ、夜通し歩きます。
今年は8月26日(土)27日(日)開催です。
2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。
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特別な日を演出するlovelyアイテム “ アイシングクッキー “と手料理のおうちカフェ「Cookies Toya!! Cafe (越後屋)」
溢れんばかりの笑顔で元気に迎えてくださったのは、店主の 越後あゆみさんでした。 きっと、あゆみさんの笑顔にかかったら、どんなに落ち込んでいる人でもつられて笑顔になるに違いない!そう思うほど素敵です♡ あゆみさんがアイシングクッキーに出会ったのは6年前のことでした。 ↑クッキーはさっくさく。アイシングはカリッカリで美味しい! 越後屋さんにお嫁に来てからというもの、どんなこともガムシャラに働いてきたあゆみさんが、「越後屋として私にしか出来ない何かを身に付けたい! 自分の存在意義を高めたい!」そんな想いを強く感じていた頃に出会ったのがアイシングクッキーでした。 その時に「これだ!」と直感。 直ぐに独立を目指して学び始め、イギリス発祥の技術を持つjsa日本サロネーゼ協会 アイシングクッキー認定講師の資格を取得しました。 卒業と同時に菓子製造業の許可を取得。 ついに、若い頃からの夢でもあった「カフェをやりたい!」と融合させた店の誕生です。 始めた頃は、越後屋さんの空き事務所でひっそりと営業されていたそうですが、2021年7月21日に晴れて今のお店をリニューアルオープンさせました。 ↑このドアを開けたら「かわいい~~!!」と思わず言ってしまいますよ♪ ↑テラス席もあります。 ↑2F席も ↑2F席から~ 五人のお子様を育てながら仕事と家事と勉強を4立させて来たあゆみさん。 行動力は人一倍。 思い込んだら一直線。 でもなんと驚いたことに「本当はお菓子作り苦手だったんです。ズボラだから計量とかが苦手で。」とケラケラと笑って話してくれました。 けれども、実はイラストなど絵を描くことはお好きでした。 あゆみさんは、持ち前のど根性で好きな絵を描くためのお菓子作りを猛勉強しました。 そして、今ではすっかりお菓子作りそのものが大好きになりました。 ↑1種類の商品を作るのになんと5~6時間要するそうです。 「お客様が「美味しい!」とおっしゃった時の素敵な笑顔を見るのが本当に嬉しいのです ^^」 そんな風に話すあゆみさんのお人柄と、アイシングクッキー&カフェメニューに魅せられたお客様たちが、OPENからわずか1ヶ月で早くもリピーターになってくださっているのだそうです。 なんて素晴らしい!! ↑カフェメニューもお食事からお飲み物、スイーツまで色々。 パフェに入っているのは、下から順にクラッシュドクッキー・生クリーム・プルプルティーゼリー・レモンのシロップ漬け・紅茶のシフォンケーキ・どかんとソフトクリーム。 ボリューム満点、とってもおいしかったです。 「スイーツもお食事も手作りをモットーに、お子様にも安心して食べさせられる原料を使ってご提供しています。」 5人のお子様のお母様のお話しは、やはり説得力があります。 誰にでもどんな店なのかが分かるような名前にしたかったという「Cookies Toya!! Cafe」という店名は、まるで明るくハッキリとしたあゆみさんのお人柄を表しているようです。 ↑越後屋さん側からも入れます。 表玄関は山側、ホテルゆとりろさん側になります。 力強くこんなお話しもしてくださいました。 「アイシングクッキーをもっとたくさんの方に知って欲しいです。例えば、お誕生日・お土産・自分へのご褒美など特別な日のものとして、また、いただいた方の嬉しそうな笑顔を見て、あげた人の方が嬉しくなってしまう様なものとして、もっと広めたいと思っています。将来はこの店でアイシングクッキー教室も行いたいですし、生徒さんには自分のためだけの時間作りとして楽しんで欲しいと思っています。 アイシングクッキー作りを通して、私がそうだったように、きっと皆さんも幅広く楽しい人たちと知り合える場になると思います。」 もう全身にアイシングクッキーが好き!ということが溢れかえっているあゆみさんでした。 今後のコロナの状況にもよりますが、少ない人数を対象にハロウィンクッキー教室を開催する予定だとか。 faecebook要チェックです☆ https://www.facebook.com/CookiesToya/ 洞爺湖温泉街、ますます楽しくなってきました。 店舗情報 Cookies Toya!! Cafe 住所 洞爺湖温泉 洞爺湖越後屋2F 電話 0142-75-2158 営業 水・木・金・土 11:00~15:00 アイシングクッキーレッスンは予約制 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材:2021年8月)
Rietty
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雑貨屋intime time的生き方「そこに “大好き!” はあるかい?」
伊達市周辺ではきっと知らない方はいない位の有名雑貨店ですが、あえて取材に訪れました。 人口34000人程度の小さな町で、これだけの規模で、この量の商品を扱い、16年間続けてこられる秘密を知りたい。 そんな想いから訪ねたのでした。 ↑玄関扉の前には可愛いビー玉が埋め込まれています。 お話を伺ったのは、紋別市ご出身でオーナーの鹿野内浩子さん。 実は浩子さんとは今はなきオホーツクサイクリングを通じた、20年以上前からの知り合いでした。 その時の浩子さんは沿道での応援担当。 休憩地点に先回りしては仲間をサポートしてくださっていました。 そして、サイクリングで214kmを走っていたのは旦那様と当時小学生だった息子さんでした。 一家揃って頑張り屋さんの温かいご家族だった印象があります。 当時、ユニクロ室蘭店で補正担当スタッフだった浩子さんが一念発起し、16年前に始めたのが「intime time アンティムティム」でした。 ↑細かいところまで行き届いています。灯りの色も優しい。 浩子さんは竹を割った様な性格の方。 真っ直ぐ。 正直。 その代名詞の様な方です。 そして。 「究極な我儘」だとご本人は高らかに笑います。 嫌なものは嫌。 好きなものは好き。 中途半端は大嫌い。 やると決めたら徹底的にやる!! 絶対に力は抜かない!! 好きなことへの情熱なら誰にも負ける気がしない!! どちらかというと筆者もそのタイプですが、ここまでの気迫はなく… ^^; もう素敵すぎて本当に脱帽でした。 ↑残り少ないですが、クリスマスカラーの用品も☆ プレゼント好適品もたくさん揃います。 でもだからこそずっと人気店でいられる。 16年間その座を守ってこられた秘密は、浩子さんの底抜けの明るさと、開けっぴろげさと、負けるもんか!な ”ど根性” と、絶対的なプロ意識なのだとわかりました。 そしてもう一つわかったこと。 ご家族の協力でした。 一緒にサイクリングで走っていた頃から、旦那様がとても優しい理解のある方だとは気づいていましたが、常に浩子さんの背中を押し、支えていてくれたからこそというお話も伺いました。 本当に素敵なご家族。 きっとそんなご家族との関係があったからこそ、お店にいらしたお客様を大きく優しく楽しく包み込む空間にしているのでしょうね。 お店の商品選びについてお尋ねしました。 「商品は全てカタログで選びます。でも写真と簡単な説明しか書かれていません。それだけの情報で私が “ これ大好き!! “と思ったものだけを仕入れますが、入荷したら必ず全て使ったり試食したりします。そこでイメージと違ったものは絶対に店には置きません。お客様にご質問をいただいたらきちんとお答えできる自信があるものだけを陳列します。時折、営業の方に売れ筋や流行り物を勧められますが、私、それには乗らないタチなんです(笑)」 ここでも、浩子さんのハッキリとした性格が現れました。 何事も「それが大好きかどうか?」が浩子さんのベースになっているのです。 だから、お話をしていて本当に気持ちが良い☆ 次に「intime time アンティムティム」のお名前の由来を伺ってみました。 「同じ言葉を繰り返す名前にしたかったのです。 また、intime(アンティム) とはフランス語で “ 親しむ ”という意味です。そこでtimeをもう一つつけてアンティムティムとしました。この名前には、ここで雑貨を親しむ時間(time)を持っていただきたい♡ という想いが込められています。」 なるほど〜! とっても素敵な由来があったのですね。 ↑これ、筆者的にツボでした♡ そして次にコンセプトをお尋ねすると〜。 「ワクワク気分が盛り上がる雑貨店」です! 即答でした。 納得〜! まさに浩子さん込みのintime timeそのものです♡ とってもカラフルな店内なのに煩さを微塵も感じさせない。 浩子さんのセンスの良さに、本当にワクワクが止まらなくなります。 伊達市竹原町にある雑貨店 intime timeさん。 キッパリと書きます。 最大の魅力はまちがいなくオーナー鹿野内浩子さんです☆ まずは雑貨を。 そして浩子さんとの会話を楽しみにぜひ訪れてくださいね。 ―intime time(アンティムティム)情報― 〒052-0011 北海道伊達市竹原町77-35 電話 080-5595-2828 Open 水曜日〜日曜日 10:00~19:00 Close 月曜日・火曜日 Blog http://blog.livedoor.jp/intime_time/ (商品情報満載) ※記事の情報は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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The 洋菓子界のサムライ 川村拓也 “ Sweets Nature “のオーナーシェフに出会った。
今回は、2021年10月に新規オープンした洋菓子店“ Sweets Nature “のオーナーシェフ川村拓也さんを訪ねました。 「お菓子作りに絶対に妥協はしません!」 可愛らしい洋菓子がずらりと並ぶショーケース。 ため息が出るほど繊細で可愛らしく美しいデザインに、誰もが一目で幸せに浸れるほどのインパクトがあります。 そして、綺麗に並べられたケーキの前に立つオーナーシェフ川村拓也さんは力強く言いました。 「お菓子作りに絶対に妥協はしません!」 拓也さんは神奈川県川崎市ご出身の33歳。 1歳の娘さんを持つパパでもあります。 建具職人の家に生まれ育ったことは、しっかりと少年の心と頭に刷り込まれていたようです。 中学生の頃になると、「将来もの作りをする人になる!」と決めていたといいます。 そして、当時放送されていた「アンティーク」というパティシエのテレビドラマが、拓也さんの将来の職業を決定づけました。 「自分は絶対にパティシエになる!」 そう決めてからは、脇目もふらずその道に一直線でした。 拓也さんのパティシエ修行の始まりです。 高校卒業後は「国際フード製菓・製パン専門学校」へ進学。 1年目は和菓子とパンも学びました。 卒業後は、東京の有名洋菓子店「ラテール」に就職し5年間勤めました。 ラテール退職後は、恩師の紹介でウィンザーホテル洞爺に出店していた「ミシェルブラン」にて8年間パティシエ修行。 その後退職され、起業準備を始められました。 「何故、起業の地に伊達を選ばれたのですか?」 「実は伊達は妻の出身地でもあります。ここは気候も温暖ですし、周辺地域ではフルーツ各種の生産農家さんも多くいらっしゃるからです。」 なるほど。 フルーツは洋菓子には欠かせない素材です。 「フルーツ以外の素材選びはいかがですか? 何か拘りはありますか?」 「メイン素材としての小麦については、北海道産があまり洋菓子には向かないので使っていないのですが、乳製品・卵・砂糖・塩は北海道産です。なかでも砂糖は北海道糖業(伊達市)のものですし塩はカムイミンタルの塩(洞爺湖町)です。できるだけ近隣の、もしくは北海道のものを使うと言うのが素材へのこだわりです。」 材料の出処がわかるということは、消費者としてとても安心します。 「ところで、中学生の時にパティシエになると決められてから、一直線にこの道を歩んで来られたわけですよね? 特に影響を受けた方はいらっしゃいますか? またそれはその方のどういうところですか?」 「二人います。一人は横浜の洋菓子店 “ グリューネベルグ “の浜田さん。もう一人はミシェルブラスさんです。どちらの方もケーキ一筋で引き出しが非常に豊富でしたし、私の知らない世界を見せてくださいました。そんなお二人のフランス菓子に取り組む姿勢全てに影響を受けていると思います。」 拓也さんとお話をしていると良くわかるのですが、とにかく洋菓子への想いがものすごく深いのです。 ストイックにとことん追求しようとされている姿勢が、尊敬するお二人に学んだというお話からも感じ取れました。 もの作りの魅力は、形のないゼロから作り出して自己表現することにあり、洋菓子作りは自分にとっての最大の表現方法だとも話してくださいました。 「お菓子のイメージ作りに参考にするものは何かありますか?」 「料理やジュースなどを見て、使われている素材そのものや組み合わせなどを参考にしたりしています。デザイン的にはフランス人のパティシエのインスタなどを参考にすることもあります。 レシピは仕事の最中に突然沸いてきます。」 常に勉強熱心な拓也さんです。 現在、1週間に3~4日の休業日を設定していますが、店の休業日は全て仕込みに使われているそうです。 開業以来全く休んでいらっしゃらないとのこと。 ただし、ショーケースに並ぶ生菓子は全て当日の朝作られたものです。 当日以外に作られるのは焼き菓子のみとなっています。 このことは、“ Sweets Nature “のコンセプトにも通じていました。 それは〜 『フレッシュなものをフレッシュなうちに召し上がっていただくこと』 絶対的に新鮮であることにこだわっていらっしゃいます。 そのために命を賭けていると言っていいほどだとおっしゃいます。 「だから、生ケーキはその日に売り切ります!」と断言されていました。 生ケーキは、夕方行くとショーケースがガラガラのこともあります。 新鮮さを追い求めると同時に、食品に携わる者の責任としてフードロスを出さないこともポリシーとされているため追加製造はしていないそうです。 店舗デザインについては、シンプルであることにこだわりました。 シンプルであれば季節感の演出もしやすくなります。 ロゴもまたシンプル。 自然派をイメージした清潔感あふれるものになっています。 そして、店舗デザインで最もこだわったところは作業場が見える大きな窓でした。 「双方に顔が見えると、お互いに安心しますよね。ここに窓をつけました。」 「でもちょっと大きすぎました。」と照れ笑いをした拓也さんへ、最後の質問をしてみました。 「ご自分を一言で言うとどんな人間だと思いますか?」 しばらく考えて答えてくれた言葉に、筆者は大きく頷いて「その通りですね!」と間髪入れず言ってしまいました。 「難しいなあ…。ひとことで自分を表現すると…、“ まっすぐ “ かな…?」 職人気質で一直線な“ Sweets Nature “のオーナーシェフ川村拓也さん。 まさに洋菓子界のサムライのような人でした。 Sweets Nature情報 オーナーシェフ 川村 拓也 住所 〒052-0027 伊達市大町3-2 電話 0142-88-6093 営業日・休業日はInstagramをご参照ください。 https://instagram.com/sweets_nature_kawamura?igshid=YmMyMTA2M2Y= ケーキの種類 :ショーケースには定番・季節ごと合わせて常時12種ほどのケーキがあります。マカロンは5種類。パンはクロワッサンとパンオショコラの2種類があります。また、焼き菓子はクッキーからバターケーキなど多数。季節のイベントに合わせて特別な商品も並びます。
Rietty
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チャンスは逃さない! 進化しつづける人 〜『グルテンフリー米粉のお菓子と雑貨のお店 ま〜の』代表 沖本洋子さん
今回はもしかしたら知らない方はいないくらいの有名人。 『ま〜の』代表 沖本洋子さんにお話を伺いました。 まずは『ま〜の』の歴史から …とその前に、『ま〜の』の由来から〜 ま〜の はイタリア語・スペイン語で「指」という意味。 そこから解釈して、「指先からひろがる世界のイメージ」で名付けました。 なんと、弟さんが洋子さんへのプレゼントとして、プロの方にお願いして誕生したお名前でした。 〜2009年12月創業時 “いつきても誰がきても楽しめる街の小さな雑貨屋“『ま〜の』〜 2009年12月創業時は雑貨屋さんでした。 雑貨は今も少し取り扱いされていますが、当時は受託販売も行っていました。 ですので、今よりずっと商品が多い店を切り盛りされていたのです。 とっても賑やかな店内。 多くの作家さんの作品を受託販売されていました。 店内をキラキラに飾るサンキャッチャーは洋子さんご自身の作品です。 こちらのサンキャッチャーのほか、ご自身も各種アクセサリーなどを制作する作家『ゆりりん』として活動され、近隣の各種イベントなどにも出没するタフぶりを発揮されていました。 『ゆりりん』作品の制作時間も確保しながら店舗の切り盛り。 そして二人の子育て。 その忙しさといったら、側で見ていても目を見張るほどでした。 常にアンテナがフル受信状態の『ゆりりん』さんは、誰よりも早くスイーツデコに取り組んでいました。 筆者が出会ったのはちょうどその頃のこと。 この人、夜も寝ていないのではないだろうか?と良く心配をしていました。 洋子さんの、あのパワフルさの原動力の全ては、どうやらお子様たちにあったようです。 どんなに忙しくても、親ってそういう姿を我が子に見せたいのですよね。 わかる。 わかる…。 筆者も遠い目…。 そして洋子さんには「必ず到達する!」と、確信に満ちた将来への展望がありました。 それは。 最も得意分野の『食』をテーマにした店にしたい! ということ。 どれだけ得意種目があるのだろう!!?と驚きますが、実はママになる前は調理師として活躍されていたのでした。 「本当は初めから『食』に取り組みたいという気持ちがありました。でも子育ても手を抜かずにしたかったので、スタート時はこのスタイルを選んだのです。」 そう話す洋子さんでしたが、スタート時のスタイルでも十分大変だったことは容易に想像できます。 「私、とことんやりたがり屋なんです 笑」 はい。 確かにそのとおりです!! 「とにかくなんでも手づくりは大好きです。子どもの頃からビーズやフェルト手芸は良くしていました。大人になって調理師として働いていた店で今のベースとなるような勉強をさせていただきました。そこは無添加の食材を使い、全て手作りで提供するレストランでした。また一方で、拘った本物の食材を使ったお菓子作りを8年間習っていました。また、室蘭の雑貨屋で5年間働いていました。思えば、子どもの頃からの『手づくり好き』がどんどん形を変えていき、今の形へのベースを作っているように感じます。」 〜2018年4月 “グルテンフリー米粉のお菓子と雑貨のお店 『ま〜の』”〜 店舗のスタイルを一新しました。 それが今の形態、グルテンフリー米粉のお菓子と雑貨の店へのリニューアルです。 そしてここにも物語が隠れていました。 「2016年、突如、いままで見たことないような水泡状の湿疹が腕に現れました。皮膚科に通い、薬を処方されましたが原因も分からず…。子育ても続いていたので、自分でなんとか治さないと!と、ファスティングも試してみました。同時に原因を突き止めようと、めちゃくちゃ調べました。『とことんやる』はこんな時も発揮しますから笑 その途中で、これだ!と行き着いたのがグルテンアレルギーという症状でした。さっそく小麦を抜く生活を始めてみました。すると、みるみる効果が現れ始めたんです。あんなに悩まされた症状がなんと3週間で治ってしまいました。 思えば当時、趣味でパン作りブームが起きていた頃でした。だから小麦断ちにはとても苦労しました。小麦が入っているものは調味料から全て台所から排除しました。でも当時この辺りにはそういう食品は売っていませんでしたので探すのにも時間がかかりました。」 原因を自分で突き止め、その原因を排除することで体内環境を変え、体質改善してしまう。 ここには短大の時に取得した栄養士としての化学的知見が生きていたのでしょう。 こうしてグルテンアレルギーを克服した洋子さん。 「きっと同じ症状で苦しんでいる人は多いはず。グルテンアレルギーのお客様が安心して楽しめる。アレルギーではないけれど、ここのお菓子は安心て食べられるし美味しい。そんなふうに思ってもらえるような店を作りたいと思いましたし、いよいよ『食をテーマにした店』にリニューアルする時だ!と思いました。」 そう思った時がチャンス。 チャンスは逃さない洋子さんです。 ちょうどお子様たちも手を離れ。 自分の体でもすでに治験済み ^^; 雑貨も思い切り減らし、受託販売もやめました。 「コンタミネーションで、材料にも拘りました。製品はもちろん小麦粉を使わず、全て米粉を使っています。また、砂糖はきび糖、乳・卵・ナッツ不使用製品もあります。ありがたいことに、今では道内各地、遠方からも買いに来てくださる方もいらっしゃいます。『自分の子どもに食べさせたいもの』、でも『あれだめこれだめ』と言ったり、極端に偏ったりすると長続きしないことも、グルテンアレルギーを持つ栄養士・調理師の立場からも提案したいです。近隣の方から遠方の方まで、訪れてくださるお客様のおかげで求められている実感を得て、今年秋頃を目標にネット販売も始めることにしました。」 品数も多いです。 やはり常に前進! 実体験がものがたり、専門家としてのスキルもあるので説得力あります。 さすが、とことんやる派☆ こうして『ま〜の』さんは創業14年目にして “グルテンフリー米粉のお菓子と雑貨のお店 『ま〜の』” としてリニューアルされました。 さて、これで満足しないのが洋子さん。 「実はね、これもやろうと思うんです^^」 嬉しそうに見せてくれたそれは、いかにも洋子さんらしいものでした。 「でもね。これはまだ書かないでね。」 どうやらしばらくは趣味として大事に育てたい様です。 ずっと走り続けてきた洋子さん。 子育ても一段落し、ようやくご自分の時間が持てるようになったということでしょうか。 とことんやりたがり屋の洋子さんが、その趣味をどこまで持っていくのか、こっそり注目したいと思います。 ―ま〜の情報― 室蘭市中島町 電話:0143-50-6433 Instagram
Rietty
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“ 通過点としての居場所 ” 荒川量子が考える 『るる』 の役割
この日は、洞爺湖湖畔でお話を聞かせていただきました。 留寿都村で活動されている方なのに申し訳ないとおもいつつ…。 でも、実は彼女にはぴったりのロケーションだったと思った取材となりました。 地域おこし協力隊で留寿都村に 荒川量子(かずこ)さんは札幌ご出身。 高校卒業後、進学等で札幌を出てからは千葉県に長らく住んでいらっしゃいました。 その後、お子様お二人とともに留寿都村の地域おこし協力隊として2020年に北海道に戻って来られました。 いえ。 「北海道に戻って来た」という表現は、もしかしたら適切ではないかもしれない…というのが、今回のストーリー展開となります。 「そろそろ、都会を離れたい。」 東北の大震災以降、都会に住みにくさを感じはじめ、生活を見直したいと考え始めていた量子さん。 「自然に恵まれた環境で豊かに生活をしたい。」 そう思っていた時に目に飛び込んできた募集が、“留寿都村の教育委員会(社会教育)所属の地域おこし協力隊でした。 そもそも量子さんは教育分野にとても興味がありました。 それというのも、千葉県での活動が背景にあるからです。 つまり、採用された後の活動イメージを量子さんは既にお持ちでした。 「千葉県在住時は、小学校特別支援学級のサポートや、『自主保育』活動をしていました。プレーパーク活動をしていた方とも接点があり、野外活動にも興味があったので自然体験指導者とのつながりもありました。」 と、そんなバックボーンを持つ量子さんは続けてこんな話しをしてくださいました。 「子どもに対しても、大人に対しても、「こうであらねばならぬ」という考えを押し付けるのは違うと思っています。こう言われたからとそうするではなく、「自分はどう思うのか?」「自分はどうしたいのか?」を考えて、どちらに転んでも全て自分の責任だと自覚をもって行動できるように、相互に自立をしたいと思っています。そして、大人も子どもも縦ではなく、横で、1対1の人間同士の関係つくりを理想としています。ゆくゆくは、お互いが地域や北海道(あるいはもっと広く)に還元できるようになっていけたら嬉しいです。」 ここで、耳慣れない二つの用語について簡単に説明しますね。 自主保育とは〜 就学前の子どもたちを、特に自然の中で遊ばせたいと考える保護者主導の保育の取り組み。 地域の公園はもちろん森・海・河川敷など自然の中を中心に、時には屋内において活動をする。生まれてから小学校就学までの子どもたちの生活や成長の場を、保護者たちの手で地域の中に作り、保育士や教諭に全面的に頼るのではなく、保護者たちが協力し合いながら、家族以外の子どもたちも我が子と一緒に見守りつつ、ひとりひとりの個性を尊重し生きる力を育んでいくことを目的とする。また時に、地域の人の協力も得ながら子どもも大人も育っていく。そのような活動のこと。 プレーパークとは〜 「冒険遊び場」とも呼ばれ、土・水・火・木など様々な要素がある空間のこと。「自分の責任で自由に遊ぶ」ということをモットーに、子どもたちの好奇心や欲求を大切にし、やりたいことをできる限り実現できるように、ある程度大人が見守る体制が整った中で子どもの自由度と責任感を大切にする場。 量子さんは、過去の活動経験から得たアイディアを豊富にお持ちで、バイタリティーもあり、決断力と行動力もあるので、人口1900人足らずの村ではとても頼りにされています。 もちろん、その期待に添う様に、数々の活動をこなされています。 地域おこし協力隊としてのお仕事は、たとえば〜 マリーゴールド染めワークショップ:国道230号線沿の花壇に植えられ、花が終われば捨てられてしまう花を有効に利用したものです。とても美しい黄色に染まります。 制服おさがりプロジェクト 0円マーケット クリスマス飾り作りワークショップ 高齢者向けスマホ講座 みんなでつつみこむあたたか村作りプロジェクト その他、イベントというイベントの企画運営などのほか、当然事務仕事も そして実はもう一つ、量子さんの裏(?)のお顔としてアートセラピー講師としてのご活躍もあります。 ↓↓興味がある方はこちら〜 https://arakawa-kazuko.com/art-therapy/ このように超ご多忙な量子さんですが、いま、最も力を入れているのは古民家コミュニティー『るる』での活動です。 古民家コミュニティー『るる』とは 「では、まずはじめに『るる』のお名前の由来を教えていただけますか?」 「『るる』の 『る』 は、一つには留寿都の『る』です。ほかに、『あつまる』『つながる』『ひろがる』の『る』。そして『縷々(るる)』。この言葉には「長くつづく」という意味があります。地域の居場所が長くつづきますように‥の願いが込められています。」 なるほど。 可愛らしい響きのなかに、そんな素敵な意味があったのですね。 さて、現在 『るる』 となっている建物は10年以上誰も住んでいませんでした。 でも、立地はとても良い。 留寿都小学校の裏にあり、敷地も広く、村の中心部。 誰もが訪れやすい場所でした。 ところが老朽化が激しく、誰も見向きもしない建物。 周りの人たちは、直すのは無理だと言いました。 でも、量子さんは諦めませんでした。 関係各所で諸々を調べ、ついに2021年6月に広い庭込みで建物を借りることができました。 クラウドファウンディングで応援金を 借りるところまで漕ぎ着けたはよいけれど、そこからが大変でした。 トイレは使えず、壁は危険な状態…。 それに修理費用もない…。 ということで、クラウドファウンディングで資金を集めることにしました。 しかも、中間サイトを用いず、返礼品もなしで、SNSを使い応援を呼びかけたのです。 すると、驚くことに70~80名の協力者が現れ、あっという間に目標額の倍額を集めることができました。 実はその応援者のほとんどが道外の方で、千葉県での各種活動やSNS繋がりとその繋がりの仲間たちだったそうです。 個人的に直接お願いしたわけではなく、皆様が自主的に応援金を振り込んでくださったのだそうです。 素晴らしいことです。 それは、量子さんの千葉県時代の活動が認められていて、今後も期待されているという紛れもない証です。 見返りを求めることなく、応援してくださった方々も素敵です。 「全員への返礼品はありませんでしたが、留寿都高校の生徒さんが作った野菜が手に入ったので、抽選で何名かに送らせていただきました。寄付していただいたお金は、トイレと壁の修理費に使わせていただき、残りは運営費として使わせていただきます。本当にありがたいことです。」 「るる」のミッション ところで、量子さんの『るる』への想いや考え方はこうでした。 「『るる』のミッションは、“穏やかな繋がりの中で一人ひとりが輝き、お互いを認め、支えあう社会の実現に貢献します”と謳いました。 そのために『るる』にできることとして具体的に掲げた4つのことがあります。 1. 季節のイベント開催 2. 本を読んだり・おしゃべりをしたり思い思いにすごしてもらい、子育ての合間にホッとできる癒しの時間を作る。 3. 赤ちゃんからお年寄りまで多世代交流ができる。 4. やってみたい心を応援し、体験活動をサポートすることで、学び×遊びの場とする。 これら4つを通して、誰でもふらっと気軽に立ち寄ることができる地域の憩いの場=居場所にしたいと考えています。 ひいては『るる』という場だけでなく、ここでの活動や出会いを “きっかけ” に、こうあらねば!ではなく 『みんな違って当たり前』が普通になり、お互いが認め合える世界になれるよう、一人一人が自立して暮らしていけたら幸せだなあと思っています。」 これまでの『るる』の活動は〜 ・ 親子で草木染め ・ ミモザリースづくり ・ かまくらづくり ・ 焚き火 ・ 焚き火でバームクーヘン ・ 外遊び ・ 水引きワークショップ ・ マーブリング etc.バリエーション・アイディア豊富です。 いま、どの分野でも “ 多様性を認め合おう “と言われていますが、スローガンのようにただ叫ぶだけで到達できるほど容易くない世界です。 けれども、『るる』のような ありのままでいられる “ 場 “ があることで、そこで過ごした人たちのマインドが波及していくことを願う量子さんです。 あらためて、さまざまな活動の拠点としての『るる』の役割とは〜 ・ 多世代交流の場作り ・ 誰でもウェルカムの居場所作り ・ 地域づくりの場 ・ 体験活動の提供 ・ 野外活動のサポート ・ 出張ワークショップの受け入れ 千葉時代の経験の積み重ねがあり、ノウハウも多くお持ちだからこそ、『るる』の役割を自覚し、即実践に結びつけることができるのでしょうね。 「さて、色々お話を伺ってきましたが、10年先のご自身がこうありたいというイメージお持ちですか?」 ここまで流れる様にお話をされていた量子さんでしたが、少し間を置いてきっぱりとこうおっしゃいました。 「わたし、旅人になりたいんです。」 ああ…。 そうか…。 筆者には、その不思議な答えが、何故か、すんなり腑に落ちました。 量子さんは風を運ぶ人だったのです。 「わたし、旅人になりたいんです。」 「『るる』の活動も、留寿都村での荒川量子も、ここで出会う人にとっての通過点であってほしいと願っているのです。生意気な話に聞こえてしまうかもしれませんが…。依存関係ではなく、互いが自立し、認め合う、支え合うという共生社会を目指したいです。ですので、その想いは留寿都村にとどまることなく、色々な土地で広げていきたいと考えています。出会った人(子どもも大人も)にそっと寄り添い、見守る人でありたいです。もちろん、留寿都村の拠点としての『るる』は今後も大切にします。『るる』と荒川を通過点にして、ここで出会った人たちも「自分は自分」と精神的に自立して自由に羽ばたいてほしいと願っています。当たり前のことですが、世界には色々なモノがあり、色々なコトがあり、色々なヒトがいます。でも体感しているのはそのほんの一部。自立して自由になって、自分の責任のもとに生き方の選択をして、多様なモノ・ヒト・コトとつながって、心も体も経済的にも豊かになってほしいと心から思います。そうすれば、その豊かさは循環していくと信じているのです。ですから、私自身も自立して自由に羽ばたきたい。だから旅人になります!」 「通過点」という言葉も、「旅人」という言葉もとても共感しました。 自然体で生きる量子さんが纏う風。 10年後、どこか違う空の下で旅人の量子さんに偶然会える気がしました。 ―『るる』 代表 荒川量子 情報― 荒川量子 電話:090-7650-5347 Email:arakawa.chiiki.230@gmail.com Facebook:https://www.facebook.com/kazuko.arakawa.12 ホームページ:https://arakawa-kazuko.com/ 【お知らせ】 倶知安町にて「夢みる小学校」の上映会を開催します! たくさんの方にみていただきたいドキュメンタリー映画です。 ぜひ、お越しください。
Rietty
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