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ウィーンの優雅な演奏 「幻想交響曲」

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なかなかツッコミ所満載なベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」。

指揮者やオーケストラによって演奏が大幅に変化します。


今回はジョルジュ・プレートル指揮,ウィーン交響楽団による演奏をご紹介。

ジュルジュ・プレートル(1924-2017)は10年ほど前まではパリ音楽院管とのサン・サーンス作曲の「動物の謝肉祭」くらいしか知りませんでした。

この「動物の謝肉祭」,子供の頃からの愛聴盤(レコード)です。

私にとってプレートルは,2010年のお正月に突如出現したような感覚です。ウィーン・フィルとのニュー・イヤー・コンサートでなんとも味のある指揮姿を披露しました。2013年にも再登板しました。遅れてきた巨匠という感じです。

上の2枚のように幻想交響曲もレコーディングしています。

左はボストン交響楽団との1969年録音です。フレッシュで堅実な演奏です。

特筆すべきは右のウィーン交響楽団との1983年11月録音です。

ウィーン・コンツェルトハウスのホールトーンがうまくとらえられた録音です。


プレートルとウィーン交響楽団の関係は良好だったようで,86-91年,首席客演指揮者,後に終身名誉指揮者となっています。

このウィーン響との幻想交響曲,特に第2楽章が素晴らしいと思います。かなり表情をつけていますが,一言「ウィンナ・ワルツでお願いしま〜す」と声をかけたような,優美な演奏です。

YUTUBEにアップしてみましたのでどうぞ。


このような優美な演奏を,上の写真のような美しい会場で聴いたら私はどうなってしまうのでしょう。

居眠りしてしまうかも知れません(笑)

今日はこのへんで。

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