ホテルマンの幸せ

孤独だった頃にやってのけた大仕事

おはようございます☆



1993年 今が2025年だから…



32年前くらい前?



私が高校を卒業してホテルマンになった年です



洞爺湖の山の上にあるホテル



現在の『The Windsor HOTEL TOYA』






まさに高級リゾートホテルって感じ



和食・洋食・中華・ベーカリー&パティスリー



いろんなジャンルの料理人たちが何十人もいる中でこれぞ本物のシェフという感じの人がいた



その方の経歴


札幌第一ホテルに就職し、下働きから洋食の道へ入る。

25歳の時、単身海外に修行の旅に出る。

イギリス『ケンジントンヒルトンホテル』

カナダ『モントリオールエアポートヒルトンホテル』

ドイツ『ホッホパスイセラーホテル』で本場の洋食を学ぶ。

カナダモントリオール料理コンテストでは金賞に輝く。



洋食料理のスペシャリスト


英語もフランス語も万能



そんな本物の料理人だった人です



私が1999年に前HOTEL ROYALに入社した頃の調理場



午後から夕方まで料理人たちは中抜けしてしまい厨房は無人になっていました…



夜に宴会があるのに厨房は無人で16:00くらいに戻って来るという日常



宴会料理の仕込みはしないでいいの?!



これが最初に私がHOTEL ROYALに入社した頃の疑問



なぜそれなのに宴会料理がスムーズに出せていたのかと言うと…



料理ににかけるソースは缶をキコキコあけて鍋で温めてかけるだけ



テリーヌやスモークサーモンは真空になっているフィルムをはがしてカットして乗せるだけ



愕然としたよね



それでいいの?!



でも当時の私は役職もついてなくてヒラのウェイター



歳は25歳くらい



全員年上の料理人たちはそんな若造の言うことなんか素直に聞くワケもなく…



当時はテーブルにセットするナイフやフォークすらなく、ワイングラスもまともになかったのでした



私がナイフとフォーク、ワイングラスくらいは買ってほしい!と懇願したところで…



『伊達の客なんてそんなの誰も使わない!!』



当時の料理人から言われ続けた言葉…



で、『お前がカッコつけたことしたいなら他のホテルに行け!!』



次に言われるのがコレ



料理人だけじゃなくて当時の支配人もそんな感じ



伊達に友人も知人もいなくポツンと1人でそのホテルで働いていた頃の私に味方になってくれる人はほとんどいなく孤独との戦いでした



唯一そんな私の味方になってくれていたのは当時の社長でした



『そういう環境を変えるために磯辺に来てもらったんだ』と何度も言ってくれました



私もそう思っていたので既製品のオンパレードの料理を変えたかった思いが強かったのです




そんな当時の私が全力でやったコト



ちゃんとした料理を作ってくれる料理人をホテルに入れること。



3度ほど断られたけどしつこくその方の働いていたホテルに出向き、若者を4人連れて行って家の引越しまでやらせていただいたのです




はい




ウインザーホテル洞爺で『洋食のことなら長内ムッシュに聞け!』と中堅の料理人たちからリスペクトされていたシェフ



当時のウインザーホテルの料理長はホテルオークラ東京にいたからなのか…?



威張ってばかりでまともに会話すらできないような人でした



大キライだった



挨拶してもまともに返事すらしてくれないような料理長



僕はいつも思っていた



お前、何様なんだよって。




でも長内シェフは違ったのです



料理のことを聞いたら120%の説明で親切に教えてくれたり…



何よりもどんなに若くてもいつも丁寧に笑顔で挨拶してくれる尊敬すべき料理人



そんな人と一緒にホテルで働きたくて何度も何度もお誘いしてきてもらったのでした




大きな寸胴鍋に鶏ガラや香味野菜を煮込んだり…



スモークサーモンも自家製で燻製にして仕込んだり‥



シャーベットやアイスクリームまでシェフ自前の機械で作ってしまうのでした



なので厨房はいつもホテルの厨房って感じでいい香りが漂うのでした



昨年の破産まで一緒に働いていてのでウインザーホテルとホテルローヤル時代のかれこれ30年は一緒に働けたのでした




英語もフランス語も堪能なんだけど、コックコートを脱ぐとただのおじいちゃんみたい‥☆



誰からも好かれる優しい料理人だったのでした



昨年のホテル破産があって離れ離れになってしまいましたが昨日の生ビール祭りに奥様と一緒に来てくれたのでした



今までは働く側なので初めての『生ビール祭り』へのご来場



今月末で伊達を離れることになったのです



新天地でもお元気でいてほしいなぁ…




パシャ☆





長内シェフ



32年間 お世話になりました!!!!!



出会った頃は私が18歳で長内シェフは40代



今はもう76歳になられていて私は50歳



お互い歳もとったし、同じ苦労も重ねてきたホテルマンの大先輩でもある長内シェフ



一緒に30年以上も働けたことを誇りに思います!!!




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