「PCR検査を受けた」というタイトルだと、『遂にコロナに罹ったか?』と思う人も多いだろう。
でも残念ながら、違う。
この日は朝から小雨で、「気温は10月中旬」とニュースで伝えていた。
出掛けなければならない用事は無いので、「どうしようかな?」と迷った。
でも「年をとったら、なるべく夫婦の接触時間を少なくする」という先輩の教えに従って家を出た。



PCR検査場


家を出たは良いのだが、どこへ行けば良いのか悩んだ。
そしてバス停で思い出した。数日前になにかで見たのだが、『内閣官房が新型コロナウィルスの感染調査の為に、日本橋でPCR検査のモニター募集をやっている』という情報だった。
そこで日本橋に行ってPCR検査場を見て、その後、東京駅のKITTEで開催されているアート展を見てからランチにすることにした。



右から「説明とQRコード」、「検査登録」、「検査場」(裏側から)


PCR検査の場所は日本橋高島屋の向いの「さくら通り」を入った右側の、「日本橋プラザビル」の前の広場である。 遠くから見たら、グリーンシートで急ごしらえのテントが作られていた。
私はテントに近付き中を見ていたら、係員から「どうぞ、こちらへ」と言われてしまい、なんとなく受ける羽目になってしまった。 雨のせいかテントはガラ空きで、客待ち状態だった。



PCR検査の事前説明書


係員の説明で検査を受ける要領を知らされる。
最初にテントの中に入り、壁に貼ってあるQRコードをスマホで読み取る。
スマホ画面に表示されたURLをクリックすると、本人確認の為にメールアドレス、キーワードを入力する画面になる。それを入力すると、スマホにメールが届き、そこに確認番号がある。
簡単そうだが、ここまで行くのも私には大変なのである。



スマホに予約完了のメールが届く


テントの中は薄暗く、更にスマホ画面は小さいので、私は太い指で何度も押し間違える。
また元の画面に戻り、その画面からメールアドレス、キーワード、確認番号を入力する。
パソコンなら画面が大きいし、使い慣れているから「元の画面に戻る」なんてせずに、2つの画面を出しておける。

次の画面で個人情報を入力し、「検査日」を「本日」で申し込む。
するとスマホに検査の為のQRコードが送られて来る。これでとりあえず、申し込みが終った。
ここまでするのに、かなり係員の手助けがあった。



検査キットの使用説明書


次に係員からPCR検査のやり方の説明があり、QRコードの画面を出したまま隣のテントに持参する。
別の係員はそれを読み取り、私の認識番号の付いた検査キットを渡されるので、自分で綿棒を取り出して舌の下に3分間入れて唾液を取る。

3分経ったらそれを透明な細長い筒に入れてキャップをし、渡されている消毒用ティッシュで全体を拭ってから係員に渡して終りとなる。これが全て「無料」とは、申し訳ないような気になった。



渡された検査キット


若い人なら最初から終りまで15分くらいで出来そうだが、私は最初のスマホで往生し30分くらい掛かった。検査の結果は3日後くらいに、スマホに送られて来るそうだ。
私はワクチンの2回の接種を終えているし、酒を飲み歩くこともないので、多分「陰性」だろう。

そして2日後の9月4日にスマホにメールで検査結果が送信された。やはり陰性だった。
これが「良かった」のか、「当り前」なのか、どうなんだろう?



スマホに送られて来た検査結果「陰性」


(おまけの話)
検査が終り、歩いて東京駅八重洲口から地下道を通って丸の内側に出た。
KITTEで新しいアートを展示している知らせを受けていたので、エスカレーターで4階に行く。
2階でエスカレーターを乗り換える時に、正面に「インターメディアテク」という大きなポスターが見えた。

入口で中を覗いたら、係の女性に『どうぞお入り下さい』と言われた。
手指の消毒と検温をしたが、入場券を売っている雰囲気が無い。



インターメディアテク入口(KITTEの2階)


係の女性に聞いてみた。『無料ですか?』、『いつからいつまでですか?』
女性は答えた。『無料です』、『KITTEがオープンした当初から、ここにあります』。
入口でもらったパンフレットを見たら、ここは日本郵便㈱と東京大学の恊働による「インターメディアテク」という名の無料ミュージアムだそうだ。

私は何回もKITTEに来ているが、全く知らなかった。
館内は2階と3階を使った、かなり大掛かりな博物館だった。写真が撮れるのは入口付近だけなのが、残念であった。



説明文の文字が小さ過ぎて、何の機械か分からなかった


展示物は恐竜の骨格見本、動物のはく製、植物の標本、仏像、研究資料、人体解剖見本、石など、雑多な展示物がある。見学者は2~3人しかいないので、全く静かな場所だった。

見学のお礼を言って外へ出たら、雨が降っていた。そして気が付いた。
傘をミュージアムの傘立てに置き忘れて来てしまった。
また中に入りエスカレーターに乗り、傘を引き取った。なんだかドッと、疲れが出た。



「ワニ」の骨格見本


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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