むしゃなび編集部

レトロムロラン探検♪ 中央町1町目(前)

室蘭市中央町1町目を歩きました。

中央町には古い建物がいっぱい。小さな路地もいっぱい。
さあ、行ってみよう! 0233152s0233156s 主婦の店 02331510sこのネーミングは! 
雑誌「主婦の友」は百年前に創刊している。大きな看板の「主婦」という文字。昨今はなかなかこんな大きな「主婦」は見かけない。さてこの鮮魚店は果たして「主婦が来る店」なのか、「主婦がやってる店」なのか。 
外からじっと見ていると魚をさばいているおばちゃんがチラリとこっちに気がついて、何事もなかったように仕事に戻った。この方は主婦だろうか。まあそんなことどうでもいいか! 0233156s 居酒屋 大将 02331518sランチも人気の居酒屋。魚介類が新鮮! 
詳しくはこちらをみてね!0233156s 室蘭中央市場 0233155s中に入ると、まず日用品が。 0233154s

まるで引っ越しの途中。世の中これでいいのかもしれない、と突き抜けた思いになりそうになる。食器類は値段からしてリサイクルのようだ。小丼1個50円から。100円の水差し(水を入れて置いておくやつ。これ、最近見ないけどなぜか惹かれる。正しくは「冠水瓶」というらしい)、買えばよかった。もしかしたら10円くらい値引きしてくれるかもしれない。ああっ? 何かしら自分にヒットするものはどこにでもあるものなんだ! 後ろには洋服、そして靴もある。ヒットとフィットは似ている。

0233151s

ここの店主は福山雅治の軽いファンであること間違いない。商品PRのポスターなのだが福山さんだけがなぜか集めて貼られている。ここは加工食品の店だと思う。下の方の箱を見ると、どこかで収穫してきたらしいナナカマドの実や赤い葉っぱ。値段は付いていない。飾りなのか、それともお客さんへのプレゼントかもしれない。さりげなくクリスマス感を醸し出していた。

0233157s 0233158s 0233159s

洞爺湖町の豆やかぼちゃを売っているこの方は、なんと90歳!絶対見えない!なんて若々しい。「今年、大学を卒業したばっかりだから若いんだ」と。いったい何を言っているの? と思いつつ、つい耳を傾けてみると、、、 
 
戦争中、大学4年生だった彼に召集令状が届いた。卒業まであと10か月だったが、第二次世界大戦末期の1943年(昭和18年)学徒動員が発令されたのだ。戦争へ行き、無事に帰ってきたが戦後も通学できるなどという状況ではなく、卒業できずにそのまま仕事に就いた。 
しかし!約70年後、今年2016年の6月に、卒業証書が届いたというのだ! 
「やっと大学卒業したんだよ、今ごろやっと大卒だって言われてさ!」 
 
おじさん、卒業、おめでとうございます!長かったですね!(T▽T) 

02331511s突き当たりにはお肉屋さん。横に階段が。あがってみたくなる。未踏の地。 0233156s 和楽器 波多野 02331512s-2

中央市場の隣、上を見上げると、三味線が。遠くからしか見えないウインドウの届かない感じがなんとも言えない。階段を上がって店に入るようだが一体中はどんな?ここも想像力を刺激させられる未踏の地。(入ってみなさいよ!)。入るより想像力のむらむらを膨らませることで充分楽しいような気がする。(おいおい)。 
下は車庫にしているようだけど、この車の入り方、、、この位置に停めるのって難しくない? 車が陰からこっちを見ているみたいで、ちょっとかわいい。

0233156s パティスリーブラン 02331517s古い街並みの中に、ぴかりん!と光る店舗が。こだわりの洋菓子屋さん! 
詳しくはこちらをみてね!0233156s ブロックの抜け道02331513s

パティスリーブランの横のちょっとした空き地を奥に進み、駐車場に立ってあたりを見渡すと、こんな不思議な店らしきものが見えたので、近くまで行ってみることに。 
 
この駐車場には微妙に段差があり、さっき来た道を戻らなければ行けないのか、と思いながら進んでいくと、私の気持ちを受け止めるように、ささやかな抜け道が。

02331514s

ブロックとレンガで高さを調節された1段の階段に、ここら辺に住んでいる人の姿が見えてくるようだ。駐車場の段差の不便をちょっとした工夫で解消。この抜け道はみんな(ごく少数)に愛用されているに違いない。 

0233156s 屋根の上の屋根 

02331515sブロックの階段を降りて、ふと上の方を見ると、屋根の上にいかにも後で付け足したような屋根が。 
小さな窓には明かりが見える。 
 
その部屋を推測すると、、、それ、狭いよね? どんな狭さだ? いや、他の部屋とつながっているとしたら、どんなふうに? どんなスペースだ? 
 
み、見たい! あの部屋、見たい! 
 
「あの屋根、すごく狭いよね?」 
と、しつこく見上げていると室蘭中央町生まれの友人が、 
 
「ギリギリ寝られるくらいじゃない?。。。そういえば、連れ込み宿だったっていう建物を解体する時、見せてもらったんだけど、すごく狭い部屋がびっしり、ずらっと並んでてすごかった。中央町って古い繁華街だからそういう建物がまだあって面白いよね」 
 
少し回り込んで見てみると、その横にも小さな窓付きのひさしが。 
どんな窓辺なんだろう!小さな窓辺の、小さな秘密のスペース? 
 
、、、ああああ、この建物!中はどうなってんの?! ジリジリするう! 02331516s

。。。後半に続く。。。0233156s※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2016年)  

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