上野の森美術館、パリ、カルーゼルデュルーヴルへのクラウドファンディング、残り3日となりました。昨年暮れの繁忙期、年末年始、そして大雪や凍結と様々な出来事を含んだクラウドファンディング期間、通常業務と田舎暮らしと並行しての挑戦は反省点も多々あるのですが、皆様にご支援いただいて、ただいま25%と言う1人ではできない額をご支援いただき、本当に感謝しています。
ルーブルへの道のりは、あと75%。行きたいと思っても、お声がかからないといけない。そしてお金を払っても審査に通らないと行けない日本人枠。この一席を賜れた事は私の力ではなく、絵のモチーフになったものがこの美しい自然を有する北海道伊達市大滝の窓の霜、氷紋と言う自然現象だったから企業様の目に留まり、この絵を描くに至りました。

天の恵みと感じたのは私だけでなく
人生の大先輩の叔父も、父もそう言ってくれた

大自然への畏怖の念、厳しい北国を開拓してくれた先人への感謝の思い、そして骨折や事故を通じて、ありとあらゆる皆様の力をお借りして、私はここに生かされているんだと言うことをようやく感じられるようになりました。
美しい氷紋モチーフに色を重ねる度に、ああきれいだな、ありがたいな、ほんとになんて素晴らしいんだと感嘆し、そして自分が知らないところでも皆様にも助けていただいてこの世界は回っているからこうしていられる。私にも何か後恩返しができたら、この美しい氷紋を世に出すことがご恩返しになるかしらと言う思いで、ずっとこの作品を作っていました。
だからこの天恵と言う作品には、タイトルが天の恵みと書くように、ありとあらゆるところで大自然の恵みに満たされているという気づきを込めて、ありがとうと感謝とご恩返しをさせていただきたいという想いだけが乗っている絵なので、そういうエネルギーを発しているのかなと思います。

絵のタイトルを言う前に、叔父に絵の経緯を伝えて元の白黒氷紋写真とデジタル画、ポストカードを見せると、これは天の恵みだな!と言ってくれて、【天恵】と言うタイトルを伝えると大きく頷いてくれました。父も同じように,宇宙から何かが降り注いでいるみたいだなと言ってくれて、同じように共感してくださった沢山の女性のお客様だけでなく、元の氷紋の美しさと荘厳さが伝わることが皆様の反応から実感させていただいて嬉しくなりました。

実際に絵を仕上げて梱包して送った後、その絵があったときの家の中と、その絵がなくなったときの家の中の様子が全く違うのです。絵があった時は、まるでいつも家の中に朝日の神々しい光が差し込んでいるような気持ちになり、その絵が目に入るたびに胸に温かいものが溢れ、とても幸せな気持ちになっていました。
今は家の中は、ポストカードやポスターサイズのカードが沢山あるのですが、やはり原画の大きさと迫力は原画にしかないもので、絵が手元に帰ってくるのを待ち遠しく思う気持ちでいます。こんな絵は初めてです。




天恵のモチーフになった窓の霜を見つけた時の感動は、多分例えで1番ぴったりするのは、名作フランダースの犬のネロとパトラッシュが、最後にルーベンスの絵を見たときのような気持ちに近かったのではないかと感じます。子供の頃にこの話を読んで、この喜びの感覚というのはどういうものなんだろう、人生のどん底にあって、飢えや寒さに苦しみながら、それでも光を見つけたときの気持ちってどんなんだろうと思っていたのですが、マイナス15度を超える寒い朝、ストーブもついていない手足が凍える中でその窓の霜を見たとき、寒さも忘れて携帯のカメラに収めたあの気持ちがネロ少年の感動と同様の喜びだったのかなと感じます。

思わず神様ありがとうございます。と思ってしまうくらい朝日が神々しく、やっぱりこの世界は美しいなと言う気持ちを呼び起こしてくださる氷紋でした。
もう一生この氷紋の絵を描いていくだけでも良いかなと思う位惚れ込んで、ライフワークとして自然の素晴らしさ、生かされている感謝を伝えるのに素晴らしいモチーフで、もっと沢山の方々に見ていただきたいと思うのです。

リターンにあるポストカードやA4ポスターは、現場の雰囲気を味わっていただけるように表面が細かいガラスをちりばめたようなキラキラ輝く特殊高級越前和紙を使用しています。
本当は原画をどなたにも見ていただきたいし、手にしていただきたいと思うのですが、まだ数が3点しかなく、展示のため既に手元を離れておりますので、お手軽に、原画の美しい空気を感じていただけるものをご用意しました。
もちろん、原画がいいと仰る方のために,さまざまなサイズのオーダーもご用意しています。
癒しの必要な病院や施設、ホテルのロビーなどに向く大きなサイズも制作します。


原画を見ていただきたい。生氷紋も。




クラウドファンディングを立ち上げる前もしくはこの期間中に原画を展示して、原画の言葉に表せない透明感とキレイさをぜひ体験していただきたかったのですが、それが叶わなかったので、言葉と写真をどれだけ発信しても足りないと歯がゆい思いでいます。原画を見てくださったら、文字やデジタルの平面では伝えきれないものが伝わるから。ただひたすらに自然に感動して、その美しさがさらに引き立つようにと色を乗せた作品は、光を放つような、と言うより優しい光が溢れているような雰囲気を醸し出しています。

ああ、ほんとに原画を見ていただきたい。そして伊達大滝のこの早朝の寒い中に生まれる氷紋を実際に見ていただきたい。そうできるように自分の暮らしを整えていきたいし、今までのがむしゃらな仕事のやり方を改めて、この土地を整理整頓整備しながら、皆様をこの土地にお迎えし、おもてなしさせていただきこの氷紋や肉眼で見える天の川や蛍探しなどして、自然で生命力のある食べ物を作り、そしてそれらを手作りで加工して、楽しい幸せな地球人らしい暮らしを営む場所として作り上げていきたい、そのためにこの土地を預かり賜ったのだと感じています。

そして自然の素晴らしさを表していくのに、私がこの土地に来ていて、賜ったありえないような美しい景色たちの写真がたくさんあるので、それらをアートと言う形にして、ここで大滝に来ることができない方にも、この素晴らしい自然を体験していただけるように多くの皆様にお届けすることをしていきたい。それをする場所を作るのが千年先に遺す巨樹の森プロジェクトであり、天然庭園です。自然農で育てた野菜をいただき、杜人に倣って自伐型林業で巨樹の森を護り、みんなでこれからを考え実践する場所をつくりたい。そこにはアートが必須です。森は土を育て川を産み、食は身体をつくり、芸術は心を育むから。


伊達大滝に美しい氷紋の生まれる巨樹の森の物語を作りたい





この土地をこれからどのようにして皆様のお役に立てて行けば良いのかということの骨組みがやっとわかってきました。この氷紋の絵が生まれたことによって、この土地の自然は芸術であり、それはやはり都会では見られないもので、だからこそ伊達大滝の自然は護るべきもの。そして森はやはり人が帰るべきところであるというところにたどり着きました。

もしも私にこの社会的役割を担わせていただけるのでしたら、皆様がそういう場所があったらぜひ行きたいな、そういう場所は増やすべきだなと思っていただけるのでしたら、是非このプロジェクトに一口乗っていただけませんか。
伊達大滝で生まれた氷紋アートが海外に呼ばれて、その展示を成功させたと言うこの一連の大きな流れを完成させて、伊達大滝に海外に呼ばれるような美しい氷紋の生まれる巨樹の森があるという、1つの物語を作りたいのです。それが今の私にできるご恩返しの1つで、そのためにこの氷紋を賜ったのだと感じています。

ご共感いただけましたら是非お力添えお願いいたします!
みんなが帰って来たくなる、アートで美味しい未来に繋げる森に繋げ貢献します。
どうぞよろしくお願いいたします!



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