「町立洞爺高校の今後を考える」住民対話集会に参加しました。

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洞爺地区洞爺総合センターで洞爺湖町・洞爺湖町教育委員会による住民対話集会がありました。

洞爺高校は、1間口の小規模ながら地域の協力を得て、家庭科を中心としたすばらしい教育が実践されています。道内各地から集まった生徒の多くが寄宿舎生活を通して、規律、協働の大切さを学んでいると昨年の学校視察で感じました。

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住民対話集会の実施で教育長が3つの課題について言及しました。1)町立高校の使命の明確化 2)学校施設の老朽化対策 3)町の財政的問題です。このことが今回の住民対話集会の実施背景にあります。

高校運営費として毎年1億4千万円かかり、普通交付税約1億1千万円の補助がありますが、洞爺湖町単独負担は、寄宿舎運営費を含め約3千万円支出しています。一部の住民からは、町立の高校運営の役割は終わり高校運営の単独費用を小学校・中学校に役立てるべきだとの意見がありました。一方で、洞爺地区地域との関わりが深く高校生のボランティア活動も熱心であり、地域活性化に役立っているとの意見もありました。

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洞爺高校は、全道唯一の生活ビジネス科であり家庭クラブ研究発表での全国大会ではいつも上位入賞しているとのことです。

議会改選前までは、教育関連の常任委員会に在籍していましたので町立高校の実情は理解しているつもりです。ビジネス科という職業科の特性を活かし、頑張って頂きたいです。しかし、対話集会での行政、教育委員会の説明では、町立高校廃止へのバイアスが強いように思いました。町立高校を残すと言うより町内にある道立虻田高校との道立・町立の新たな連携などを模索することも必要ではないのかとも思いました。いずれにしても地域から教育機関がなくなることは、過疎化を促進するし、洞爺湖町の定住対策の魅力を落とすことになります。道立・町立の教育のあり方を考えるべきだと思います。町の財政状況を鑑みながらもさらなる議論を期待したいです。絵空事かもしれないが、職業科と言う関連から道立虻田高校と町立洞爺高校のなにがしかの連携は模索出来ないんでしょうか。ここで政治の力が必要になると思うのですが、、、。


日々感じたこと・洞爺湖町の想いをお伝えします。 しもみち英明

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2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。

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帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
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1985年成城大学経済学部卒。

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