明るく元気な町づくり 洞爺湖町
農業委員会と議会懇談会
25日(金)農業委員会と議会との懇談会を開催。会場は、洞爺湖萬世閣。
こんばんは。しもみち英明です。
昨年に引き続き、農業委員会と議会との意見交換会をしました。
農業委員会とは、全国の市町村に置かれる行政委員会です。その職務は、農地法などによる農地等の利用関係調整、農地の交換分合その他、農地に関する事務を執行をするところです。
農業委員会の農業委員会とは、公職選挙法の一部準用され、委員の任期は、3年です。来る3月に改選があるので今回意見交換したメンバーとは、最後になります。
農業委員会の京谷常美会長よりご挨拶がありました。懇談会のテーマは、次の6テーマでした。
1)後継者パートーナー対策
2)後継者の国内外研修
3)農業振興に対する国等の補助金で洞爺湖町の負担があるもの
4)農業支援予算
5)鳥獣被害
6)虻田・洞爺下台での傾斜地を抱える農家、小規模農家に対する町としての考え方
農業の現状については、所属する経済常任委員会の所管調査で拝聴していました。昨日、懇談した詳細の内容は、議会広報でご報告申し上げます。多くの前向きな意見交換ができました。
懇談会、懇親会では、多くの農業委員の皆さんと意見交換できました。作況調査では、結果だけではなく作っている過程での現地調査も必要でないかと言った貴重なご意見も頂きました。
感じたことは、日本の食料の大半を日本総人口の3%に満たない約280万人が担っている現状です。また、農業が果たす役割は、食の供給だけでなく田畑の景観、風景がもたらすヒーリング、癒やし効果、水源の保全など環境も担っている。
先日、参加した「太鼓台ちょうさ」など日本の祭りの多くは農耕儀礼でもあります。日本固有の文化、良き伝統を守ることは、農業振興の一つであるとも感じました。
農研機構の農村工学研究所は、以前のデータで農林業の多面的機能に関し、洪水防止などの経済効果は、約37兆円、水田の窒素浄化機能が700億円と試算、評価しています。
農研機構 {%右矢印webry%} 詳細な情報・独立行政法人農研機構
生態系、水質保全、景観形成といった環境と調和した農業生産、農村整備が進められるなかで、「洞爺ブランド」として確立している現状の維持とさらなる深化が求められます。
ここ数日、自分自身は、風邪で体調を崩していました。しかし、農業委員の皆さんのご意見を伺い、少しでも多くの質の良い作物を収穫するために絶えず工夫、改善する取り組み、モチベーションが高い意欲的な農家さんたちと交流を持ち元気を頂きました。貴重な時間でした。ありがとうございました!
2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。
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