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[2010.08.03]
■北海道の習慣だが・・・。
北海道に来るようなって、奇異に感じる習慣が色々とあるのに気が付いた。 
それはそれなりに、この地に在ってその必要性から生まれた習慣だろうと思うので、私がクレームを付けるようなことではない。 
 
そんな習慣の中で、やはりトップクラスがこれである。 
「新築した家を引き渡し前に、その家を建てた建築会社が希望者に見せる会を開く」のである。 
 
見学会会場(でんえん関内) 


テレビなどで家自慢の人が家を公開するのは、勝手にやってもらえば良いが、これはそれとは別である。 
多少の割引はしてもらえるようだが、多くの新築の家のオーナーは家を見せるのを厭わないようだ。 
 
ある日の土曜日に小松建設の見学会に行った。 
市内から少し離れたイコロ農園の近くの「でんえん関内」にある家がその会場であった。 
 
お宅拝見 
 
玄関を入ると小松社長が我々を迎えてくれた。 
3階建ての小ぢんまりした若い夫婦の建てた家で、ふんだんに北海道産のカラマツの集成材を使ってある。 
壁は勿論、小松社長が研究開発した「ホタテ漆喰壁」である。 
 
若い夫婦が見学に来ていた・・と思ったら、それがこの家のオーナーだった。家を建てた嬉しさが顔に出ている。 
他人事ながら、良かったねーと思う。 
 
カラマツ集成材の柱 
 
もしこれが東京だったら、新築した引き渡し前の家を見学会で見せる人はいないのではないかと思った。 
そんな北海道の習慣に甘えて、家の見学が好きな女房は今までにも何回も「お家拝見」をしている。 
 
ホタテ漆喰壁 
 
(おまけの話) 
見学会に行った時に、小松社長が言った。 
『31日にお客様感謝デーをイコロ農園で開くので来ませんか?』 
 
私はお客様ではないが、たまには意見を言ったり、アドバイスなどもするので、準資格者として参加した。 
 
その日は社員総出でお客様の接待をしている。 
食べ物や飲み物のサービスは社員が、そしてエンターテイメントは社長の出番である。 
 
地元のアコースティックバーのカンジーとゲスト歌手が2名、そして小松社長はギターを片手に数々の歌を披露してお客さまに楽しんでもらう。 
 
最後には抽選もあるので、こんなに楽しい、そして儲かった気分にさせてくれる感謝デーは他には無い。 
こんな素晴らしい感謝デーなら、毎日あってもいい。 
 
歌う建築家(小松幸雄さん) 
 
小松建設の建てる家は、「小松スタイル」というらしいが、私から見ると、新築披露宴で希望があれば出張演奏もする小松社長は、時代を先取りした建築家ではないかと思う。 
 
私は小松社長のことを「歌う建築家」と呼んでいる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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