■ベトナム(18)・・・朝のウォーキング
(2013年7月30日) 朝から暑いので、私は午前5時過ぎには起きてしまう。
起きるとすぐに道路側の窓を開けて、新鮮な空気を入れる。
窓から外を見ると、5時半になるとウォーキングをしているオヤジ達が見える。毎朝同じメンバーである。
左手の家の前には小さなテーブルが出してあり、中年のオヤジ3人がお茶を飲んでいる。毎朝、同じ光景である。
ウォーキングをしているオヤジは金持ちらしい。
意外だった。貧しい国ではウォーキングなんてしないと思っていた。
これは偏見であるが、いつも見ている人達は暇なら低い椅子に座ってお茶を飲んで道行く人を眺めている。そんな姿しか、私は知らなかったからである。
IT企業が入ったビル。(e-town)
ソン社長に聞いたら、この辺りは「ITのメッカ」だそうだ。
近くには何社もの、日本企業のベトナム法人の入った大きなビルもある。私が現金を引き出せるCITI BANKのATMもそこに行くとある。
門構えが凄い。この辺りはこのような門構えの家が多い。
私の住んでいるところは、表通りから少し入った静かな場所である。
ご近所にはお金持ちの家らしき門構えも見える。
多くの家が立派な鉄で出来た門を持っていて、泥棒が侵入するのは相当に難しそうだ。
「なに屋」か?、まるで分からない。
表通りに出たが、まだ朝が早いので、店のシャッターが閉じられていて何屋さんか分からない。
ベトナム語で大きく、派手に色々と書いてあるが、それが分からない。
道路際では屋台が出て、朝食を商っている。
「ご飯とおかず」の店、「パンと飲み物」の店、「フォー」の店まである。そこにバイクで立ち寄り、バイクから降りもせず出勤前に格安の朝食をかき込んでいる。
道路はどこでも屋台が出ている。小さな椅子はお客用。
若い女性2人の脇を通り抜けた。
後ろから声がした。
振り返ると、その女性達の1人が私にスマホ画面を見せて、なにか言った。どうやら、私に道を訊ねているらしい。
豆乳屋とご飯屋。お互いに「持ちつ持たれれつ」の関係だ。
私は「ごめんね。ベトナム語は分からない」と日本語で言ったら、彼女はギョッとして言葉も無かった。どうやら私もスッカリ現地に溶け込んで、ベトナム人と思われたらしい。
1時間のウォーキングで、この辺りの様子が分かり出した。
ホテルに戻ったがシャワーが壊れていたのでフロントに言ったら、「今日の午後にならないと修理屋が来ない」と言われた。
このクソ暑いのにー!
買ったら、その場で食べる。バイクは椅子にもなる。
(おまけの話)
ウォーキングをしていたら、思い掛けない風景に出合った。
午前6時は道路はまだバイクも少ない。
道の突き当りに、人垣が出来ているのが見えた。
近付いてみると、赤い色の長い服装をした人、頭に白い鉢巻をした人、
それにお坊さんらしき姿も見える。
葬式風景に出会った(赤服は親族か、葬儀屋か?)
そばに寄ってみたら私の勘が当り、やはりお葬式のようだ。
間口1間くらいのお店の奥に祭壇が飾られていて、亡くなった方の写真が見えた。まだ40代と思われる女性である。
学校に行った時に副校長に聞いたら、「ベトナムではお葬式は朝からやります」と教えてもらった。
現役のオート三輪。(この国には車検は無いのか?)
こちらでは亡くなる少し前の写真を飾るのか、若い頃の写真を飾るのかは分からない。お坊さんがお経を上げているが、何人かの人はお坊さんに合わせてお経を唱えている。
その一方、そばではパンを食べているオヤジがいたりする。
親族以外は黒服を着ていないように見えるが、なにぶんにもベトナムのことは分からないので、本当に葬式だったのかも定かではない。
私の推測だが、ラブホテル?。 1時間5万ドンというところが決め手。