■北海道への旅の始まり
7月1日の夕方に伊達にやって来た。 今年の伊達行きは飛行機で、私の1人旅となってしまった。
羽田空港からANA065便に乗る。
荷物は事前に宅急便で洞爺湖のペンション「おおの」に送ってあるので、私は商売道具のカメラとパソコンだけを持った。
土曜、日曜、休日以外はこのブログを書き続けているので、私にとっては商売みたいなものである。
羽田空港で
誰も読まなくなれば止めようと思っているが、まだ見捨てられていないようなので続けている。
伊達紋別駅には壮瞥町の果樹園オーナーのIさんが、いつものニコニコ顔で出迎えてくれた。
先日、銀座で会った時は都会人に見えたような気がしたIさんも、伊達紋別駅では農家のオヤジの顔に戻っていた。
彼の貸してくれる真っ白なカローラが、これからの1週間の私の愛車となる。
南千歳駅の光掲示板(15時18分のスーパー北斗に乗る)
私の宿泊先である洞爺湖のペンション「おおの」は壮瞥温泉にある。ここはIさんの推薦である。
でも、なぜだか温泉街にありながら、天然温泉は無い。
風呂は沸かし湯なのだが、ブラックシリカが売りものである。
壮瞥温泉のペンション「おおの」
ブラックシリカというのは数億年前に出来た天然鉱石だそうで、遠赤外線を出し続けているらしい。
最近の湯量の少ない温泉宿の加熱湯風呂よりも、こちらの方が良いかもしれない。
ペンションの目の前には洞爺湖が広がり、なんとも気持ちが良い。滞在中の、朝食前の写真撮影が楽しみになって来た。
スーパー北斗
(おまけの話)
最初の夕食はいつもの年と同じように、寿司屋の「文七」に行った。
そこには長老のKさんを初め、不動産屋のKさん、介護施設長のFさん、壮瞥町のHさん、果樹園経営のIさんが来てくれた。
9ヵ月ぶりの文七は繁盛していた。
昨年は不況の影響か宴会も少なく心配していたが、今年は原発事故の影響も無いようでホッとした。
久しぶりの文七のお好み寿司
途中でRさんが忙しい中を顔だけ見せてくれた。
カウンター席では女流画家のNさんが元気に食べていた。
昨年まではカウンター席を温めていた校長先生や、所長は転勤で居なくなっていた。
農家のSさんも亡くなってしまい、文七のカウンター席を通して伊達市の移り変わりを感じたのであった。