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[2010.08.10]
■借りた金は返すな
日本経済のバブルが弾けて暫く経った時に、「借りた金は返すな」という衝撃的なタイトルの本が出た。 
私も借金はあったが、返せないほどの金額ではなかったので、その本は買わなかった。 
 
伊達市に来るようになり、5~6年目くらいの時に、K社長から『伊達市を舞台にした小説「アルトリ岬」が発売されたので、買って読んでみて下さい』、と言われた。 
そして、そのことはそれっきり忘れていた。 
 
サクランボ狩り 


ある日の朝に噴火湾文化研究所のO所長から電話があった。 
加治将一さんという作家が橋本さんの住んでいる上のコテージに家族で来ている。サクランボ狩りをしたいと言っているので、場所を教えてあげて欲しい』という話だった。 
 
壮瞥温泉病院の子供花火(1) 
 
車が無いと言う加治さんの為に、行きがかり上、私が案内することとなった。 
夕方から壮瞥温泉病院の盆踊りに招かれているので、私の都合もあり、そちらにも同行した。 
 
車中での話から、その加治さんという作家は『借りた金は返すな』と、『アリトリ岬』の作者であることが分かった。 
 
話を聞いてみたら、彼はロサンゼルスで不動産会社を経営していたが、その後、日本に戻り小説家になったと言う。 
今は歴史小説が人気のようで、かなりの売れっ子作家のようだ。 
そして、帝国ホテルでセラピーの仕事もしているそうで、才能溢れる人のようだ。 
 
壮瞥温泉病院の子供花火(2) 
 
「そんなことって出来るの?」というのが、私の素直な感想だ。私は彼の書く小説より、彼の人生の方に興味がある。 
 
(おまけの話) 
行きがかり上、加治さんとその家族を連れて、壮瞥町の岩倉観光果樹園にサクランボ狩りに行き、その後、壮瞥温泉病院で盆踊りを見た。そこには菊谷市長初め、私の知っている人達が大勢来ている。 
 
菊谷市長と加治将一さん 
 
その後に文七に行ったら、また大勢の知り合いが来ている。 
前日にイコロ農園のパーティに参加した加治さんは、壮瞥温泉病院でも文七でも昨夜と同じメンバーに出会い、『この町はどこへ行っても同じメンバーばかりだなー』と驚いている。 
 
そして居合わせたK社長に、『伊達は不思議な町だ。「アルトリ岬」は伊達市をテーマに書いた小説なのに、たったの100部しか売れなかった。こんなことは初めてだと出版社がビックリしていた。』と言っていた。 
 
その100部の内の1部は私が買ったのである。 
そういえば、その本を農家のSさんに貸したが、いまだに返してくれていないなー。 
 
小説「アルトリ岬」 
 
(その後の話) 
東京に戻った加治さんからお礼のメールが来た。 
そしてそこには、『帰る時にアルトリ岬を見てから帰ろうということになり、岬に行ったら、なんとアルトリ岬の看板が無くなっていた。アルトリ岬の作者としては悲しいし、寂しい』と、あった。 
 
これはなんとかしないといけないなー。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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