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[2010.09.27]
■50年も経つと
私達が高校を卒業して、今年が50年目だと友人が言っていた。そんな時に同期会の案内が来た。 
今回の幹事は友人で従兄でもあるH君である。 
 
当日は新宿の京王プラザホテルに同級生の80名が集合した。集まったのは68歳と69歳のオヤジというべきか、ジジイばかりであった。 
我々は中学・高校の6年間を一緒に過ごしたので、みんな親しい。 
 
京王プラザホテルからの夜景 


顔を見て分からない男は居ない。・・・と思っていたら、いた。胸から下げた名札を見て、やっと分かる男もいる。 
50年は人の顔つきや、体つきを大きく変えてしまうものなのである。 
 
同じ小金井に住んでいるK君は、なんと50年ぶりで会った。 
 
 
3人の先生が出席したが、この年になると先生と生徒の見分けは難しい。恩師より老けて見える男もいるからである。 
一緒に卒業した仲間は200人くらいだが、その内の38名が既に鬼籍に入ってしまった。 
 
嵐山光三郎くんの乾杯の音頭 
 
作家の嵐山光三郎君の乾杯の音頭で、パーティが始まった。 
彼は作家なので拘りがあるらしく、作家スタイルで登場した。それは足元を見れば分かる。いまどき珍しい下駄履きなのである。 
 
私が下駄履きでホテルに入れば、支配人が飛んで来て、靴かスリッパに履き替えるように言われるに違いない。 
 
下駄履きと、T君の作る清酒「金婚」 
 
ところで、今回の同級会の準備をしてくれたH君は、当日は欠席であった。 
その理由は、「胃癌が発見されて、手術の為に緊急入院した」とのことであった。卒業して50年も経つと、そんなことも起きるのである。 
 
(おまけの話) 
宴会が始まる前に、同級生による講演会があった。 
講師は国立癌センター名誉総長の垣添忠生君である。 
 
彼は人生の全てを癌に捧げて来た男である。 
当然、日本では癌の第一人者である。 
そんな彼も奥さんを癌で亡くしているし、自身も癌患者であった。 
 
そんな体験も含めて、癌に関して1時間の講演を行った。 
 
垣添忠生くんの講演 
 
日本では死ぬ人の3分の1は、癌が死因だそうだ。 
そして2分の1が癌になると言う。 
これでは癌から逃げることは不可能に近い。 
私も癌から逃げられなかったが、ボケるよりは良いのではないか? 
 
他にもまだ講演をするような名士が何人かいるので、60周年の時は彼らに頼もう。 
でも、そこまでお互いが生きていられるか? 
この年になる、そんなことが問題となるのである。 
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▼コメント(1)
名前:Chinkoh  2010.09.27 08:00:44
沖縄にいて東京の友人の文章を北海道のブログで読む。便利なような、いい時代になりましたネ。  
 
柿添じゃなくて「垣添」くんの講演は、とてもよかったです。  
身近の方の中にもガン患者が沢山おられ、我妻も子宮体ガンで摘出の手術を受けました。今日は術後5カ月の定期検診日です。  
 
こちらは今日も32度を超えそうですが、朝は26度と、涼しくなりました。  
ヤマトは寒いくらいで、もう秋のようですね。  
お互いに体調管理に気をつけて、元気で長生きしましょう。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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