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[2011.09.26]
■強風に押されて激突
9月21日の昼過ぎになって伊達市のXさんから電話があった。『いま仕事で東京に来ている。』と言っていた。 
 
午後4時近くになって、Xさんからまた電話があった。 
Xさん、『台風で飛行機が飛ばない。今日は帰れないのでホテルに泊まる』 
私、  『それなら我が家に来ないか?』 
 
 
台風15号で築地市場もぼんやり霞む 
 
そしてXさんは台風15号の中を、タクシーでやって来た。 
私がマンションの前で待っていると、タクシーが目の前を通り過ぎて駐車場の方へ入って行ったので、後を追った。 


この道は台風の風にビル風が重なって、前へ進めない。 
やっとの思いで行ってみたら、Xさんがいない。 
入れ違いになったらしいので、元の場所に戻る。 
この時に事件は起きた。 
 
トリトン・スクエアも霞む 
 
風速50メートルを超す強風に背中を押されて、早足になってしまう。それが次には意思に反して、走り出してしまった。 
どうにも止まらない。 
このまま行ってしまうと大通りに出て、車に轢かれてしまう。 
 
少し先にマンションのコンクリートの柱が見えた。 
そこに向って走らせられて、その柱にしがみ付いたはずが、激突した。胸と顔を打ったようだ。 
 
水路の向う側のコインパーキングのライトも霞む 
 
その時、Xさんがしゃがんでいるのが見えた。 
彼も同じく強風に走らせられて、この柱にしがみ付いたようだ。 
様子を聞いたら、胸と膝を強打したようだ。 
 
私が顔に当てた白いハンカチは、真っ赤に血に染まっている。やっとのことで部屋に入り、手当をする。 
 
食事をして、午後9時過ぎになかなか来ないタクシーを拾ってXさんはホテルまで戻って行った。 
 
こんな台風の日に無理に誘ってしまい、Xさんごめんなさい。 
 
台風一過 
 
(おまけの話) 
今までにも色々と失敗はあった。 
その都度、後悔し反省している。 
 
今回の件でも大いに後悔している。 
「駐車場の方は危険だから、行かない方が良かった」 
「風に背中を押されて止まらなくなったのなら、しゃがめば良かった」 
「柔道の受け身のように、前に回転してしまえば良かった」 
 
ラーちゃんは台風も関係なく・・・ 
 
「柱に抱き付かずに、両手でストップさせれば良かった」 
「後ろ向きに歩いて行けば良かった」 
 
色々とある。 
でも、本当の後悔は、「もうお互いに年なんだから、こんな台風の中を誘わなきゃ良かった」のである。 
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▼コメント(4)
名前:yoko  2011.09.26 23:12:03
危なかったですね。台風の風とビル風が重なると風速50mにもなるのですね!昔、裕次郎の「風速40メートル」という映画があり、かなり強烈な印象があります。大事に至らず何よりでしたが、念のため検査にいらしたほうがよろしいかと思います。 
名前:Solus  2011.09.26 17:47:30
 メール拝見してビックリしました!  
 
 切れていなかったら、物凄く腫れたでしょうね。  
 
 念の為、落ち着いたら病院で治療や脳波の検査を受けた方が・・・  
 
 お大事にお過ごし下さい。  
  
名前:林  2011.09.26 09:03:35
その程度で済んで良かった。危うく「マンションの高齢者が風に煽られ重傷!」などと報道されるところだったね。コンクリート製の家に住む人は地震や台風の時、外に出ないことが一番安全なようです。ご自愛ください。 
名前:daisukey   2011.09.26 07:13:02
大したことにならなくてよかったです。  
しかし自然の力というのは恐ろしいですね。  
油断禁物で気をつけてください。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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