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[2008.07.10]
■サミット真っ只中を行く
洞爺湖サミット2日目の朝に女房が用事で東京に戻った。 
そこで私は気兼ねなく洞爺湖周辺の警備状況を確認に出掛けた。 
 
昭和新山から洞爺湖に出ると、途端に警察官の姿が増える。警察の大型バスが何台も駐車していて、横で大勢が朝礼をしている。 
突き当りのT字路を左に曲がり、洞爺湖の南側の道路を走る。非番の警察官や外国人も走っている。 


すぐに警察の検問に遭う。 
ここは長野県警が受け持っている。前回もここで捕まった。『ビジターセンターに行く』と嘘を言って先に進む。 
洞爺湖温泉街が近付くと、益々、警察官の数が増える。 
非番のジャージー姿の警察官や報道関係者がウロウロしている。 
ホテルは警察の貸し切りになっているので、窓には洗濯物が見える。 
 
 
温泉街の駐車場に車を停めて湖に出てみる。 
そこには水上警察の一団が居て、高速艇と水上バイクで丁度、湖の見回りに出発して行った。 
潜水班は仕事が終ったのか、ウエットスーツを日干ししている。 
 
 
車に戻り先を急ぐ。 
温泉街を抜けると、殆ど一般車両は走っていない。 
警察官と警察車両ばかりが目立つ。多摩ナンバーを見付けた警察官がトランシーバーで先の警備隊に知らせている。 
 
すると、すぐに停車を命じられる。 
今度は『真狩に行く』と伝える。 
地元の警察官ではないので、それがどこか分かっていない。『この先で行き止まりになる』と言われる。それでも進む。 
 
たった1人で権力に立ち向かう映画のヒーローのような気分になって来た。 
すると次は『そば順』の先のT字路で停車を命じられる。 
『この先は徒歩でも行けない』と言われて、Uターンして戻った。ここからサミット会場のウィンザーホテルまでは、まだ7~8キロはある。 
 
(おまけの話) 
湖のボート屋の店番のオヤジに話を聞いた。 
『観光客は殆ど居ないが、全国から来た警察官に良い印象を持って帰ってもらえば、彼らが地元で宣伝してくれる。そうすれば、お客は増える』と、なんだか経営者みたいなことを言っている。 
 
景気の良いのは寿司屋だそうだ。警察官は来ないが、外国特派員らしき人達が連日押し掛けている。 
今まではやっていなかったランチまで始めたが、全く休みが取れないと、寿司のオヤジは嬉しい悲鳴だそうだ。 
 
それとコンビニも凄い。店の中も、店の前も警察官で溢れていた。若い彼らはホテルの食事だけでは足りずに、コンビニで食べ物を買っている。 
 
これだけ多くの警察官がいたんじゃ、事件も起きようがない。 
このサミットで良かったのは、寿司屋とコンビニと暑い地方から涼しい北海道に派遣された警察官だけというのが結論かもしれない。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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