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[2008.10.02]
■仏像展は大盛況(2)
 
仏像展がいよいよ始まった。 
私は大雄寺の会場に終日、詰めている。 
東京から来た出展者達は伊達市の観光に行っている。 
10時の開始時間になって、少しドキドキしてきた。 
 
果たして何人の人が見に来てくれるか? 
私は『500人くらいは来る』と豪語していたが、なんの根拠もない。 
 



仏像展が10時に始まると、次々と切れ目なく見学者が続く。私の友人達や顔見知りの人達も次々とやって来る。 
壮瞥町のIさんはやって来るなり、『橋本さんの賞は敷物で取ったんだなー』なんて言う。仏像の下にある敷物を女房が作ったことを知っているのだ。 
 
黎明館で刀鍛冶をやっている渡辺さんがやって来た。 
暫く見た後に、『こちら側はこれで飯が食えるな。向こう側は食えない』と唐突に言い放った。 
こちら側とは先生の作品である。向こう側は私達である。 
 
渡辺さんはそれを知らずに言っているのだ。 
『向こう側にも上手な作品があるのでは?』と聞くと、『全くレベルが違う』と取りつく島も無いように言った。 
ジャンルは違っても、プロがプロの作品を見ると分かるんだなーと感心した。 
 
 
中には1時間も見ている人がいる。更に驚くことに3時間もいた人がいる。 
彼らは伊達で独学で仏像彫刻をしているそうだ。 
この機会に多くの作品を見ておき、今後の参考にしたいのだろう。 
 
伊達でも数人は密かに仏像彫刻をしている人がいることが分かった。 
 
多くの人はゆっくりと座って作品群を見て、『心が安らかになった』と言っていた。 
伊達の人達にとっても、我々にとっても良かった『仏像 in 伊達』だった。 
 
(おまけの話) 
イコロ農園のTさんが、仏像展の前に私に言った。 
『この町で1000人も集まる企画は殆ど無い。だから橋本さんの仏像展は100人くらいしか来ないだろう』とかなり見縊っている。 
 
そして、『多少の水増しをしても、200人以上も来たら寿司屋の文七で並寿司をご馳走する』と、これもかなりハードルも賭けもレベルが低い。 
 
私は市内にポスターを150枚も張り出してもらったし、室蘭民報と北海道新聞にも掲載してもらったし、市内有力企業に協力もしてもらったし、武者なびで表紙にバナーを張り付けてもらったし、個人的にもかなりPRした。 
 
そこまでやって200人の見学者ということは無いと思っていた。 
 
その結果は明日のお楽しみに・・・。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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