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[2019.04.18]
■根津神社のつつじ 
引退ジジイのくせに、私は手帳を持っている。 
最近、忘れっぽくなったので、友人との約束を忘れないようにである。 
でも手帳を持つと、なぜか空白を埋めたくなるから困った性格だ。 
 
引退して自由を手に入れたのに、手帳を埋めて自分から自由を放棄している。旅行に行っても、ボーとしているのがもったいなくて歩き回ってしまう。 
 
根津神社境内図     鳥居をくぐると左側がつつじ苑。 


手帳に空白があると、前年の手帳を出して「昨年の今頃は何をしていたか?」と調べる。 
すると今の時期は、根津神社の「つつじまつり」に行っていた。 
 
そこで手帳の空白を埋めるために、根津神社に「つつじ」を見に行くことにした。大江戸線で上野御徒町で降りて、都バスで「根津神社前」で降りる。 
 
早咲き「つつじ」は今が見頃。 
 
 
バスを降りると大勢のオバサン達がゾロゾロと歩いて行くので、谷津神社に行くのだと分る。オバサンはどこでも出没する。 
仲良し2人連れが多いが、中には大きなグループもいる。 
 
これはきっと旅行社の、「根津神社のつつじと、谷根千の旅」なんて企画なんだろう。外国人観光客も多く、50%くらいはいそうだ。 
 
入苑寄進料を支払って、苑内に入る。 
 
 
境内に入ると左手に築山があり、一面につつじが植えてある。 
奥の方のつつじは見頃を迎えているが、前の方はまだのようだ。 
ここのつつじは長い期間、楽しめるように早咲きと遅咲きが植えてある。 
 
見物客にとっては一斉に咲くのが希望だが、神社側にも「長く来て欲しい」という都合がある。 
 
日本人以外のアジア人はなぜか派手なポーズをして写真を撮る。 
 
 
つつじの山に入るには、この季節だけ「入苑寄進料」という名目の料金(200円)が必要である。昨年は外から撮影する方が良かったので、入苑はしなかったが、今年は入った。 
 
まだ時期と時間が早かったせいか、苑内にはあまり観光客はいなかった。本当は山全体が赤く染まる写真を撮りたかったのだが、半分くらいしか開花していなかった。 
 
遅咲き「つつじ」はマダ咲いていなかった。 
 
 
この神社にはつつじ苑の隣に鳥居が連なる場所があり、そちらの方が外国人には人気があるようだ。京都の伏見稲荷の千本鳥居には大きさ、数で敵わないが、気分だけは味わえる。 
 
神社に来てお参りもしないで帰るのも失礼と思い、拝殿にお参りする。 
私は暇さえあれば神社、お寺にお参りしているので、もうお願い事も無くなってしまった。 
 
赤い鳥居が並ぶ光景は外国人は大好きである。 
 
 
(おまけの話) 
根津神社まで行ったので、野次馬根性で「谷根千」がどうなっているか見に行った。 
 
「谷根千」というのは「谷中」、「根津」、「千駄木」を縮めた単語で、昭和レトロが残る人気の観光地である。私の学生時代は誰もこんな場所には来なかった。それが誰が仕掛けたか、テレビで取り上げられてから人気観光地になってしまった。 
 
「夕やけだんだん」の石段が見える。(ここからの夕日が素晴らしいそうだ) 
 
 
かなり以前であるが、谷根千あたりは地方からの修学旅行生のための安い旅館が沢山あった。それがいまは殆ど廃業となり、残った数少ない旅館は外国人観光客用となっていて、意外にも大人気である。 
 
今の修学旅行生どこへ行ってしまったのだろうか? 
今回は谷根千の中の「谷中銀座商店街」に行ってみた。 
 
谷中銀座は「猫」で有名(生きている猫には出会わなかった) 
 
 
ここは私の大学時代の友人の家から近く、学生時代は何回もお宅に伺っていた。でも一回も「谷中銀座商店街」に案内されたことはない。 
 
ただの下町の商店街で、わざわざ友人を案内するほどの場所じゃなかったのである。今回も久し振りに行ってみて、なんだか安物のお土産屋が増えたように感じた。 
 
動物を彫り込んだハンコ屋。 
 
 
この商店街の売り物の「夕焼けだんだん坂」も相変わらずで、どうということもない。 
商店街の「和栗や」で「クリ・ソフトクリーム」(500円)を食べ、ハンコ屋を覗き、Tシャツ屋を見てから谷中を散歩した。 
 
谷中は寺が多い。帰って調べたら、72軒の寺がある。 
昔は「谷中寺町」という町名だったそうだが、寺の隣が銀座という名なのも可笑しい。 
谷中は昔は冴えない田舎の商店街だったことが、その名で分かる。 
 
外国人女性2人は何を買ったのか? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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