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[2009.01.14]
■シベリアとタンメン
『シベリア』と『タンメン』、このどちらも食べ物である。 
しかも両方とも昨年の12月に、私のブログに登場した話題である。 
(シベリアの話)(タンメンの話) この2つの食べ物は私の若い頃の記憶に鮮明に残っている。 
ところが、この年になって知ったのだが、どちらも東京独特の食べ物で、地方では食べたことのある人が少ないということが分かった。 


そこで、この話題を取り上げたのを機会に、伊達の人達にこれらの食べ物を知っているかどうかをメールで質問してみた。その結果、暮れの忙しい時にも拘わらず、親切な10数人が回答を寄せてくれた。 
 
先ずはシベリアである。 
知っていた人は3人だけであるが、その回答には地方色が出ている。 
『それは羊羹サンドと呼ばれていた』という実家が菓子問屋をやっていたFさんの具体的な話や、『中心に入っていた餡には小豆以外に梅味と抹茶味があった』なんて変形バージョンの回答があったが、これはシベリアかどうか? 
また、『名前は知らないが食べたことがある』という人がいた。やはりシベリアというのは東京の昔の高級なお菓子のようだ。 
 
立香山頂上から洞爺湖を見る 
 
次はタンメンである。 
これはどうも関東地方だけの食べ物だったようだが、いつの頃からか見掛けなくなってしまった。 
日本の経済発展となにか関係があるのだろうか? 
或いは私の嫌いな豚骨ラーメンに駆逐されてしまったのかもしれない。 
 
伊達の人でも東京の学校へ行った人や、東京で暫く働いた人が多くいるので、これは思ったより知っている人が多かった。東京にいたことのない人だけの中の回答では、やはり知らない人が多かった。 
『札幌のホテルの中華レストランのメニューにあった』と答えたKさんは、なにか他のものと勘違いしているかもしれない。学生時代に東京で食べなかったのかなー? 
 
割合に多いのが、それは『ワンタン麺ですか?』とか、『タンタン麺なら北海道ではポピュラーです』という回答であるが、違います。タンメンです。・・・と、どうでもよい話であった。 
 
吉本興業の芸人である「課長次長」が『おまえに食わせるタンメンはねえー』というギャグをやっているらしいが、果たしてどのくらいの人がその意味を分かっているのかなーと思う。 
 
洞爺コース4番 
 
添付写真はどうしたことか、今年は豪雪地帯となってしまった伊達のTさんから送信されて来たものと、私が3年前に撮ったものです。 
どちらも私が夏の間に滞在しているトーヤレイクヒルGCの雪景色です。 
 
(おまけの話) 
食べ物には土地柄が表れる。だから、その地へ行ってみないと分からない。 
私が伊達に行くようになって驚いた食べ物は『中華まんじゅう』であった。これは東京には無い。 
でもこれは大きなどら焼きを半分に折り曲げただけの物なので、味はどら焼きである。昔は葬式饅頭として使われていたようだ。 
 
では、なぜ『中華まんじゅう』と言うのか?、と誰に聞いても分からない。 
本職の和菓子屋に聞いても名前のルーツも分からない不思議な食べ物である。 
しかも、これは「まんじゅう」ではない。どら焼きである。 
 
他には『焼き鳥』で驚いた。 
焼き鳥屋で注文したら、出て来た物は『豚の串焼き』であった。 
なぜ、これを焼き鳥と呼ぶのか?、誰も知らない。 
しかもマスタードを付けて食べる。 
では、東京で言うところの焼き鳥を頼むとはなんと言うのかと聞いたら、『鳥の焼き鳥』と頼むのだそうだ。 
なんとも、ややこしい話である。 
でも、この豚の焼き鳥を食べ慣れて来ると、これもなかなか美味しいと思うようになったから不思議なものである。 
慣れとは恐ろしい。 
 
でも、北海道の皆さん。『なぜなの?』という疑問を持とう。 
そこから進歩が始まるのであるから。『オーバーな事を言うな!』と言われそうだ。 
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▼コメント(2)
名前:SHINJI  2009.01.15 05:18:19
シベリアは子供のころよく見かけました。 黒いアンがどっさり、まんなかにはさまっているもので、和菓子屋よりか、パン屋にあったような気がします。そのうち、小奇麗な洋菓子屋ができて、シベリアは消えていってしまいました。  
タン麺はうちで働いていた工員さんの好物で、よくお昼に出前の注文で、タン麺の大盛り3つお願い、などという声を聞きました。 見ると湯気がもうもうと上がるなかに、キャベツがいっぱい入っていました。 子供の私は、高校生になるまで、なんとなくタン麺がラーメンの”邪道”のような気がして好きになれずにいました。 
名前:SHINJI  2009.01.15 05:18:04
シベリアは子供のころよく見かけました。 黒いアンがどっさり、まんなかにはさまっているもので、和菓子屋よりか、パン屋にあったような気がします。そのうち、小奇麗な洋菓子屋ができて、シベリアは消えていってしまいました。  
タン麺はうちで働いていた工員さんの好物で、よくお昼に出前の注文で、タン麺の大盛り3つお願い、などという声を聞きました。 見ると湯気がもうもうと上がるなかに、キャベツがいっぱい入っていました。 子供の私は、高校生になるまで、なんとなくタン麺がラーメンの”邪道”のような気がして好きになれずにいました。 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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