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[2009.01.23]
■秩父路ひとり旅(2)
三十槌の氷柱の撮影が終り、本来の目的である長瀞の蝋梅に向かう。 
秩父鉄道は2両編成のディーゼルエンジンで走るローカル線なので、私にとっては珍しい装置がある。列車が来てもドアの脇のボタンを押さないとドアは開かない。 
降り時も同じくボタンを押す。動いている時に押してみたら開かなかった。 


長瀞駅で降りてダラダラとした上り坂を15分くらい歩いて行く。右手に宝登山神社を見ながら更に先に進むとロープウエイがある。それに乗って5分で宝登山頂上駅である。 
そこからすぐに蝋梅園が見える。 
 
宝登山の蝋梅林 
 
2000本の蝋梅が植えられているというが、蝋梅は地味な花なので、とてもそうは思えない。 
桜や紅梅のような華やかさはない。 
写真を撮るだけなら、小金井公園にある数本の蝋梅でも用は足りると思った。 
 
満月蝋梅 
 
 
和蝋梅 
 
急いで写真を撮り、30分後のロープウエイで戻る。 
帰りは長瀞駅から秩父鉄道で寄居駅に出てJR八高線で帰れば、乗り換えは寄居と八王子の2回で済むと思った。 
ところがそうは行かなかった。 
八高線は寄居駅では電化されていないので、高麗川駅で電車に乗り換えとなる。途中で拝島駅に着いたので、青梅線に乗り換える。 
青梅線で立川駅に出て、来た電車に乗ったら特別快速だった。この電車は武蔵小金井駅には停らないので、国分寺駅で快速に乗り換える。 
 
早く帰れると思い八高線を選んだのに、結局は乗り換えの待ち時間も長く、西武線経由と同じ5回の乗り換えとなってしまった。それに運賃は西武線経由より2倍近く高かった。 
しかも所要時間も同じだった。 
(今日の教訓) 『急がばまわれ』 
 
(おまけの話) 
6年半くらい前に引退した時には、その先の人生がどうなるのか全く想像が付かなかった。 
その先のことを考えて引退したわけではない。 
暫くは外国に住もうかなとか、キャンピングカーでアメリカ大陸をウロウロしようかなとか、ベトナムで日本語教師でもしようかとか色々迷っていた。 
 
そんな時に、秩父に34札所巡りというものがあるのを知った。 
本場の四国お遍路はキツイので、私は手軽に近場の秩父で済まそうと考えた。 
全ての札所を5日間くらいで歩いて廻り、その道中で今までの人生を振り返り、これからの人生を考えようと思ったのである。 
 
そして翌年の11月から12月にかけて1人で34札所巡りの旅に出た。 
この札所巡りの旅でなにかが吹っ切れたような気がした。 
そしてそれ以来、全く仕事のことや、仕事上のお付き合いのあった人達とも縁が切れ、本当の引退生活に入れたような気がする。 
 
その後の偶然が私と伊達市の出会いとなり、いまこんなブログを書く関係になったのであるから、あの秩父34札所巡りは私に素晴らしい幸運をもたらしてくれたと思っている。 
そんなことから、私はY君にも34札所巡りを勧めている。 
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▼コメント(1)
名前:Y/Eiji  2009.01.23 09:28:06
今朝のブログに刺激され、秩父34札所巡りのビデオを4,000円也で購入することにした。インターネットで簡単に購入出来るのは、便利ではあるが、ついつい衝動買いが増える。  
四季折々の札所が、ビデオで紹介されているので、最も美しい季節に訪れるのも良いかもしれない。一年掛かって34ヶ所を巡るのも悪くない。妻の事を忘れる事はありえないが、心穏やかに過ごせる様に気持ちを切り替える事ができたら、これを勧めてくれた橋本君に感謝するだろう。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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