■伊達市の帆立貝
(2015年01月23日) 伊達市から宅急便で帆立貝が届いた。
これは私が伊達市の「心の伊達市民」という制度に入会していて、年会費で伊達市名産の好みのものを送ってくれているからである。
届いたばかりの新鮮な帆立貝。
私が伊達市に滞在中に市役所の幹部職員と相談して、この「心の伊達市民」という制度が出来た。だから私は「心の伊達市民」の第1号に登録した。
最近は全国の市町村が「ふるさと納税」の制度を作り、その町の名産品を送ることをしているが、伊達市が採用したのは早かった。
開くと大きな貝柱が出て来る。
伊達市の名産品は色々とあるが、私は決って「帆立貝」を頼む。
毎年、1月の後半に帆立貝が送られて来るが、伊達市がある噴火湾で獲れた帆立貝は特別に美味しい。・・・・と、贔屓目からか?、そう感じる。
剥き身にして、夕食に備える。
帆立貝は女房がすぐに貝殻を取って、中身を出す。
その時に一緒に送られて来る、貝殻剥きの道具が優れもので、非常に便利である。
剥いてる時から、ラーちゃんは女房の足元から離れない。
なにしろ、ラーちゃんがこの世で一番好きなのが帆立貝なのだから・・・・。
ラーちゃんの大好物。お代わりを要求している。
夕食には帆立貝の刺身とフライが出て来た。
刺身は甘くて美味しい。 付き合せのレモンとの相性も良い。
フライがまた美味しい。 油で揚げても、甘みは減らない。
新鮮な刺身になる。
帆立貝は私に伊達市を思い出させる。
海岸近くに行けば、捨てられた帆立貝の貝殻があちこちで見られた。
帆立貝の貝殻で、建築用の壁財を開発して販売しているKさんの顔が目に浮かぶ。ホタテ漁に連れて行ってもらった漁師のIさんの顔も浮かぶ。
フライは3個も食べれば、腹一杯となる。
食事を終ったら、室蘭に住んでいた同級生のAさんから3年ぶりに電話があった。彼の縁で、私は12年前から伊達市に行くことになったのである。
そのAさんは昨年の11月に室蘭の家を引き払って、神奈川県の家に戻ったそうだ。なんだか1つずつ伊達市との縁が薄くなって来ているに感じる。
私が元気な内に、もう1度、第2の故郷である伊達市に行かなければと思っている。
この日の我が家の夕食は帆立貝だけ。
(おまけの話)
伊達市に滞在中に漁協の理事長にお願いして、 帆立貝漁に行ったことがある。ある日に、3年前に海に放流した帆立貝の収穫を見せてもらうことになった。
船は船長が1人だけで漁を行う。 私はカメラマンで乗船した。
漁は出航から5時間くらいは港に戻らない。
私は途中で寒くなり、小便をしたくなった。
でも船は漁師にとっては神聖なものだと思ったので、我慢していた。
我慢が限界に達した時に、嬉しいことに船長が小便をしたのである。
彼は船べりに立って、堂々と海に向かって放水した。
それを見て、私も彼に見習って放水した。
ところが彼と違って私は年寄りなので、勢いが足りず小便が船べりにかかってしまう。
船長が私の方を見なかったのを幸いにとぼけていたが、あれは情けなかったなー。
噴火湾ではカレイも釣れる。 滞在中はSさんに船で何回も連れて行ってもらった。