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[2020.06.09]
■日本語の英語表現(2)
 
以前に「日本語の英語表現」という話を書いた。今回は「その2」である。前回同様にロサンゼルス在住の女房の従弟に登場してもらう。 
 
【1、野菜のピーマンは英語だと思っていたら、英語では「bell pepper 」だった。 
 2、銀杏は「ginkgo」で、「ギンコ」と発音するので、まるで「銀行」に聞こえる】。 
 
(今回の映像はロサンゼルスのIさん提供です) 
 
      コロナで車も通らない道となった。 


【日本人に難しいのは「R」と「L」の発音の違いです。 
例えば、「広島」は「HIROSHIMA」と書く。 
でも発音は「HILOSHIMA」です。 
 
日本語には「R」が無いから、英語の発音が難しいのでしょう。 
ある時、道が混んでいたので「It was crowded」と言ったら、相手は「そう?、こちらは晴れていたけど」と言われてしまった。これも「clouded 」発音になっていたからです。】 
 
      スーパーマーケットに距離をおいて並ぶ買い物客 
 
 
【 RとLの入るややこしい単語としては、「遅れる」は「lag」です。 
でも「rag 」は「ぼろきれ」、「rug 」は「敷物」です。「時差ボケ」は「jet lag 」ですが、「jet rug」と発音すると、「飛行機の敷物」になってしまいます。 
まあ、これは日本語の「橋」、「端」、「箸」に当ります】。 
 
            「犬の散歩の犬友達」 
 
 
【昔のことですが、一応は英語で話が出来ると自信を持ってアメリカに来てみたら、アメリカ人は同じ英語を話すのではないと知りビックリでした。 
 
カリフォルニア、中西部、南部、東海岸は、みんな違う発音をします。 
他にも黒人英語、ヒスパニック英語、チャイニーズ英語、フィリピン英語など、多くの英語が氾濫しています。正規のイギリス英語も、たまにはあります】。 
 
           「犬と散歩するカップル」 
 
 
【このような各種英語を話す人達と、電話で会話をするのは簡単ではありません。コンピューターのサポートに電話したら、インドのモンバイに繋がりました。 
 
3月にルフトハンザ航空へ電話したらフィリピンに繋がり、「いまマニラで火山が爆発している」と言っていました。アメリカに住むということは、こういうことで慣れるしかありません】。 
 
           「庭にやって来たリス」 
 
 
アメリカ現地からの生の報告は面白い。 
私の56年前の経験でも、英語でガッカリすることがあった。 
 
初めてニューヨークに足を踏み入れて、勇んで1人でアパートの近所のバーに行った。そしてカウンターに座り、隣のオジサンに話し掛けたことがある。 
 
              「野生のコヨーテ」 
 
 
私は英会話の練習と思い、一方的に自分のことを話した。 
静かに私の言うことを聞いていたオジサンは、私の話が終ると言ったのである。 
 
「日本語というのは、英語に似ているなー」。 
その時以来、英語コンプレックスになり、いまでは英語は全く忘れてしまった。 
 
       「人がいなくなり、道路に出て来たコヨーテ」 
 
 
(おまけの話) 
56年前にNY世界博覧会の日本館で働いていた時には、世界中の国から色々な英語を話す人達が来ていた。会場ですれ違うと、遠くからでも声を掛けて来る。 
 
「Where from ? 」と声を掛けられた時はビックリした。 
私の習った英語は「Where did you come from? 」だったからだ。 
 
         Iさんの描いたイラスト画(1) 
 
 
「どこの国から来たの?」と聞く場合は、「Where are you from ? 」だと後から知った。それを縮めて「Where from ? 」と,その人は聞いたのだった。 
 
学校では「日本語は主語が無くても通じるが、英語は主語が無いと駄目」と教育されて来た私は、「先生!違うじゃないか!」と、その時に思ったのである。 
 
          「花」       「薬師如来像」 
 
 
やはり昔のことだが、女房の従弟の友人が所有するサンタ・バーバラの家を借りて、しばらく住んだことがある。その時に、「生ごみを出す日」、「プール掃除が来る日」などを書いた紙を渡された。水曜日になり、プール掃除のメキシコ人が2人来た。 
 
全く英語が通じない。汗びっしょりになりプール掃除をしているので、 
女房が冷えたコカ・コーラを出した。 
でも彼等はそれを飲まずに帰って行った。 
コップに氷を入れて出したので、毒入りと思ったのか? 
 
          Iさんの描いた最新作「旅の思い出」 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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