■武漢ウィルス(45)・・・・自粛解除の日に
5月14日に34県が緊急事態宣言を解除された。
続いて21日に大阪など3府県が解除された。
ところが東京を含む近隣の3県の神奈川、埼玉、千葉、それと北海道は取り残された。腹が立つが政府が決めたのだから、どうしようもない。
(今回の写真はコロナ騒動の最中の、5月23日の人形町の名店)
「重盛」の「人形焼き」と「ぜいたく煎餅」で有名。
(余裕があるのか、5月31日までお休みだった)。
でも私は納得していない。
その大きな理由は専門家会議の尾身副座長の、参議院予算委員会での次の発言である。「実際の感染者数は発表の10倍か、15倍か、20倍か、誰にも分からない」。
そもそも解除の条件にある「感染者数が10万人当り0.5人以下」なのだから、その元になる人数が「誰に分からない」と言ったのでは、0.5人は意味がないし科学的でない。
「玉英堂」は和菓子屋
更に小池都知事は「重症入院患者が増え続け、ベッドの余裕が無い。医療崩壊を起こさない為に自粛を続ける」と言っていた。その時の入院患者数が2974人と発表したが、最近になり「間違っていた。1511人だった」と訂正した。
2倍も違うとは、ずいぶんといい加減なことをやっていたものだ。
これならベッドも十分、余裕がある。
人数の訂正に関しては小池都知事は自分では発表せず、知らぬふりをしている。
「玉ひで」は「親子丼」で有名。
(コロナ騒動で、見慣れた行列が無い)。
しかも最近まで退院した人数を調べていなかったので、入院患者がドンドン増えていた。こんないい加減な数字で自粛を要請されてしまい、真面目な都民はそれを守っていた。
気の毒なのは、生活が懸かっている現役世代の人達である。
特に飲食店などはかなり零細企業が多いので、既にかなり倒産しているだろう。
「たい焼き」と言えば「柳家」
感染者などという実際の人数が分からない数字ではなく、「100万人当りの死者数なら世界と比較できる。日本の100倍もの率の死者を出している欧米は、既にロックダウンを解除している。
経済を殺してしまったら、コロナで死ぬ人よりも自殺者数の方が多くなってしまう。失業率が1%増えると、自殺者が1000人増えるという統計がある。
今も残る「つづら屋」の「いわい」
それでも小池都知事は豊洲市場の問題の時に言った「安全だが、安心ではない」と同じように、「油断すれば、またすぐに広がっていきます」と言い続けるのか?
・・・と、腹を立てながら、今日も私はコロナに向って出掛けて行く。
この日は大阪が解除された日なので、自粛中の「人形町はどうか?」と見に行った。
「すき焼き」の名店「今半本店」
人形町は歴史ある街で、元は人形師が多く住んでいたころから、この名が付いた。老舗の店が多く美味しいものが沢山あり、1回の訪問で1食しか食べられないのが残念だ。
仕方ないので散歩をしながら、私の贔屓の老舗の店の写真を撮って歩いた。まだ自粛の最中だが、地元民は町に出ている。
観光客のいない町は、私の好きな本来の落ち着きを取り戻していた。
「稲荷寿司」の名店「志乃多寿司」総本店
(おまけの話)
東京がやっと5月25日に自粛が解除されたので、早速、銀座の様子を見に行った。
この義務感はHさんからのメールの、『人影の少ない風景をありがとうございます。こんなことになっていることを殆どの人は知らないのではないでしょうか』(後半は省略)というコメントに応えるためである。
銀座4丁目交差点(向かい側は和光)
ウォーキングを兼ねて、築地市場経由で銀座に向った。
すると築地市場で同じマンションに住む、知り合いのバアチャンに出会った。お茶を誘われてカフェに入り、そこで驚くような話を聞いた。
『赤坂に住む友人が振り込み詐欺に遭った。生命保険会社から女性の声で、「4月に期限が来る息子さんの保険の継続手続きしないと、失効になる」と言われた』。
銀座5丁目付近で
友人の息子は海外駐在で、帰国できないでいた。そこで確認が出来ず300万円を振り込んだ。これが詐欺だったのである。
次に株式投資で400万円を損した。
「2度あることは3度ある」と思っていたら、すぐ後に転んでケガをした。「3度あることは4度あるか?」。
バアチャンとの話を適当に切り上げて、銀座に行った。
三越デパートを初め大手企業が31日までの休業を決めているので、自粛解除後の賑わいはいつもの30%くらいだった。
【 銀座4丁目Live Camera】←クリック
歩いていたら、急にこのカラスに頭を襲われた。
次々と歩行者に襲い掛かっていた。