■武漢ウィルス(号外)・・・・東京アラート
5月25日で、東京都の「ステイホーム週間」が終った。
26日からは「ステップ1」になり、6月1日に「ステップ2」に進んだ。
ところが次のステップへ進む条件である6月1日の感染者の成績は、「新規陽性者20人以下」、「感染経路不明率50%以下」、「陽性者増加比が1以下」という3つの条件の内の2つがアラートになってしまった。
6月3日の朝のレインボー・ブリッジのLive cameraから
以前の話では「3つの条件の内、1つでもオーバーしたらアラートを出す」と言っていた。 しかし「ステップ2」に進んだ当日の6月1日に
アラートでは具合が悪いと思ったのか、小池都知事はアラートを出さなかった。
その言い訳は「その他の条件である医療提供体制にまだ余裕があるから・・・」というものだった。
東京都の定めた7つの条件に合わせて「レインボー・カラー」で。
ところが翌日の2日には、感染者が一挙に34人にもなってしまった。
これで3つの条件の全てに合致してしまった。
さすがにこれではアラートを出さないわけにいかず、午後9時30分に
アラートを出したのである。
アラートが出されるという情報は、夕方のテレビのニュースが伝えていた。でも、まだ「ステップ1」に逆戻りはさせないようだ。
医療従事者に感謝の「ブルーライト」(Live Camera)
アラートが出されると、レインボー・ブリッジと東京都庁のライトアップが赤く染まることになっている。
これも勘ぐれば「大阪モデル」のパクリで、大阪は大阪城と通天閣をライトアップすることを早くから伝えていたのを私は知っている。
しかし大阪城の方は、諸般の事情で取り止めとなったようだ。
東京都庁もアラートで赤く染まる。
私はアラートが出されることを期待していたわけではないが、「レインボー・ブリッジが赤く染まると、どんなかな?」とは思っていた。
マンションの3階の広場からでもレインボー・ブリッジは見えるが、全景は見えない。そこで、翌日の3日の夜に、豊海埠頭にアラートのライトアップの写真を撮りに行った。
豊海埠頭からの赤いレインボーブリッジ
家から豊海埠頭の先端までは、歩いて10分も掛からない。
午後8時になるとアラートの赤色に切り替わると聞いていたが、「本当になるか?」と疑って、パソコンのLive Cameraで確認してから出掛けることにした。
Live Cameraで確認したら、午後8時になりライトアップがアラートの赤色に切り替わった。
赤いレインボー・ブリッジの奥は大井ふ頭
それを確認してから腰を上げて、カメラを持って出掛けて行った。
現地には相変わらずアラートなんかに関係なく、釣り人が2~3人ほど来ていた。
真っ赤に染まったレインボー・ブリッジの橋脚を初めて見たが、かなり衝撃的だった。なぜか赤色は怖い。共産主義を連想させるからか?
いつもならそこで少しノンビリと過ごすのだが、今回は写真だけ撮って、そそくさと家に戻ったのである。
赤いレインボー・ブリッジは怖い。
(おまけの話)
6月2日にアラートが出されることも知らずに、女房は友人と贔屓の寿司屋にランチに行った。
12時丁度に店に入ると、入口に消毒液のボトルが置いてあったそうだ。
そこはカウンター9席だけの店で、コロナ中は6席のみの予約だそうだ。
しかし寿司屋のオヤジは、マスクもフェイスガードもしていない。
写真を撮りに来ている人はいなかった。
『なぜマスクをしないのか?』と聞いたら、『お得意さんが、マスクなんかするな!と言ったので、するのを止めた』と言っていたそうだ。
それですっかり女房は嫌になり、「次からは行くかどうか?」と言っていた。寿司屋の帰りに友人にお茶を誘われて、近所のケーキ屋に入ったそうだ。
Live Camera の映像
しばらくして2人連れの女性が店に入って来て、入口で店員に検温を受けていた。そして店員が「申し訳ありませんが、お入りになれません」と言ったのが聞こえた。
2人は帰って行ったそうだが、どちらかが感染者だったのかもしれえない。そうなると、もう1人の女性は感染させられたかもしれないと思い、相当に嫌な気分になっただろう。これで友情が壊れたかもしれない。
お台場側の橋脚 竹芝側の橋脚