■武漢ウィルス(52)・・・・まるで感染者のようだ
政府の「緊急事態宣言」が解除されても、まだみんなはコロナを恐れている。それはテレビで毎日毎日、コロナ特集をやっていることと関係があると思う。海外では日本のコロナ対策に、賞賛の声が増えて来たそうだ。
確かに感染者も死者数も、欧米に比べたら桁違いに少ない。
しかし政府の専門者会議メンバーでも、「なぜか分からない」と言っている。
銀座4丁目交差点には少し人が戻って来ている。
私の考えるその理由は「3蜜」ではなく、「土足で家に入らない」、「挨拶でキスをしない」、「よく手を洗う」、「毎日、風呂に入る」ではないかと思っている。
清潔な生活をしていれば、コロナウィルスも近付けないのである。
日本では欧米のようにロックダウンをせず自粛で対応したが、真面目な日本は実際ははロックダウンをしたのと同じ効果があったのではないかと思う。
エレベーター内の消毒液(至るところで消毒させる)
コロナ疲れの家族を誘って、松屋デパートの食堂階の銀座アスターに行った。デパートの入口で手に消毒薬を吹き付けないと入店出来ないし、サーモカメラが体温を計測している。
8階にあるアスターでは、コロナ前と違い正午なのにすぐに席に案内された。支配人もウェイトレスもマスク、フェイスシールドで出迎える。
なんだか漫画か未来映画の、異次元の世界に迷い込んだような気分になる。
三越デパートのライオンもマスク姿になっている。
4人掛けの席は斜めに2人だけで着席可、向かい合って座るのは不可、隣のテーブルは使用不可、そしてウェイトレスがマスク、フェイスシールド、青いゴム手袋をしてメニューを持って来た。
まるで私達がコロナ感染者で、隔離病棟の食堂に行ったような感じになる。これで「食事を楽しんで下さい」と言われても、かなり無理がある。
資生堂パーラーで開店を待つ女性達。
味気ない食事を終えて、隣の三越デパートに行った。
入店出来るのは正面の入口1ヵ所だけで、1人だけ通れるように仕切られた通路を進み、そこで消毒液を手に掛ける。ここでも係員はマスク、フェイスシールド姿だった。
店内に入って後ろを振り返ったら、検温の為の大きなサーモグラフィの画面が見えた。私から見ればデパートは「お客様第一」と言いながら、お客を守るのではなく従業員を守っているのである。
「これも芸術?」(画廊で)、派手なショーウィンドー
地下2階のパン屋に行くと、陳列方法がガラリと変っていた。
今まではパンが平積みとなっていたのに、今回からはコーナー毎にガラスケースが置かれていて、その中にパンが入れられてあった。
衛生的には違いないが、「あー美味しそう」とか「これも買おうか」という気分は沸かない。レストランもパン屋も、お客から楽しみを奪っている。「私は感染者じゃない!」と言いたかった。
いよいよマスクの投げ売りが始まった。
テレビ報道などでコロナウィルスの危険性を煽り過ぎたので、コロナ騒動が終息しても以前のようには戻らないだろうと思う。テレビが更に「第2波、第3波が来る」と脅かすからだ。
世界はどうか分からないが、日本人は今を境に確実に考え方が変るように思う。人々はレストランやデパートに、コロナ以前の様に行かなくなるだろう。サービス業の苦難は続き、Uber Eats が栄える時代は嫌だなー。
珍しく女性のUber Eats 配達員(4丁目交差点で)
(おまけの話)
コロナウィルス騒動で、しばらく映画を見ていない。
映画館は「3蜜」の典型的な場所だからである。
「最後に見たのはいつか?」と調べたら、3月12日の「レ・ミゼラブル」で、その後に見る予定をしていた2本は映画館が閉鎖されて見られなかった。
裏通りで咲いていた「トランペット」
6月1日から東京都は感染予防のロードマップの「ステップ2」に進み、映画館は開けるようになった。しかし開始は映画館により違い、私が銀座界隈で良く見る映画館の3館である「シネスイッチ」は1日から、
「ヒューマントラスト」とTOHOシネマは5日から営業再開となった。
しかしどこも事前のネット予約は出来ず、当日に劇場での販売だけとなっていた。予約サイトのソフト修正が面倒だからだろうと思う。
「ビッグ・リトル・ファーム」★★(観客は8名だった)
そこで「映画館はどうなっているか?」を調べる為に、シネスイッチとTOHOシネマに行ってみた。入場する前に消毒液を手に掛ける。係員が検温をする。場内は前後左右に空席を設けて、密にならないようにしている。
安全に十分に気を付けているのは分かるが、やはり映画は普通の状態の時の方が楽しめると分かった。今回は報告の為に映画館に行ってみた話だった。
「デッド・ドント・ダイ」★★(観客は約22名だった)