■武漢ウィルス(57)・・・・抗体と免疫は違う
ロスに住む女房の従弟が、貴重な情報の動画を送ってくれた。
それは東京大学・先端科学技術研究センターの、児玉龍彦名誉教授の話であった。
動画には【C型肝炎でもSARSでも、未だにワクチンは無い。ウィルスは変化し続けるので、ある時期を捉えたウィルスのワクチンは場合によってはかえって症状を悪化させてしまう】
近所の工事現場の朝礼も、整列からソーシャルディスタンスで円形になった。
【ワクチンが出来れば解決する、年末にはワクチンが出来るという夢のような解決策には落し穴がある。中途半端な抗体でワクチンを作ると、今度はそれが自分の細胞を攻撃し、
ワクチンを接種した人が罹ると免疫暴走によって逆に犠牲者が増えるという危険がある。だから、今回のワクチンも本当の専門家は何年も掛かると慎重である】。
銀座の「ユニクロ」のマスクは人気で売り切れ。
この動画を見て、気持ちが萎えた。
世界の色々な製薬会社が必死になってワクチンを開発していて、その中には希望も見えていたのだが、それを打ち砕かれてしまった。
私は専門家ではないので、誰の意見が正しいかは判断出来ないのが悲しい。
6月21日の夕方に「Times Square のLiveCamera」を覗いたら、「Black Lives Matter」の抗議で自転車によるデモ隊で道路が溢れていた。これでは感染してしまう。
解説の中で、「抗体と免疫は違う」という話も出ていた。
どうも私は勘違いしていたようで、「抗体が出来れば、免疫がある」と思っていた。
「抗体とは体内に異物が入った時に反応する物質で、その反応で侵入した病原体を攻撃するのが免疫」だそうだ。だから「抗体はあるが、免疫は無い」ということも起きるようだ。
中部大学の武田邦彦教授の「コロナの異常な社会現象」の解説。
この代表例がインフルエンザだそうだ。
だから1回インフルエンザに罹っても、翌年もまた罹る。免疫が無くなっているからである。更に予防接種をしても、それでもインフルエンザに罹る人が出るのであるから難しい。
コロナ騒動が無ければ、こんな専門的な知識は知らずに済んだはずだ。
世界の感染者は増え続けているし、東京も増え続けている。
どうしたらいいんだろう?
我が家の鉢植えの腐葉土を足したら、変なキノコが生えて来た。
コロナ騒動以来、私だけではないと思うが、他人と話す機会が極端に減った。私が良く行く図書館では自分のカードをセンサーに当てると、予約した本のある場所が印刷されて出て来る。
その本を取って、またセンサーに当てて借り出す。
だから誰とも会話はしない。本を返す時も、返還場所に入れて終る。
映画館ではネットで予約してあるので、こちらも発券機で予約番号を入れればチケットが出て来る。
「しめじ」のような形だが、食べられるか?
中高時代の同級生との、1ヵ月に1度の「都心を歩く会」も休止中である。マンションのデジカメクラブの撮影会も休止中で、食事会も同じく休止している。
私が外で話をする場面は、昼食の蕎麦屋で「モリそば」と言うだけだ。
よくよく考えてみると、家に帰って来るまで家族以外に話す相手がいないのである。
家族もいない単身者は、誰とも話をしない生活が続く。
コロナの影響は、精神面でも甚大な被害を与えている。
ネットで調べたら「シバフタケ」というらしく、食べられるらしい。
(おまけの話)
ロスに住む女房の従弟から、現地のコロナ情報が届いた。
『政令が緩和されたので良くなったのかと錯覚しましたが、新しい感染者がますます増えてガックリ来ています。アメリカは世界の感染者、死亡者ともに世界の4分の1にものぼり、グラフを見るとまだ右上がりです』
レストランのソーシャル・ディスタンスの説明書。
右の赤点線は、座席の間に衝立を設けた場合。
『3月半ば以来の自粛生活は単調で、色々と暮らしに工夫を凝らしていますが、それでも生活に華が無い。レストランの一部が営業開始しましたが、そこも客席や配置に条例が示されています。
なにしろ救急車が迎えに来たら、その時が最後のお別れとなる。
その時に写真の書類(延命治療拒否)も一緒に病院に持って行ってもらわなければならないだろうと、想定しています』。
延命拒否の宣誓書。
『アメリカでのコロナ感染の脅威は深刻で、まだこの先、長く続きそうだし、秋になり寒くなったらまた感染の可能性が増えるしと、朝から暗い気持ちになっています。
Jさんは「癌で闘病5年間とか、寝た切りで10年間より、パッと死んだ方が世間の為に良い」などと言っているので、「それもありだな!」と、少し笑えました』。
アチコチの家の前の私設図書館だが、公立と違い本の消毒がされてないので、「借りない方が良い」とアドバイスした。