心の伊達市民 第一号

小さな発見(15)

【玉の輿】(木塲・洲崎神社)
江東区木場に以前から気になっていた神社がある。その神社の名前は「洲崎神社」である。この神社が「玉の輿」の語源と知ったからだ。

その理由は説明によると『元禄13年(1700)徳川家の3代将軍家光の側室で5代将軍綱吉の生母である桂昌院が、崇敬していた弁財天をこの地に遷座したのが始まり。桂昌院は八百屋の娘で、将軍の側室へと上り詰めた人物。当時は「お玉の方」と呼ばれていた桂昌院。「玉の輿」の語源とされています』と書いてあったからである。
八百屋の娘が将軍の側室になったのなら、確かに玉の輿だ。


 「洲崎神社」



「玉の輿」(続き)
どうせ行くなら酉の市の日と思い、「三の酉」の11月29日に行ってみた。
場所は木塲のイトーヨーカドーからも近いので、地図を持参するまでもなく迷わずに行けた。洲崎神社の鳥居の前から境内を見たが、酉の市に付き物の「熊手売り」がいない。
どうせ熊手を買うわけではないので、特に残念でもない。

中ほどに小さな社があり中に「たまちゃん」が鎮座していたが、なんだかアニメキャラクター風だった。「玉の輿」の語源になったのだから、「ちゃん」は軽過ぎないか?
一応写真だけ撮って、本殿にお参りしてからバスに乗った。


「たまちゃん」



【ランチタイムコンサート】
毎月の最終金曜日の12時10分から、築地本願寺でパイプオルガンによるランチタイム・コンサートが開かれている。5ヵ月ぶりくらいに、オルガンを聞きに行った。
この日の出演は声楽家の米山茉莉子、オルガン奏者は中野ひかるだった。
演奏会は本堂で行われ、パイプ椅子の補助席も入れて約400席が満席だった。

始まる前に僧侶の数分の法話、合掌、そして最後には仏教歌「恩徳讃」をみなで歌い、合掌である。今回の出演はオペラ歌手なので、ソプラノで歌う声は高く、とても寝ていられない。「恩徳讃」を除き5曲を歌ったが、オペラ以外にアニメの「千と千尋の神隠し」、「天空の城ラピュタ」、宗教歌などが3曲があったらしいが、全て私にはオペラのように聞こえた。


「築地本願寺」の本堂



【壊れる】(1)
家の中の色々なものが、寿命の関係か壊れて来た。
最初は携帯ラジオだった。朝早く目が覚めるのでイヤフォンで聞いていたが、急に聞こえなくなった。コードを抜くと聞こえるが、それでは使えない。

次に居間の時計が数分遅れるようになった。電池を変えたら、もう動かなくなった。
ネットで調べたら、タワーマンションでは電波時計は感度が悪いそうだ。
更にタブレットのイヤフォンが聞こえなくなった。これもコードを抜けば聞こえるが、夜中に音を出すと隣の部屋の女房に怒られる。次は私の寝室の時計が動かなくなった。電池を変えても駄目だった。しかしこの時計は100円ショップで買ったものなので、簡単に諦めた。

洗濯機も時々、ガタガタと大きな音がする。風呂場のシャワーの蛇口から、チョロチョロと水漏れをしている。自分も壊れ掛かっているのだから、まあ仕方ないのかもしれないな-。


  「ニトリ南砂店」は9月末で閉店



【壊れる】(続き2)
時計が無いと、色々と不便である。そこで「時間が分かればいい」を条件に、安い時計を探してみた。するとあの「ニトリ」で、立派な時計がなんと「999円(税込み)」で売っていることが分かった。

場所は南砂三丁目にあるので、門前仲町から交通費が掛からないシルバーパスで行った。
錦糸町行きのバスが来たので乗ったら、バスは「東陽町駅前」で左折した。どうも違う方向に行っているような気がした。違うことがハッキリしたので2つ先の停留所で降りて、もと来た道を歩いて東陽町駅まで戻った。どうやら「錦糸町駅」行きバスには、2つのルートがあるようだった。


 私が買った柱時計と置時計(どちらも999円)



【壊れる】(続き3)
やっとの思いで着いたら店は無く、「10月4日から猿江店に併合した」と、塀に大きく書かれていて地図も出ていた。999円の買い物の為にタクシーには乗れない。仕方無いので、とりあえず歩き出した。

最初のバス停に来たら、1分前にバスは出た後だった。ところがまた歩き出したら、後ろからバスが私を追い越して行った。定刻より3分遅れで腹が立った。
かなり先の大きな通りを右折したところにバス停があったので、そこからバスに乗った。

前方に大きく「ニトリ」と書かれた緑の看板が見えたので降りた。
時計を買って帰りのバスに乗ったら、なんとバスは私が往きに間違えて乗ったルートを走っていた。情けないやら、バカバカしいやらだが、999円で時計を買うのには相当の忍耐と努力が要るのである。


柱に架けたら、とても「999円」には見えない。



(おまけの話)【宝くじ無料コンサート】
宝町の「宝くじドリームセンター」に行った。
ここで毎月2回ほど、無料コンサートが開催されていると知ったからだ。11月28日は「尺八」の演奏だった。
演者は山崎 東幸氏で初めて近くで尺八を聞いたが、和風の音楽も良いものだと思った。

「尺八」で思い出した。同級生でケーキ屋を営んでいたEさんのことだ。
彼はコロナ初期に呆気なくあちらの世界に行ってしまったが、尺八が吹けた。
彼のお母さんがお琴か三味線の先生で、彼はたまに母に呼ばれて尺八で伴奏をしていた。
私もある時、尺八を吹かせてもらったが、「スー、スー」となるだけで、音が出なかった。


「尺八ライブ」



12月4日は定員120名のところに、40名ほどしか来ていなかった。
今回は「フラメンコ」だった。ダンサーは女性3人、男性は歌手とギターの5人のチームだった。激しいダンスを私から3メートルくらいの、抽選会場の舞台で踊る。
これを宝くじを買わない私が、無料で見せてもらうのはなんだか申し訳なかった。

私がフラメンコを間近かで見るのは、今回で2回目だ。
1回目は新婚の頃、新宿伊勢丹会館にあった「エル・フラメンコ」という名のショーレストランだった。食事中に私の近くで激しく踊るので、暗くて見えなかったが埃が舞い上がっていたと思う。


 「フラメンコ」



今年最後の無料コンサートは12月11日で「ハッピードリーム」。
副題は「歌の贈りもの」だった。4人の歌手が登場したが、私の知らない歌手だった。
この日は「ラジオ日本」の公開録画が行われていたが、テレビではないので安心していられた。

観客は常連の高齢者ばかりで、みんなお互いに知り合いのようだった。
私の見たところでは、どうも宝くじを買う人は少ないように感じた。

私は3回も無料で見せてもらったので、お付き合いで何10年ぶりかで年末ジャンボ宝くじを買った。この日は2024年12月11日だったので、末尾番号が「4・2・1」の3枚だけ買った。その結果は、来年のブログで・・・。


 「ハッピードリーム」

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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