
心の伊達市民 第一号
【お台場の花火大会】
お台場で有料の花火大会が開催されることを知った。
以前にもあったが、マンションの49階のスカイラウンジからでは良く見えなかった。
主催者側の説明では『5月24日(土)~25日(日)に、お台場海浜公園にてストーリーを紡ぐミュージックドローン花火「STAR ISLAND 2025」を開催します。2年連続の開催となる今年度は「ELEMENT」というコンセプトに沿って、STAR ISLANDというもう一つの地球のような世界を形作る根源を巡る冒険へとご招待します』とある。
説明書きに「ご招待します」とあるが、「無料」ではない。
チケット料金を調べたら、驚くほど高いのである。
一番安い席「STAR SEAT」で1人8800円(税込)、高い席は「TABLE SEAT」で2人で7万7000円だった。どういう人達が見に来るのだろうか?
しかしこのイベントは花火であるから、高く打ち上げないと面白くないはずだ。
だからお台場海浜公園以外からも見えてしまう。お台場のホテルやマンションからも見えるはずだ。そこで私は天気が良ければ、穴場と思われる豊洲ぐるり公園の先端に行って花火を見ようと考えた。
24日(土)の当日の天気予報では、『夕方以降は雨が降り出して、夜は本降りの雨になる』だった。HPを見たが「中止」とは出ていない。
どうやら主催者はドローンが飛ばせないほどの強風でなければ、この本降りの雨でも中止にしないようだ。
中止の場合は料金を返却しなければならないので、主催者は大損害なので中止にしない。しかもホームページでは「傘は禁止」とあるので、この寒い雨の中で傘もささずに見なければならない人達は大変だ。
そこで私はとりあえずマンションの49階のスカイラウンジに行ってみた。
花火は午後7時30分から9時まで行われる。
49階のスカイラウンジには若者が大勢来ていた。多分「タダで見られる」と友人達を誘ったのだろう。会場との間にある元東京オリンピックの選手村に建てられた、2棟のタワーマンションが邪魔だった。
時間になったらタワーマンションの左側に花火かと思ったら、ドローンの集団パフォーマンスが現れた。スカイラウンジの窓は密閉式のガラスなので、音が全く聞こえない。
私は部屋の中だが、現地で高い金を払って見ている人達は雨に濡れて寒くて気の毒だ。
距離的には会場とは2キロメートル近くあると思うので、ズームで撮影した。
有料席では多分、音楽が流れ、ドローンが舞い、レーザー光が交錯しているのだろう。
ただ静かに音も無く上がる花火というのは、「いまひとつ」という感じだ。
あまり面白みが無いので、30分くらい見てから家に戻った。
家では女房が『花火が見えるわよ』と言って、窓の近くにいた。
私も近寄ってみたら、確かに見えるがビルに映る花火の影だった。
でも音はよく聞こえるのだが、どちらも中途半端な花火見物だった。
(おまけの話)
翌日(25日)は雨が止んだ。
晴れてはいないが計画通りに、「豊洲ぐるり公園」の先端に行き、近くから「STAR ISLAND」のショーを見ることにした。
ショーは午後7時半からなので、家の前から7時過ぎに東京BRTに乗って「豊洲市場駅」で降りた。そこから「豊洲ぐるり公園」の先端までは、徒歩で10分以上も掛かる。
いつもは昼間に来ているので、夜になってからここを歩くのは初めてだった。
「ぐるり公園」の先端に向かう人が多くいた。花火を見ようと思っているのだろう。
この場所は「花火を見る最高の場所」と、ほとんどの人は知らないと思っていた。
ところが私がいつも座る先端にある階段式の見物席は、すでに大勢の人が座っていた。
道路の海寄りに立っている人も多いので、ざっと見て300人は来ていそうだ。
午後7時になり花火が一発、打ち上げられた。
そしてしばらくお休みとなった。会場ではなにかやっているのだろう。
しばらくしてドローンの集団が左の方で、フォーメーションを形作った。
最初はただの四角だった。なにを意味しているのか分からない。そしてまた花火が打ち上げられた。
前日にマンションの49階から見た花火は音無しだったが、ここは会場から近いので大きなドーンという音が響く。やはり花火を楽しむには音が重要な条件だと感じた。
打ち上げられる花火は割合いに単調で、しかも待ち時間がある。
有料であっても花火は金が掛るので、そう派手には打ち上げられないのだろう。
隅田川などの花火を見慣れた者には、少し寂しい。
無料の隅田川花火は、多くのスポンサーが付いているから出来るのだろう。
ここからでは分からないが、その待ち時間に会場では音楽やダンスなどやっているのかもしれない。時々、ドローンのフォーメーションも現れる。
このイベントは午後9時まで行われるが、8時少し過ぎた頃に私は飽きてしまった。
帰りの東京BRTは日曜の夜なので本数が少ないので、8時38分に乗るためにもう帰ることにした。そして考えた。会場での花火との距離は200メートルくらいではないかと思う。
私の見た場所からだと、500メートルは無いと思う。
300メートルの差が、8800円と無料の違いなのであった。
花火を有料にしても、どこからでも見えてしまうので、有料花火は無理なのかもしれない。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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自然と人との調和を追求したい 〜美のクリエイター 長友加也の世界
お二人のお子様のママ。 そして。 珈琲焙煎所のオーナー。 またある時は。 ヨガインストラクター&美容整体師。 と、思えば。 時に少女。 時に少年。 果たしてその実態は…。 以前から、いつか取材をさせていただきたいと思っていた長友加也氏。 ようやくお話を伺うことができました。 お邪魔したのは『TOYACAFE』。 6年前に壮瞥町の地域おこし協力隊として移住をして来られ、3年の任期を終えて開業されたのが壮瞥温泉町の湖畔にある珈琲焙煎所『TOYACAFE』でした。 長友加也氏は静岡県浜松市生まれの39歳。 日本女子体育大学をご卒業されているので、バリバリの体育会系体質かと思いきや、意外にもそういう方ではありません。 いえ、そういう面も持ちながら感性豊かでしなやかな方です。 『TOYACAFE』を拠点に20年ほどのキャリアを持つ美容整体と、13年のキャリアを持つヨガインストラクターの仕事もマイペースで行っていらっしゃいます。 「珈琲焙煎については独学でした。小さな子どもがいますので、親になってからは、あくまでも子どもを中心に置いた上で、自分がやりたいことは何かを考えながら無理のないペースでやってきました。」 珈琲焙煎所のオーナーとしての加也さんについても詳しく書きたいところですが、そこの部分については今回こらえて…。 主にフェアトレードの豆を丁寧に手煎りで焙煎されているとだけ伝えておきます。 この度取材をさせていただいたのは、最近宣言された新たな肩書き『フォト(動画)クリエーター』としてのお仕事についてでした。 一見、お一人で何役も同時にこなすのは超人的だ!と思ってしまうのですが、なぜか加也さんからは、必死感というか、がむしゃら感というか、がんばっている感が伝わってきません。 淡々と。 粛々と。 自然体で自分の想いの方向に向かっているという自由な雰囲気を醸し出している。 これってものすごくクール! かっこいいなあと思います。 そんな加也さんに自己分析をしていただきました。 出た……宇宙人。 実は前回の記事の主人公も宇宙人でした ^^; 筆者はどうも宇宙人に引き寄せられるらしい…。 かくいう自分も宇宙人? いやそれはさておき…。 さらに続けてこう話されました。 これを伺って安心しました。 決してセンスだけで物事を極めているわけではなく、とことん追求してめいっぱい努力し、きちんと結果を出す人だということがわかったからです。 でも決してそれを表に出さない。 やはりかっこいい。 さらに尊敬してしまいます。 さて。 話をフォト(動画)クリエーターに戻します。 このお話。 実は加也さんのキャリアに裏付けられていました。 なんて素敵な!! これは、加也さんならでは、加也さんだからこそ撮れるものです。 そして今も続々と撮影依頼が来ているそうです。 独立宣言をするや否や舞い込む依頼に加也さん自身が驚いているご様子でした。 それは、これまでの加也さんの活動や発信が、必要な方にしっかりと伝わっていた証だと思います。 今回の取材でわかったこと。 『TOYACAFE』を拠点に置き、珈琲焙煎所・フォト(動画)クリエイター・ビューディーサロン(美容整体・ヨガ)と多方面に活躍しつつも、それは全て1本の軸を外れない活動でした。 365日の時間割の中で、全てが子育を中心とした隙間時間に見事に整理されていました。 長友加也氏は、しなやかな自由人かつ被写体に寄り添う美のクリエーターでした。 *画像は全ていただいたものです。 ―長友加也 情報― 長友加也Instagram https://instagram.com/kaya.n_film?igshid=YmMyMTA2M2Y= 長友加也Facebook https://www.facebook.com/takeuchi.kaya TOYACAFE Instagram https://instagram.com/toyacafe?igshid=YmMyMTA2M2Y= TOYACAFE HP https://toya-cafe.localinfo.jp クリエーター依頼 https://toya-cafe.localinfo.jp/pages/2702246/page_201903191041?fbclid=PAAaaRlA7qepU9u58JEGPIduBSXwsST_TFMjY2g7B4tXbxadOYI92yOhEeYlM (2023年1月取材)
Rietty
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【あの人に会いに】地域にひらく [ 坂本瑠美さん / 洞爺 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 一度は会いに行ってみてほしい、 地域を盛り上げる ”人” にフォーカスする企画 【あの人に会いに】vol.2 今回は、2024年6月2日(日)に 洞爺八幡神社にて開催される 『とうや古本市』の主催者 坂本瑠美さんにフィーチャーします。 瑠美さんが暮らしているのは洞爺地区。一緒に町を歩いてみると、並外れた情報量に驚きます。 「ここは〇〇さんが管理してくれてる場所でね……」「ここの道は子ども達と歩くのにとっても良い場所で……」「あ、〇〇さんがいる!寄っていこう!こんにちは~」……と、こんな様子でエンドレスに繰り出される地域のお話。 この地区の住民はほぼ全員知り合い、町のあらゆることに詳しい、まさに地域の生き字引。そんな瑠美さんなので、もう何十年も洞爺地区の住民かと思いきや……なんと移住してまだ8年だと言います。 「何年も前から居る人みたいだって、洞爺に来て数週間の時にはもう言われてたね (笑)」 多くの人と繋がり、大量の情報を蓄積し、それをまた人へ繋げていく。瑠美さんにとってはとても自然なことなのかもしれません。 移住の決め手は、子どもが沢山いること 瑠美さんは帯広市出身。清水高校の総合学科に進学します。とても自由な校風で、好奇心の赴くままに楽しく過ごし、”キャンプ好き”となっていきました。卒業後は札幌の調理専門学校へ。そこで旦那様と出会い、結婚・出産。若くして母となりました。瑠美さんについて特筆すべきことのひとつは、”子どもと仲良しな母ちゃん”。 「長男がもう20歳!長女も中3、子育てが終わっちゃうのが寂しい!!!」 札幌や江別で長く暮らしていましたが、よくキャンプに訪れていた洞爺湖に惹かれ、移住を決めます。長男が中学校に進学するタイミング、長女が小学校2年生の時でした。 「札幌はモノも人も多くて沢山繋がれるけど、都会ならではの子育てのしにくさもあって。例えば、騒音問題だったり、公園でボール遊びしちゃダメだったり、子どもだけで遊びにいけるところがなかったり……」 洞爺地区で、自由に遊ぶ地元の子ども達を見かけていたことが、のちに移住の決め手となりました。 地域に根差し、広がり続ける人脈 食べるの大好き、食べさせるのも大好き!な瑠美さんは、調理師として働いていましたが、洞爺移住後は「生産者側を経験したかった」と農家へ。3年程働き、調理の道へ戻ろうと転職を考え始めた頃に新型コロナウイルスが流行します。飲食業は縮小、調理師としての就職先は狭まっていました。そんな中、変わらずに募集があったのが保育園の給食室でした。 「午前は給食の調理をして、午後は学童スタッフとしても勤務できることになって。学童で子ども達と遊ぶのが、とっても楽しかったんだ~!ずっと一緒に遊んでいられる!」 偶然たどり着いた二つ目の天職。現在は学童の職員となり、時には給食センターやとうや水の駅食堂TSUDOUにて調理師も続けています。母でありながら3足の草鞋!とても忙しそうですが、まだまだそれだけではありません。 NPO法人地域自然活動センター森・水・人ネットの理事、PTA活動、洞爺八幡神社の総代、等々……ここに書ききれないほど多くの団体に携わっています。あちこちから声をかけられるひっぱりだこ、人脈は広がり続けます。 地域の神社をもっとオープンに! 沢山の活動のうちの一つ、洞爺八幡神社で開催している『とうや古本市』はどのようにして始まったのでしょうか。 きっかけは、瑠美さんが町内会の役割の一つとして、たまたま総代*になったことから。長く神社を支えてきた会長や総代たちの想いを聞き、動き出します。 「総代を務めたい人も少なくて、町内会で回り番でっていう感じで……もっと地域の若い人に楽しんで場所を繋いでもらわないとっていう危機感があったんだよね。会長も、もっと自由に使ってと言ってくれていて」 氏子……氏神様がお守りする地域に住んでいる人々。氏神神社の運営・維持、行事などを行う。 総代……氏子の総代表。祭祀や保持活動に努める役割を持つ人々。 ”本好き”という共通点があった会長や総代たち、話はとんとん拍子で進みました。 「(当時)本屋が無いこの地域で、本を手にとれる場所が欲しいよね、とよく話していて。神社での開催だから(予算をかけず)”ばくりっこ”で。この地域だとどんな本が出てくるんだろう、という興味もあったしね」 とうや古本市は、不要な本を持参し欲しい本を持って帰る、”ばくりっこ”スタイル。ゆったりとした境内では『その本は〇〇さんのオススメだよ』、『これ面白いね』と会話が生まれ、来場者が本を通して繋がっていきます。 「小さい頃この境内で遊んでいたという人たちが、『神社で何かやってる!』とたまたま来てくれたことがあって、そういうのも嬉しいよね」 ただ場を繋ぐためのイベントではなく、持続可能な開催を目指して主催者が楽しむことを大切にしていることも、とうや古本市の特徴。『焚き火で焼き芋がしたい』、『地域の楽しいお店も呼ぼう』……そうして、地域住民にも毎年楽しみにされるイベントとなりました。 子ども達のたまり場をひらきたい 地域のために動き続ける、実行力抜群の瑠美さん。これからやっていきたいこと、目指すところはあるのでしょうか。 「誰もが気軽にふらっと集まれるような、子ども達のたまり場を作りたいなと思っていて」 学童で日々子ども達と触れ合い、真っすぐな好奇心に共鳴していくうちに、もっと探求できる場をひらいてあげたいと思うように。 「大人は知りたいことを自分で見つけられるし、すぐに調べることもできる。でも、子ども達が自分でリーチできるものって、自分の周りにある環境だけ。すぐ近くに沢山の面白いこと・面白い人がいるから、それを繋いであげられる場所がほしいなって」 そんな場所ができたなら、子どもだけでなく大人も楽しめるスポットになりそうです。老若男女がワイワイ集い、誰でもフラットな関係で、好奇心のままに学びを追求できる……素敵な”未来の場”のイメージが浮かびました。 来る6月2日(日) のとうや古本市は、そんな明るい未来の話が自然と生まれる場所でもあります。とにかく多忙な瑠美さんとゆったり話せる、貴重な機会かもしれません。新緑が眩しい、気持ちの良い境内を楽しみに、ぜひ足を運んでみてください。明るい瑠美さんにつられて、笑顔になってしまうこと間違いなしです。 <とうや古本市> 日時:2024年6月2日(日)10:00~15:00 場所:洞爺八幡神社(虻田郡洞爺湖町字洞爺町1番地) ★入場無料、飲食や雑貨など各種出店あり ★お家に眠る不要な本がありましたら、ぜひご持参ください! ★とうや古本市は、年2回、春・秋に開催しています。今回が5回目!
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