
心の伊達市民 第一号
気温33度の中を徘徊する
2日続きで、また日本橋に行った。
昨日に食べ損なった、日本橋の「幸楽苑」のラーメンを食べたくなったからである。
都バスから見たら晴海通りの銀座4丁目に近いところに、例年のようにミスト噴射が行なわれていた。
外国人観光客が珍しそうに写真を撮っていた。オリンピック関係者なのだろう。

晴海通りのミスト噴射を喜ぶ外国人観光客
天気予報ではこの日は「最高気温が33度」と知らせていた。
運動の為に銀座から歩いて行っても良いのだが、熱中症警報が出ていたので地下鉄に乗った。
地下鉄「銀座駅」は東京の中心というのに、少し前までは古くて汚かった。
そして長らく工事中だったが、少し前に完成してやっと綺麗になった。

綺麗になった地下鉄「銀座駅」改札。
その銀座線に乗り「日本橋」で降り改札口を出た。
駅名は「日本橋」であるが、日本橋三越デパートは1つ先の駅である。その駅名は「三越前」である。
日本橋駅は高島屋と繋がっているのに、駅名に「高島屋前」とはなっていない。
なぜなのか? 格の違いからか?

日本橋「高島屋デパート」
外に出てみたら、かなり暑い。
「暑い時には、汗をかかなければいけない」という昔の教えを守っている私だ。
持参したポットに入れた冷えた麦茶を飲む。そして日本橋に向って歩いて行った。
日本橋ではいつものように、写真を撮っている人がいる。
良く見たら、東京オリンピックの五輪マークが橋の袂に設置されていた。
暑い中を警備員が、悪さをされないように見張っている。

日本橋の袂に設置された五輪マーク
三越デパートの前から路地に入り、福徳神社に行く。
「福」と「徳」が名前の神社とは相当にご利益があるのか、宝くじを買って、ここで買う金色の巾着に入れておくと当ると評判だ。暑くなったので、コレドに入る。冷房に当るためである。
でも買うものも無いので、すぐにまた外へ出る。

ビルの谷間の「福徳神社」
しかし暑くて喉が渇いたので、福徳神社からも近い「ミカド」に行った。
この店の「モカソフト」が私のお気に入りで、日本橋に行った時は必ず食べる。
「コーン」と「カップ」のどちらかを選ぶのだが、私はカップを選ぶ。
カップの場合は上に杏子が乗っているからだ。390円の幸せに浸った時間だった。この日は緊急事態宣言下だろうと熱中症注意報が出ていようと、みんなコロナに飽き飽きしているのか、日本橋は盛況だった。

帰りはどこかでランチをしようと考えて、歩いて銀座まで戻った。
銀座2丁目の銀座通りに面した紳士服の「英国屋」の前を通ったら、店が閉まっていて貼り紙があった。
「7月1日より本店を3丁目に移転します」とあり、3丁目の裏通りの地図も書いてあった。
80年の歴史のある名店でも、表通りの店を維持できなかったようだ。
世界一や日本一の金持ちでもTシャツにジーンズの時代では、オーダーの背広は不要となったのだろう。時代は目まぐるしく変って行く。

銀座の名店「英国屋」も閉鎖した。
(おまけの話)
日本橋に行くと、私の好きな「幸楽苑」のラーメンが食べたくなる。
新橋店はかなり前に閉店となり、六本木にあった店も閉店となり更地になってしまった。
店舗の拡大路線が行き過ぎとなってしまったのが原因で、更にそれにコロナが追い打ちを掛けた。
飲食店に限らず、経営者はどうしても拡大をしたくなるものなのである。
それが「成功の証」なのだから。

幸楽苑・日本橋店も閉店
日本橋高島屋の向かいの桜並木で有名な「さくら通り」を入り、少し先の左側に幸楽苑はある。六本木店から比べたら、かなり小さく狭い店である。
いつもの昼時には近隣のサラリーマンが、席の空くのを待って歩道で並んでいる。
私は食べ物に並ぶのは好まないので、繁盛店には早目の時間に行くようにしている。
戦後の食糧難の時代に育った友人達は、みな同じようだ。

日本橋から見た三越方面
店に近付いて行ったら、なにか変だ。
外壁に黒いシートが掛けられていて、店の前にトラックが停まっている。
作業員が忙しそうに動き回っている。どうやらここも閉店らしい。
幸楽苑がドンドン私の前から消えて行く。
ホームページを見たら、それでも東京にはまだ31店舗もあり、秋葉原にもあるようだ。その内に行ってみよう。

日本橋の袂に咲いていた「カサブランカ」
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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misaki
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むしゃなび編集部
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