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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2018年1月19日)
私は築地本願寺の門徒になって3年目となる。
築地本願寺の総本山は京都の西本願寺である。
少し前のニュースで知られた「僧侶の残業代の未払い」は東本願寺で起きたことなので、我が家の宗派「西本願寺派」とは宗祖が親鸞聖人という点では同じなのだが、「西」か「東」かというだけで全く違う。
本願寺派の坊さんは月給制なのであるが、西本願寺別院の築地本願寺は問題ない。
私は俄か仏教徒なので、西本願寺と東本願寺の違いも知らなかったので、この機会に調べてみた。そして初めて分かったのであるから、お恥ずかしい限りだ。
「西本願寺は正しくは龍谷山本願寺といい、浄土真宗本願寺派の本山です。一方、 東本願寺は正しくは真宗本廟といい、真宗大谷派の本山です。戦国時代、石山合戦で一向宗(本願寺派)の本山である石山本願寺が武装解除に応じたことで、一向宗は石山本願寺から追われます。」
「秀吉の治世になり、本願寺派は京都の烏丸で本願寺の再興を許されます。
その後、家康の宗教政策によって、当時、本願寺内で分裂状態が起きていたことを利用し、教如を門主とし、本願寺のすぐ東の土地を与えられ本願寺を分立したのが真宗大谷派の始まりです。この本願寺の立地関係から、西と東と言われるようになったのです。」
へー、そうなんだー。
日本だけでなく、世界でも宗教の分派の争いはあり、それが今でも続いている。
その西本願寺の別院が現在の築地本願寺で、世間で一般的に呼ばれる寺の住職にあたる宗務長はケンブリッジ大学院でMBAを取得していて、イギリスの大学院の教授もしているという大変な教養人である。
築地本願寺は銀座に「KOKOROアカデミー」というサロンがあり、毎日、色々な教養講座を開いている。私は時々、受講をしているが、ある時、「家族葬」という時代にマッチした講座があったので出掛けて行った。
『銀座サロン講座」・・・https://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/kokoroacademy.html
いつも講座では50%くらいの出席率なのに、今回は満席だった。
講師は「葬祭ディレクター1級」という資格を持つ、大手の葬儀屋の社員だった。
受講者は殆どが私か、それ以上の年配者だった。
みんな自分や親の葬儀で失敗しないようにと考えて、事前の情報収集の為に聞きに来ているようだった。
私は小金井で長く生活して来たので、葬儀社、香典返し屋、花屋、葬祭場、石屋などに友人がいる。だから今回の講座は、私の知らなかった新しい情報は特に無かった。
質疑応答時間になって、多くの参加者が質問をしていたが、ありふれた内容だった。
私は「病院と葬儀屋の癒着」、「石屋と葬儀社の利益相反」、「坊主と葬儀社の関係」、「病院の婦長と香典返し屋の関係」などの裏事情を意地悪く質問しようと思ったが、私は築地本願寺の門徒なので、主催者に気を使い止めた。
本当はこれが面白いのだが・・・。
(おまけの話)
私は25歳の時に父を胃癌で亡くし、葬儀を行った。
その時は若さゆえになにも分らず、親戚のオジサンの指示に従った。
しかし式後に参列者から頂いたお香典を「癌の研究に役立てて欲しい」と思い、全額を癌研に寄付したら親戚から総スカンをくらった。生前に父が癌研に寄付を続けていたことに倣っただけなのにー!
オヤジの葬儀の日は10月だったが、今の風潮と違い葬儀は我が家で行った。
その日は真夏のような暑さだった。
我が家の菩提寺からやって来た独身の若い坊さんは、読経中に貧血で倒れてしまった。
無理もない。彼は日頃は学校の先生で、葬儀の時だけ坊主になるのだから。
それから32年後の8月に母の葬儀を行った。この時は葬儀場を借りた。
葬儀開始時間の少し前になり、坊さんから電話があった。
「行く途中で交通事故を起こしたので、行けない。知り合いの坊さんを行かす」。
交通事故を起こした坊さんは、32年前に貧血で倒れた坊さんである。
全く我が家は坊さんに恵まれていない。果たして、両親は天国へ行けただろうか?
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/life/entry-19163.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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最近自分も葬儀を考える機会が増えてきました。今までまったく当事者意識がなかったのですが。
自分も周りも歳をとったということでしょう。