心の伊達市民 第一号

豊洲ぐるり公園に船を見に行く 


以前に帆船の写真を撮りにいったことがあるが、この帆船は「海技教育機構」という国の組織が持っている。
ここでは練習船として「日本丸」、「海王丸」、「大成丸」、「銀河丸、「青雲丸」という5隻の船を所有していて、その内の2隻「日本丸」と「海王丸」が帆船である。
これらの船の行動予定はホームぺーで見ることが出来る。


豊洲ぐるり公園から見た「晴海埠頭公園」の専用桟橋に停泊する船



2023年1月に東京に来ている船は「大成丸」と「銀河丸」であった。
どちらも帆船ではないが、天気が良いので「豊洲ぐるり公園」まで行って写真を撮ることにした。

昨年末頃からが海技教育機構は晴海埠頭公園に、専用桟橋を設けたのである。
その少し後に、そこに帆船「日本丸」が係留されているのを見たことがあった。
でも入港・出港の写真を撮るには、豊洲ぐるり公園の先端が良いポイントだと思う。


豊洲大橋から見た「HARUMI FLAG」(元オリンピック村)



家からブラブラと歩いて行くと、豊洲ぐるり公園の先端までは30分は掛かる。
しばらく前に新しく完成した「都道2号線」の歩道を歩いて行くと、右手に東京オリンピックの時に選手村として使われたマンション群がある。ここはオリンピック後に分譲されて、いまは急ピッチで内装工事が行われている。

その先に豊洲大橋があり、橋の上からはレインボー・ブリッジが正面に見える。
丁度、その時、こちらに向かって進んで来る水上清掃船が見えた。水路のゴミを除去しているのである。  


水上清掃船が常に川や海を清掃している。



橋を渡り、豊洲ぐるり公園のテラスの歩道を先端に向って歩いて行く。
そこにはジョギングをする人、サイクリングをする人、散歩をする人、釣りをする人などがいる。

先端の階段状のベンチに座り、午後2時40分に出航予定の「大成丸」を待つ。
海技教育機構の桟橋が、運河の向かい側の晴海埠頭公園に停泊しているのが見える。
ところが出航時間になっても、船は出て行かない。


「豊洲ぐるり公園」の先端



『なぜなんだろう? 少し遅れているのかな?』と思い、カメラを構えたまま待つ。
しかし全く動く気配がしない。色々な作業船が目の前を通過して行く。「みんな仕事をしているんだ」と感じた。

「東京みなと丸」が湾内の案内を終えて、レインボー・ブリッジの下を通過して芝浦小型船船着き場に戻って行く。この船には私は今までに3回ほど乗っている。
誰でも無料で乗れるので、やることが無い時に乗っている。
レインボー・ブリッジを渡る車が、引切り無しに通過して行くのが小さく見える。


 午後便の「東京みなと丸」が戻って来た。



この日は風向きの関係か、羽田空港に向かう飛行機は東京上空を通過しないようで、レインボー・ブリッジには現れない。
レインボー・ブリッジの空が少しオレンジ色になって来た。

逆光の中で海鵜か川鵜か分からないが、水に潜って魚をとっている。
もぐった鵜が「どこに顔を出すか?」分からないので、一生懸命に水面を見続ける。
すると鵜が顔を出し羽ばき、そして飛び去って行った。


 鵜が突然、水面に顔を出して、羽ばたいた。



明日の天気予報は「雨または雪」となっているので、段々と雲が出て来た。
夕陽の時間まで粘ったが、雲がますます増えて来て、そして寒くなって来た。
「大成丸」の写真を撮りに来たのに、それも出来ず、納得の出来ないままに帰る羽目となった。

帰り道の豊洲大橋の上からレインボー・ブリッジを見たら、雲の間から太陽が顔を出し素晴らしい光景だった。 


豊洲大橋の上からの夕陽。



(おまけの話)
翌日は天気予報に反して、朝から快晴だった。
この日は晴海埠頭桟橋から、「銀河丸」が午後2時に出航予定となっている。
昨日のリベンジと考えて、今回はお茶、お菓子、毛布、本を持参して、また豊洲ぐるり公園の先端に行った。

天気も良く土曜日ということもあり、大勢の人達が来ていた。
やはりジョギングをする人、サイクリングをする人、散歩をする人、釣りをする人などである。釣り人は前日は2人だったが、この日は10人以上もいた。


 天気が良く、釣り人が多かった。



午後2時になった。また『あれー?』となった。出航をしないのである。
いつまで待っても出航しない。望遠レンズで確認したら、前日と同じ船が停泊している。『どうしたんだろう? ホームページで『14:00 東京発』と確認してある。違う場所なのか?

釈然としないまま時は過ぎ、「もう出航は無い」と諦めてお茶とお菓子にした。
その時、レインボー・ブリッジの右側に虹が出た。それも片割れのような虹だ。
「雨上がりでもないのに、虹は出るのだ」と初めて知った。


 西の空に虹が出た。



ポカポカ陽気で、本を読んだりしていた。
目の前の釣り人は1人で4本の竿を垂らしている。でも全く釣れていない。
釣り人は魚が釣れなくても構わないようだ。釣りをする時間を楽しんでいるようだ。
その頃から段々と雲行きが怪しくなり、『今日は夕陽は出ない』と決めて家に戻った。

そして海技教育機構のホームページから『大成丸と銀河丸の出航を見に行ったが、どちも晴海埠頭専用桟橋からの出航が無かった。他に係留していたのですか?』とメールを出した。現時点では、まだ返信は無い。


 「ハクセキレイ」が私に近寄って来た

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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    鵜が突然水面に出てきたシーンを見事に撮りましたね。チャンスを捉えることの大変さ!特に動物の動きはむづかしいです。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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