心の伊達市民 第一号

小さな発見・・・(5)

【10年前の今頃】
突然だが、「10年前の11月は何をしていたかな?」と思った。
それを調べるのは簡単で、「むしゃなび」の私のブログを見ればすぐ分かる。
年のせいか「将来は・・・」などと考えることは無くなり、過去しか考えられなくなっている。10年前は今より活動的でかなり遠方まで行っていた。しかも宿泊も多かった。

今は宿泊を伴う旅行は億劫になり、ブログのネタも「小さな旅」となっている。
ペットの猫も、その頃はウズベキスタンからやって来た「ラーちゃん」だった。
今月は週末と休日には「ブログ閉鎖中の話題」として、2014年11月の記事を投稿している。


10年前のラーダ(いまはポアンとペッパー)

【懐かしい人】
食事の量が少なくなっているので、せめて「美味しいお米」を食べたいと思っている。
北海道壮瞥町のIさんから紹介された「ゆめぴりか」も悪くなかったが、伊達市観光物産館で取り扱っている地元の「ゆめぴりか」も試してみたくなった。そこで市役所から紹介されて、物産館に問い合わせてみた。

すると珍しい名前の「Rさん」から返信があった。「ゆめぴりか」よりこちらの方が気になって、返信で問い合わせた。
『あなたはXXXの息子さんですか?』と。すると返信があり『そうです』と回答が来た。

そこで私は『お父さんにには大変にお世話になったので、私のメールアドレスを知らせて欲しい』とお願いした。
すぐにRさんの父親からメールが来て、懐かしい昔話の交歓が出来たのである。


伊達物産館から購入した「かみながわ米」


【帆船「日本丸」】
マンションの友人が「横浜みなと博物館」に展示してある帆船「日本丸」が、帆を張った時に撮影しに行った写真を送って来た。その日本丸と晴海ふ頭に来る日本丸には関係がありそうだと思い、海技教育機構にメールで駼い合わせてみた。翌日になり次のような返信があった。『横浜みなと博物館に展示してございます日本丸は、昭和5年に建造された初代日本丸になります。晴海ふ頭等でご覧いただいております日本丸は、昭和59年に建造された2代目になります・・・』

『初代日本丸は引退後、横浜市の帆船日本丸財団に移管され、帆船の素晴らしさや練習船教育を伝える博物館として一般公開をしています。一方、2代目日本丸は現役の練習船として船員養成のための実習訓練を行っています。実習カリキュラムの都合から晴海ふ頭での展帆の予定はございません』。
     


帆を張った「日本丸」


【仏壇の仏像】
書斎と言えは聞こえは良いが、居間の片隅の私の机の後ろの棚に「仏壇らしき」ものを作ってある。
私と妻の父親の写真を飾り、猫の遺骨とその前にはたくさんの仏像を置いてある。
この仏像はみんな私が彫ったもので、ここへ越して来る頃まで趣味で彫っていた。

私の父は1967年10月に56歳で亡くなった。母は1999年8月に86歳で亡くなった。
だから私はその中間の71歳で終りのつもりでいたのだが、もう11年も余分になってしまった。なんでも「おまけ」は多過ぎない方が良いと思うが、寿命の「おまけ」は自分ではどうしようもない。


 我が家の仏壇らしきもの   


【六本木一丁目】
日本経済新聞の販売店からメールが来て、「泉屋博古館東京」で開催中の「日本画のアナキズム」の入場券の抽選があった。「泉屋博古館東京」とは聞いたことのない美術館なので、申し込んだらチケットが当選した。
行く前に調べてみたら、ここは旧住友家麻布別邸跡地で、場所は六本木1丁目で、近いと思い六本木駅から歩いて行った。

現地に行ったら、この辺りは窪地のようなナナメの場所で、巨大ビルが途中に建っていて平面図では全く分からない。ウロウロと30分もしてやっと辿り着いたと思ったら、『月曜日は休館日』と出ていて疲れがドッと出た。
そして別の日に改めて美術館に行ってみた。展示のタイトルは「オタケ・インパクト」で、「尾竹三兄弟の規格外の日本画」だったが、現代では特に規格外とは感じなかった。


 「泉屋博古館東京」

(おまけの話)【明治座公演】
私の住む中央区は毎年10月に区内の3ヶ所の劇場を順番に巡り、70歳以上の区民を招待している。その劇場は歌舞伎座、新橋演舞場、そして明治座である。
今年は明治座の番で、出し物は「梅沢富美男と研ナオコ」である。
私達夫婦は地下鉄で行く予定でいたら、足の悪いFさんが『タクシー券があるから一緒に行かないか?』と誘って来た。

特にタクシーで行きたいとは思っていなかったが、せっかくだからお誘いに乗った。
もう1人の同乗者になるメダカの趣味のIさんが、この日の朝にFさんに確認の電話をしたそうだ。するとFさんは『今日はなんだっけ?』と言ったそうだ。これが高齢者の現実である。


明治座


明治座に着き入口でチケットを渡すと、流れ作業のように先に進まされ、そこでお弁当を渡される。私は自分のチケット番号で、1階の前から13番目の指定の席に座った。
ところが次々と来る人達は自分の席が分からない。劇場の係の女性が大忙しで案内している。

車椅子の人もいるし、杖でヨチヨチ歩きで、さらに係の女性に手を握ってもらい案内されるオヤジもいる。開始前に山本区長が舞台に上がり、挨拶をした。
その時に『中央区では65歳以上の区民は2万6000にいる』と話していた。


 山本区長の挨拶


1階席と2階席の料金は1万2500円で、3階席は隻数は少ないが6500円もする。
中央区は6日間の貸し切りなので、全席は1368席なので、ざっと計算して9700万円になる。いくらディスカウントして購入しているか不明だが、相当の出費だ。それにお弁当代もある。公演は演劇、歌謡ショー、踊りの3部作だったが、演劇は全く面白くなかった。

梅沢富美男も年を取り小太りになり、顔も大きくなり、昔のような妖艶さは消えていた。
帰りは2人と別れて女房と2人で人形町まで歩いて行って、「魚久」で「京粕漬け」、「鳥近」で卵焼きを買って帰った。


支給された「お弁当」

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,436,037回

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