心の伊達市民 第一号

晴海埠頭客船ターミナルへ

少し前にネットニュースで「晴海埠頭客船ターミナルが完成した」と報じていた。
晴海埠頭客船ターミナルは大型客船がレインボーブリッジの下を通過できないので、2020年に閉鎖となり解体された。大型客船は新しく完成した「東京クルーズターミナル」を利用するようになったのである。

その後、晴海埠頭には簡易的な旅客ターミナルが整備されたが、利用されているという話は聞いていなかった。そこで今回は家から歩いて、晴海埠頭まで行ってみた時の話である。


「アガパンサス」の種



8月6日の午後に私が東京BRTに乗ってい時に、豊洲大橋の上から晴海埠頭に客船が着岸しているのが見えた。次回の入港は8月16日(土)と分かり、当日の午前中に現地に「クルーズ船」を見に行くことにした。

自宅を出ると3階のガーデンに咲いていた「アガパンサス」の花が終り、鞘に収まって種になっているのを見た。朝潮運河を渡ったところにあるマンション「ザ・晴海レジデンス」の1階のカフェが閉店になっていた。

外部の人も入れる構造になっていて、私も3回ほど利用したことがある。
以前から「お客が入っていないなー」と思っていたら、やはりダメだったか。


カフェ「キャナルテラス」は閉店。



「キャナルテラス」の前を通り過ぎてそのまま進むと、すぐに大きなバス駐車場に出る。この場所から「都バス」、「東京BRT」、「EDO BUS」が発着している。
駐車場の後方には、朝潮運河の向こうに建設中の「THE TOYOMI TOWER MARINE & SKY」が見える。

このタワーマンションは建設の基礎工事に不具合があり、新聞などでもニュースになった。販売価格を調べてみたら、一番小さな部屋で6,570万円、一番高い部屋は5億0980万円もする。供給戸数は約2046戸であるが、家族用の部屋でも2億円はするだろう。
誰が買うのかなー?


 「HARUMI FLAG」から見る工事中の「THE TOYOMI TOWER」



バスの停留所の敷地の横に「バイクシェア」の駐輪場がある。昔風に言えば「貸し自転車」である。大量の自転車が止められているので数えてみたら、186台もあった。
「HARUMI FLAG」は広いし住民が多いので、十分にビジネスになるのだろう。

街中でよく見掛けるので、料金を調べてみた。
支払いはドコモ電話料金に合算されて「d払い」になっていて、取りっぱぐれが無いビジネスモデルだった。

*1回会員              *月額会員 
「基本料金」・・・0円/月      「基本料金」・・・3300円
「最初の30分」・・165円/回               「最初の30分」・・0円  
「延長料金」・・・165円/30分    「延長料金」・・・165円/30分


「バイクシェア」



運河沿いを更に進むと、臨海消防署の前を通る。
その先が「晴海埠頭公園」で、細い道を右に入ると海岸に出る。
そこは晴海埠頭で、時々、漁業取締船「東光丸」が停泊している。

この船の取締対象海域はHPによると『従来からの北洋海域のみならず、国際資源管理の強化に伴い、インド洋、大西洋海域等広範囲に及んでおり、しかも最も取締の強化を要する海域は、特に荒天の多い高緯度海域となってきています・・・』

『また、安全かつ円滑迅速に指導取締活動を行うために現在は荒天航行が可能で、良好な耐航性、復元性及び凌波性を有する船である3代目になっています』。


漁業取締船「東光丸」



埠頭沿いを進むと左側は大きな公園で、昨年あたりからだと思うが大きなモニュメント「TOKYO」が設置されている。そのまま進むと「晴海埠頭客船ターミナル」の敷地になるが、そこから先は金網で進めない。
網の目を通して、銀色に輝くモニュメント「風媒銀乱」が見える。

これは伊原道夫氏の作品で、解説によると『ポールに取り付けられた多数の金属製の回転箱が海風を受けて、それぞれ気ままにゆるやかに回転し、太陽や街灯の光を反射・散乱して美しく輝くという、自然と共有するオブジェです』とある。


  オブジェ「風媒銀乱」



(おまけの話)
「風媒銀乱」のオブジェがあるところが晴海埠頭客船ターミナルの敷地で、そこは岸壁の端になる。右手は東京湾でレインボーブリッジも見え、向かい側は豊洲運河を挟んで「豊洲市場」が見える。

簡易的なターミナルという割には、立派なターミナルが完成していた。
まだ外構工事が終っていないので、一般人は中に入れない。
中に入れるようになったら、すぐに見に行くつもりだ。


 まだ外溝工事中の「晴海埠頭客船ターミナル」



ネットで調べたら、この船は晴海埠頭着岸の第一号で、商船三井クルーズ所有の「MITSUI OCEAN FUJI」だった。船の大きさは「総トン数・3万2477トン」、「全長・198.15メートル」、船客定員・458名」である。

今回のクルーズを調べてみたら、次のような予定になっていた。
『8月16日午後4時30分・晴海埠頭出航→17日・熊野沖→18日・高知寄港→19日・油津寄港→20日・佐世保寄港→21日・麗水寄港(韓国)→22日・一日クルーズ→23日・神戸寄港→24日・12時30分・横浜港』。
料金は8泊9日で「84万2000円~319万2000円」となっている。


都バス停留所前から見た「MITSUI OCEAN FUJI」



「MITSUI OCEAN FUJI」は以前と同じ客船ターミナルの前に停泊していた。
客船ターミナルは外構工事が終っていないので、まだ使用されていないように感じた。
金網の入口から入って行く人達がいるので、私も続けて入ろうとしたら止められた。

係員に聞いたら、『今日は三井商船の社員の家族とOBだけの見学日です』と断られてしまった。レインボーブリッジを通過できるのだから小型船かと思ったが、想像以上に大きな船だった。


後方から見た「MITSUI OCEAN FUJI」 

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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