だて歴史の杜カルチャーセンターで「つるし飾り作品展」が3月7日(日)まで開催しています。
エントランスホール入ってすぐの展示スペースに目を向けると、華やかな色があふれんばかりに飛び込んできました。まるでそこだけ、たくさんのお花が一斉に咲いたよう・・・思わず「春がきた!」と心の中で呟きました。









こちらは市内にお住まいのツチヤさんとフジカワさんという二人の女性の作品です。ツチヤさんは主につるし飾りを作り、フジカワさんはお人形をメインに作っているそうです。古い着物地を使い、手作業でひとつひとつ、細かなところまできれいに作られています。





ツチヤさんのつるし飾り




フジカワさんのお人形




お二人は若い頃から手仕事が好きで、中でも着物地を好んで洋服など自分で作っていたそうです。
つるし飾りを作り始めたのは、5〜6年ほど前から。つるし飾り発祥の地と呼ばれる伊豆の稲取で実際に飾りを見て、その魅力に触れたことがきっかけだといいます。





一番の大作。全部で65個ほどの飾り、全て違うモチーフです。そしてひとつひとつに無病息災、良縁などの意味が込められています。




年々作品数が増えてきたので、地域の人たちに見て楽しんでもらいたいと、展示会を企画。昨年開催する予定でしたが、あいにくコロナの影響でカルチャーセンターが休館しており、この度ようやく初開催となりました。





ようこそ!とウサギさん。




心あたたまる表情。




材料となる着物地は、札幌や時には関東の骨董市へ出かけて集めたそうです。凹凸のある「ちりめん」という素材を中心に使っています。
色や柄の組み合わせを考えながら作るのが面白いところであり、難しいところでもあるそうです。









また古い着物地は年々希少になってきており、「集めるのにも一苦労です」と話していました。









受付のテーブルに、小さな道具箱が。
中にはたくさんの布や、小さな飾りが入っていました。
遠方に出かける時の電車の中などで、こういうお出かけ用の道具箱を持って行って、作業をすることもあるのだとか。









布の中には自分で染めたものもあるそうです。





手仕事の様子を少しだけ見せていただきました。









小さなハギレで作った丸い飾りに太い針で紐を通してつないでいきます。









布がギュッと詰まっているので、針を通すのに結構力がいるようです。
飾りを作って紐を通して・・・果てしなくて気が遠くなりそう!と思いましたが、出来上がった時の嬉しさがたまらないそうです。









手仕事をする人の手は美しいですね。





春の日差しのように明るく暖かな気持ちになる作品展でした。皆さま、ぜひお出かけください。









つるし飾り作品展
期間:2021年3月3日(水)〜3月7日(日)
場所:だて歴史の杜カルチャーセンター
(正面玄関入って左奥のスペースです)
時間:9時〜閉館まで













※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
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