心の伊達市民 第一号

小さな話(39)

【詐欺メール】
パソコンを開くと、毎日のように詐欺メールが着信している。
この4ヶ月に着信したメールを調べてみた。送信元は次のようなもので、いずれも大企業の名前である。野村証券、SBI証券、楽天デビットカード、Amazon、リクルート、JCBカード、イオン銀行、楽天証券、三菱UFJ銀行、Apple、JAネットバンク、東京ガス、ヤマト運輸、icloud、ユーザーサポートセンターなどであった。

メール数は33通であるから、4日に1通は来ている。
共通しているのは、「セキュリティの為の確認」で、確認期限が1日と短くしてあり焦らせる。私の取引の無い会社の時は、詐欺とすぐ分かる。

取引のある場合は、「お気に入り」に登録してある正規のHPから確認する。
確認して「本当だった」ということは一度も無い。でもこの詐欺メールに騙される年寄りは多いのだろうなー。


 「野村証券」を騙る詐欺メール



【カラオケ】
マンションの友人達が「カラオケをやろう」と言うので、あまり乗り気ではなかったが断り切れず私が予約をした。午後1時からであるが、Xさんは認知症が進んでいるので、早めに行ってロビーから確認の電話した。
『なんですか?』と言うので、『今日はカラオケの日ですよ』と言ったら、『そうなの』と言ってやって来た。

そして『カフェに行かないの?』と言う。もう何回も『カフェはコンビニにする工事中です』と話してある。時間になったので、『では行こう』と言うと、『どこへ?』と言う。

カラオケは5人でやっているが、その内の2人は順番を守らず勝手に自分の歌を予約してしまう。2時間のカラオケを終り戻る途中で、Xさんは『カフェに行こう』と言った。
もう私は我慢の限界だ。


  カラオケルームは「1室1時間100円」(人数は関係なし)



【壮瞥町のブルーベリー】
もう15年以上も前のことだとだと思うが、私が北海道伊達市のトーヤレイクヒルGCに滞在していた頃の話である。壮瞥町の岩倉観光農園に行って、サクランボを買った時だと思う。その時にまだ30センチくらいの高さの木であったブルーベリーの実を、しゃがんで摘んだ覚えがある。

数年前から岩倉観光農園から、ブルーベリーを取り寄せている。
今年も早くから注文を出しておいたが、7月26日に待望のブルーベリーが届いた。
大量に購入したので生で少し食べ、残りは冷凍にした。
それを毎朝、ヨーグルトに混ぜて食べるのが、いまの私の楽しみである。


 「ブルーベリー」を入れたヨーグルト



【コンビニ開店】
マンションの3階にあったカフェが撤去して、その後にコンビニ「ファミリーマート」が入り8月5日にオープンになった。
コンビニは外部からは入れない構造なので、お客はマンションの住民だけである。
どうやらコンビニ側から提案があり、それまでは管理組合からカフェに補助金を出していたのだが、これにより家賃が入ることになったようだ。

8000人のお客だけで経営的に大丈夫かと思ったが、他のマンションでも経験済みなので大丈夫なんだろう。開店当日に行ってみたが、特に変りはなく普通のコンビニだった。

今後も使うと思い、ファミリマートのアプリをスマホにインストールした。
アプリに3000円をチャージしたら、記念品に小さなタオルとペットボトルのお茶をもらった。


 8月6日にオープンした「ファミリーマート」



【盆踊り】
今年も築地本願寺で恒例の納涼盆踊り大会が開かれた。今年で78回目だというから驚きだ。盆踊りというものは、少し暗くなってから始まる。以前は暗くなってから見に行ったが、今は明るい内に見に行く。すると当り前だが盆踊りの櫓はあるが、誰もいない。
周りに準備されている食べ物屋の屋台も閉じている。

今年の私はこれで昼間の盆踊りの櫓を見たのは4回目である。
靖国神社、東京駅の行幸通り、新橋の桜田公園、そして築地本願寺である。
盆踊りの定番の「東京音頭」も久しく聞いていない。

その時、気が付いた。
東京の人なら誰でも知っている「踊り踊るなーりゃ・・・」から始まる「東京音頭」は、東京在住以外の人達は知らないかもしれないと・・・。


「築地本願寺」の納涼盆踊り大会会場 



(おまけの話)【ケチャまつり】
ネットで「東京・イベント・7月」で検索したらヒットしたのが、新宿三井ビルで行われる「芸能山城組 ケチャまつり」だった。
開催は7月30日~8月3日で、曜日により開始時間が異なる。

私は本場のインドネシアで「ケチャ」を見たことがあるが、暗い中でかがり火を焚いて行うケチャは異次元の世界の感じがした。

今回のイベントも夜がメインだが、夜に弱い私は午後3時からの回があるので、それを見に行った。東京という場所はありがたいことに、無料で楽しめるイベントが多くある。これも無料だった。


「ケチャまつり」の会場(新宿三井ビル)



ケチャまつりの主催者の解説では『知覚を超える身体性シグナルの脳活性化ーケチャはまさにその真髄です。音やリズム、重なり合う声。言語に頼らずに生まれる群れとしての協調。指揮者も楽譜もない中で数十人から数百人が一体となって16ビートを同調させるのは、言語とは別な知覚であり、(生きている脳)の働きです。・・・』

『(生きている脳)の躍動が放つ祝祭の熱を体で感じられるこのケチャまつり」は今の時代とそこに生きる私達に必要な(未来のまつり)の試行に他なりません』。

「ケチャ」をネットで調べてみたら、「インドネシアのバリ島で行われる男性合唱」のことだった。元々は疫病などの危機を鎮めるための行われた「サンヒャン」という儀式における男性合唱が起源とされている。


 バリ島の巨竹楽器「ジェゴグ」の不思議な飾り



更に一緒に行われるケチャダンスは意外なことに、『バリ島に住み芸術を開花させてきたドイツ人画家「ヴァルター・シュピース」の提案によって生まれた男性のための舞踊。歴史がある舞踊に見えるが、現在のスタイルになったのは1930年と比較的新しい伝統芸能である』。

ケチャはバリ島では「K」を発音しないので、男達が「チャ、チャ」と16ビートで歌うのである。当日のプログラムを見ると、「バリ島の巨竹アンサンブル」、「ジェゴグの手ほどき」、「みちのくの太鼓」、「ジョージア伝統合唱・ブルガリア民族合唱」、「大道芸」、「バリ島のガムランの演奏と踊り」、「バリ島の呪術的合唱舞踊劇(ケチャ)」となっていた。

私が見たかった「ケチャ」は夜になってからなので、残念だが夜に弱い私は見られない。


「巨竹アンサンブル」の演奏開始



午後3時に開始予定のイベントは台風9号の影響で、風と雨に見舞われた。
主催者もなんとか中止にはしたくないと考えて、雨が止んだ3時20分から「巨竹アンサンブル」の「ジェゴグ」の演奏が始まった。

芸能山城組の若いメンバーが、リズミカルに竹の楽器を叩く。その一帯にバリ島の雰囲気が広がった。1曲終ったところで、雨が降って来た。
私はもっと聞きたかったが、慌てて傘をさし立ち上がった。

そして大江戸線の「都庁前駅」に向かい地下鉄に乗った。その時になって気が付いた。
慌てていたので、コンクリートの縁石に座る時に使った「保冷バッグ」を置いて来てしまった。取りに戻るほどの物ではないので諦めたが、最近はこんなことばかりしている私だ。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,508,185回

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