多くの参拝客が訪れる神社仏閣がある一方で、何時間もかけて山道を登り、ようやく参拝出来る森閑とした神社仏閣も少なくないですよね…。また、山そのものがご神体になっているいわゆる「霊峰」「霊山」と呼ばれる山も全国各地にあります。

 「日本三大霊場」とされる富士山(静岡県・山梨県)、立山(富山県)、白山(石川県・岐阜県)はその代表です。この三山に大峰山(奈良県)、釈迦ヶ岳(奈良県)、大山(鳥取県)、石鎚山(愛媛県)を加えて「日本七霊山」と呼ばれる事もあります。

 山は神様のいる場所なので、様々な掟が生まれるのも当然の事で…例えば「山の中にノコギリやオノを置いて帰る時は、刃物に覆いをしなくてはいけない」というのもその一つではないでしょうか?山の神様は光る物を嫌うと信じられています。

 山には神様がいる!と信じられた一方で、「山には物の怪がいる」という考えも広まる訳で、そこでタブーの一つが「山では本名を呼び合ってはいけない!」であり、屋号や愛称で呼ぶのがならわしとされています。

 本名を呼び合うと、物の怪に名前を知られてしまう…。すると、里や街に戻った人を、物の怪が訪ねて来て、山奥に連れ去ってしまうらしい…。連れ去られた人は、二度と二度と戻って来る事がない!と言い伝えられているのさ…。(怖)

 「山で口笛を吹くな」というタブーもありますね…。山の神が嫌う音だからともされますが、実は、今のように携帯電話がなかった時代に、山中で緊急事態を知らせる方法が口笛だったそうで…だから口笛は「SOS」だったから、やたら口笛を吹くのはダメ!と言われたのかもね…。

 山は、やはりパワースポットで、どんな有名でない山でも間違いなくパワースポットです。キャンプも今トレンドみたいですから、山や神様を穢す行為は避けたほうが無難かもね…。


ちょっと不思議なおはなし タリズマン・マスター

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