このブログの初めの頃、洞爺湖のトッシーというかトウロンの伝説を言った事ありましたけど、急に気になって、この街の近辺の伝説を調
べてみた…。意外とあるようで紹介しようと思います。

イタンキの鯨 室蘭のイタンキ浜…この伝説は有名かも?飢えたアイヌの若者が、沖に漂う鯨を見つけた…。「フンベ(鯨)だ!」。若者は
は寒さに震えながら待っていた…。イタンキ(お椀)まで焼いて鯨が寄るのを待ったんですが、実はそれは島影で、やがて若者
は力尽きた…。それがクジラ半島だとも…。

有珠善光寺の鐘 有珠善光寺は蝦夷三官寺と呼ばれ、本堂に泊まると何処からともなく鐘の音が響いて来た…。ここの仏様は月の前半は信州
の善光寺におり、後半は有珠に帰って来て、その時だけ鐘の音が聞こえたという…。

チャランケ岩 昔、虻田と有珠の境の海岸に鯨が流れ着き、虻田のアイヌが捕まえた。有珠側は「我が領域である!」と言ってチャランケ
(談判)となり、3日に渡り言い争いが続いて、両方とも、何らかの力で石と化したという…。

洞爺湖の神 神様に見込まれて洞爺にやって来た2人の若者は、力を合わせて湖を守ろうと、酒を酌み交わし、空の徳利を湖に投げた…。す
ると、たちまちそれが中島になり、黄金の家が2軒、美しい娘が2人現れたらしい…。

登別の題目石 明治4年、伊達妙栄寺の開山である日進上人が、お題目を揮毫した石と伝えられ、今では判読は困難ですが、石に水を注ぐ
と墨痕をうかがう事が出来るという…。

百たたきの樹 仙台亘理藩の主従は、北辺を護り朝敵の汚名をはらそうと太政官のご沙汰書を受け、入植した…。武士道を踏み外す者が出る
と「百たたきの樹」の下で刑罰を加えた…風が吹くと今も…ニレの木団地のアレですわ…

目直し清滝 眼を患った旅人が清滝不動の近くに籠り、滝の水で一心不乱に眼を洗った…。すると光明に溢れた!以来、「清滝不動」と崇め
られて、不治の病と医師から見放された眼の不自由な人々が霊滝に打たれた…。

意外とまだまだあるのですが、この辺りでも、結構な伝説残ってたりするんですね…。百たたきの樹なんか、やっぱりか…と思いましたわ…


ちょっと不思議なおはなし タリズマン・マスター

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