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[2010.08.17]
■バームクーヘンのミミ
市内の菓子店の「久保」にゴマ大福を買いに行った。 
コテージにはお客さまも多いので、他にも水羊羹、アップルパイ、ロールケーキを買った。 
 
すると女将さんが、『橋本さんはバームクーヘンは食べるのですか?』と聞くので、『食べますよ』と答えた。 
すると女将さんは、『チョット待ってね。いま丁度、バームクーヘンが焼き上ったので、いいものを差し上げます』と言った。 
 
新装なった菓子店「久保」 


奥に引っ込んだ女将さんが何をくれるのかと思ったら、バームクーヘンのミミを持って現れた。 
 
バームクーヘンは長い棒にケーキ地を巻き付けながら焼く。そして出来上ったら、棒から外して販売する長さに切る。 
すると両端を切り揃える為に、どうしても不要なミミが出る。 
 
ショーケース 
 
ミミというのは、どういうわけか何でも美味しいから不思議だ。特に巻き寿司のミミは絶品である。 
食べるのはいつもミミばかりで、本体部分を食べられない身だと、これはストレスが溜まり美味しく感じないかもしれない。 
 
でもいつも本体を食べている普通の人には、滅多なことでは手に入らないミミは貴重品である。 
そんなこともあり、ミミは美味しいのだろうと思う。 
 
イートインもある 
 
そんな私にとっては貴重品のミミを、プレゼントしてくれたのである。私は久保に8年通って、初めてこんな幸運に出会ったのである。 
 
コテージに戻り、コーヒーを入れてミミを食べた。 
商品のバームクーヘン本体より美味しかった。 
そんな美味しいミミだけを作って売ったら、売れるかなー? 
 
バームクーヘンのミミ 
 
(おまけの話) 
ミミで思い出すのは、私はパンのミミである。 
私の父は戦前ブラジル渡った。 
でも、移民ではなく写真の勉強であった。 
 
ブラジルから戻り、私の母と結婚した。 
当時は珍しかった洋行帰りということも影響したのか、普通の家がご飯を食べている時期に、我が家の朝食はパン食であった。 
 
中花と大福 
 
パンはミミを切り落として、トーストではなく蒸して食べていた。 
 
すると毎朝、ミミが沢山余る。 
母はそのミミを油で揚げて、それに白砂糖をかけておやつにして出してくれた。 
 
あの時から私は甘いもの好きになったのかもしれない。 
今ではそのせいで、メタボに苦しんでいる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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