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[2010.10.26]
■レトロと骨董の差
年をとると誰でも保守的になりがちで、懐古趣味となる。 
私の場合が特にそうだ。 
今があまり良い時代ではないせいか、やたらと昔を懐かしむ。 
 
これは若い者に嫌われると分かっている。 
でも、どうしようもなく昔が懐かしい。 
昔が本当に良い時代だったかどうかは、ハッキリしない。 
嫌なことは忘れてしまい、ただ懐かしがっているのかもしれない。こういうのをレトロ趣味と言うらしい。 
 
レトロな看板 


レトロの定義はよく知らないが、100年以上も前の物だと骨董品として値打ちが出る。 
ところが50年くらいだとあまり値打ちが無く、この辺りの年代の物がレトロという範疇に入るのかもしれない。 
 
 
これは海外に住む日本人に特に強く出る傾向がある。 
ロス在住の女房の従兄なんかは、その代表例である。 
30年以上も海外に住むと、日本が良く見えるようだ。 
事実、良いことも沢山あるのだが、日本に住む我々はそれを忘れているのだと思う。 
 
11月には彼がロサンゼルスからやって来るので、レトロな風景を探しておかねばならないと思っているが、期待に応えられるか少し心配だ。 
 
懐かしの水原弘 
 
以前はその辺りに何気なくあったレトロはいつの頃からか、私の周りから消えてしまった。 
それを探すのは至難の業であるが、幸いに私の地元には「東京江戸建物園」というものがあり、そこに行けばレトロを味わえる。 
昭和初期の建物を移設して、室内も見られるようになっている。 
 
今の若者も50年も経てば、必ずレトロ趣味になる。・・・と思う。 
 
 
(おまけの話) 
家の片付けをしていると、懐かしい品々が出て来る。 
そんな中で貴重品を見付けた。 
それは「50セントのケネディ・コインと1ドル・コイン」である。 
 
このケネディ・コインは1964年製で、ケネディ大統領が暗殺された翌年に発行されて、たまたまニューヨークに在住していた私が買ったものだ。 
キーホルダー型になっていて、中にコインが入っている。 
 
これはお宝ではないかと思い、インターネットで調べてみた。「1964年製は特に銀の保有量が多く、貴重である」と出ていたので期待が高まる。 
 
1ドル・コインと50セントケネディ・コイン 
 
そして、価格を見てガッカリした。 
なんと「1500円」であった。 
1ドルが360円の時代だったので、50セントコインは180円である。 
だから、8倍強となっているのだが、1500円じゃなー。 
 
1880年製の1ドル・コインもあるが、調べるのが嫌になり止めた。 
ケネディ・コインはまだ46年しか経っていないので、まだ骨董品まではなっておらず、レトロの段階だったのである。 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2010.10.26 12:53:20
橋本さんの自由でおもしろい発想、いつも楽しんで読んでいます。 もうほとんど日々の生活の心の支えという所まで到達してきました。特にいやなことがあった日や、世の中にがっかりした日は、橋本さんの文と写真で立ち直ります。  
ところで、私の大好きなレトロ100%の看板の写真をありがとうございます。 感激です!!! 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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