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[2010.10.27]
■ぶらり全駅下車の旅 (武蔵小金井~国分寺)
少しの人の希望に応える為に、JR中央線の武蔵小金井駅から終点の高尾駅まで歩くことにした。 
 
今回はひとり旅ではなく、お連れがいるので寂しくない。 
中学高校時代の同級生のY君である。 
彼は頭の毛が薄いせいか、丸坊主にしている。 
だから、なんだか修行僧と一緒に行くような気分になる。 
 
駅の南口から新しく出来たイトーヨーカドーの前を通り、市役所前へ出る。市役所の西側の坂を下る。 
ここが私のブログによく登場する「はけ」である。 
 
はけの道を行く 


坂を下りた突き当りを右に折れる。 
この角にあるのが幡随院というお寺で、小金井の名士は殆どここで葬儀を行うので、ここの葬儀に行くと久し振りの人達に会える。 
 
大きな葬儀場のある幡随院 
 
その道を西に進むと派手な黄色の建物に出会った。 
どうやら安いアパートで、外国人が多く住んでいるらしい。 
本当に英会話が学べるんだろうか? 
 
更に進むと広い道に出る。この辺りが国分寺までの中間点である。 
トンネルの上の道を使って道路を渡り、また進む。 
すると右手に弁天様が現れる。ここには清い湧水が出ている。その湧水は「はけ」から湧き出る清水であろう。 
 
中間点の貫井トンネル 
 
更に進むと学生の姿が目に付く。 
この道の上に東京経済大学があるからだ。 
私達の学生時代とは、服装も態度もまるで違う。 
『本当に勉強をしているの?』と、聞きたくなるのを抑えて先に進む。 
 
そして、もう少し歩いたら国分寺駅前となった。 
武蔵小金井駅から50分であった。 
 
弁天さまの湧水 
 
(おまけの話) 
Y君とは午前10時の待ち合わせの約束なのに、15分も前に、『もう来ているよー』と電話があった。 
気が早いのは年寄りの特徴であるが、私はその方が好きだ。 
 
歩きながら、色々な話をした。 
Y君は妻が病気になる前は、『この幸せがズーと続く』と、なんの疑いも無く考えていたそうだ。 
それが病気で亡くなってしまい、愕然としたようである。 
 
英会話が学べるらしいアパート 
 
でも、彼なりに充分に納得する介護をしたので、悔いは無いようだ。 
 
私の場合はどうかと言えば、全く心構えが出来ていない。 
自分が先に逝くと決めているのだが、果たしてそうなるか? 
なかなかこういう話をする機会は無いので私は良かったが、Y君はどうだったろうか?。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2010.10.27 07:12:34
修行僧と呼ばれるには、余りにも低次元の俗に塗れている己を恥じております。小金井市、国分寺市と歩くにつけて、整備された都立公園の緑が溢れている事に気がつきました。都内と三多摩格差は昔から議論の的になっていた事ですが、今は、三多摩の中での格差をつくづくと感じてしまいます。  
路面価の格差が、多摩川を境に大きくなる事に納得しました。  
70歳を目前として、大学の同期生のご主人からこれからの私の歩き方を示唆するメールが来ました。下記にコピーします。  
『人生は年齢で初めと終りがあると感じてはいけないと思います  
これからは、第二の人生が始まるのでは無く、もうひとつの人生の始まりが来たと感じるのが良いのではないでしょうか  
そのように思いをめぐらすと、これからの人生は自由で広大に広がっています  
小学生がこれからの人生を感じるようなもので その方向は自由で広くあらゆる方向にに広がっています  
子供も孫もいません 自分一人でこれからのもうひとつの人生を自由に歩めばよいのではないかと・・・・・・・、  
最近私はそう考えるようになりました』  
待っている人が居ることで『死』への恐怖は全くありません。  

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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