■ワイキキの驚きの人達(4)
ハワイではワイキキ海岸のすぐ近くのホテルに宿泊した。 下見ということもあるし、お連れもいるので旅行計画はお任せであった。
久し振りのワイキキは景色は変わらないが、雰囲気が以前とはかなり変わった。
そんな中から気が付いたことを報告しようと思う。

1、金属探知マン
早朝の海岸に1人で散歩に出てみた。
すると海岸の砂地をなにやら変な装置で調べながら歩いているオヤジがいた。
近寄ってみたら、なんと金属探知機で砂の中に埋もれた金属を探している。何が拾えるのかと思ったら、なんと指輪が多いそうだ。
新婚さんが泳ぐ前に外して、それを忘れて帰ってしまうようだ。あのオジサンも全く拾えなければ、金属探知機なんて高価な投資はしないだろう。

今回はいやにホームレスが目に付いた。地元の人に聞いたら、かなり前だが、アメリカ本土のお節介な人が、『本土は寒くて可哀想だ』という発想から、彼らを飛行機に乗せてハワイに送り込んだんだそうだ。
彼らはショッピング・カートに全財産を入れて、それを曳いて歩いている。食事は教会が出してくれるようだが、最近は教会も考えて、『シャワーを浴びて来ないと食事は出さない』と決めたので、ここのホームレスは日本のホームレスのように臭くない。
3、修学旅行生
我々の泊まったホテルには、なんと彦根総合高等学校の修学旅行生が泊まっていた。
我々が買ったパック旅行はかなり安いらしく、あまりに安いパックは修学旅行生の泊まるような安いホテルになっているようだ。もう、いい年なんだから修学旅行生と一緒のホテルはチョット寂しかったな~。
でも、それより修学旅行でハワイに行く必要があるのかなー?何を研修するのかなー。先生が行きたかっただけじゃないのー?
4、フラダンスを踊る日本のオバサン達
ワイキキ海岸のそばのレストランはハワイアンショーをやっている店が多い。
以前はショーの途中で観光客が無理やり舞台に引っ張り出されたが、今は違う。
客席の前の方は日本から来たオバサンで占領されている。みんなムームーを着ている。
ショーが進んで一般人の出番となると、日本からのオバサンに舞台は占領される。
日本で流行りのフラダンスの発表会がハワイのレストランだとは知らなかった。
知らない世界を垣間見た。でも、我々もハワイで仏像の発表だから同じかー。
(おまけの話)
帰国日は私は朝7時にホテルを出る予定にしていた。
他の4人は6時に送迎バスに乗る。私はレンタカーを返す必要があるので1人で車である。
私は朝には強い。目覚まし時計を掛けても鳴らしたことがない。今回も念の為に前日にアラームをテストしてから6時にセットして寝た。その夜はなんだか暑くて寝そびれた。
仕方ないので12時過ぎに睡眠導入剤を飲んだ。目が覚めたらなんだか周りが明るい。
目覚まし時計を見たら、7時15分を指していた。
焦った。すぐに着替えをして、荷物を持ってチェックアウトをして、バレイ・パーキングサービスのアンチャンに車を持って来るように頼んだ。車がなかなか来ない。
やっと来たので、すぐに出発し、フリーウエイH1を空港に向かう。初めての道なので標識を見落として別れ道を通り過ぎてしまった。一般道に出たところで、後ろの車のオジサンに空港への道を聞く。かなり焦る。
かなり飛ばして、どうやら着いたのは返却時間ギリギリの8時ジャストであった。
家に帰って調べたら、ホテルの洗面所に歯磨き粉と歯ブラシを忘れてきた。
そんな程度の忘れ物で良かった。でも、まだあるかもしれない。