■クーリングオフしたつもりだったが・・・・
2月26日の私が武者ナビに書いたブログに『クーリングオフした私のボランティア活動』というのがあるが、その時は私もボランティア活動をして少しは社会のお役に立とうと考えていたのが、挫折した話である。
もう私はそのことをすかっかり忘れ去っていた。
それなのに、それから1ヶ月も経ったある日にその特別養護老人ホームの担当者のHさんから電話があった。
私はもうやる気が失せていたので断ろうと思ったが、彼女の話を聞いて、またやろうかなーと考え直した。
彼女は電話が遅れた理由を、『親戚に不幸があった。自分はパートで遠方から通っている。出勤は不定期である』と、なんだか可哀想な話をしていた。
私の感じでは私に電話をくれなかった理由はどうも嘘のように思えた。
そこで、電話のあった翌週の火曜日にその介護施設を訪問した。担当者のHさんに3階建ての大きな館内をくまなく案内してもらった。
入所者は50人で、その他にデイサービスと訪問介護を行っているそうだ。
80歳以上と思われる老人達が大勢いて、所在無げに車椅子に乗って、あらぬ方向を見ている。誰も話をしていない。みんな無口だ。
何を考えているのか分らない。そこには大勢いても、みな孤独のようだ。

私の予定している話し相手のボランティア希望者は少なく、またやってもすぐに辞める人が多いらしい。結構、辛い仕事なのかもしれない。
そこへいくと、歌を聞かせたり、踊りを見せるボランティアは沢山いるようだ。
どうも、その人達は自分の習っているお稽古の発表の場を求めて介護施設にやって来ているように感じた。これじゃ、ボランティアと言えないのでは?
私のボランティアは続くかどうか分らないが、今回は見学だけだったので、先ずは来週の水曜日に試しに話し相手をしてみよう。この報告は別の機会に。
(おまけの話)
介護施設の係員の言い訳は私の勘では嘘だと思っていたが、現地に行って本人から直接聞いた限りでは本当のようだ。
日本では上は政治家から、下は私に至るまでみんな嘘をつく。嘘と誤解は少し違う。
私の知り合いは人に誤解をさせるような話し方をする。
ある時、『アメリカに旅行に行く』と言っていたので、『西海岸?、それとも東海岸?』と聞いたら、『そのどちらでもない』と言う。色々と追求したら、行く先はグアムだった。
グアムもアメリカには違いないが、そんな他人が誤解をするような言い方はずるい。
その人は他の話でもそのような言い方をするので、そんなことも原因で、なんとなく疎遠になってしまった。

私のつく嘘はこんな感じだ。ある日のこと、出先で昼食にカレーライスを食べた。
帰ってみたら我が家の夕食もカレーだった。
女房が『お昼は何を食べたの?』と聞くので、私は『ラーメンを食べた』と言って、女房の作ったカレーを黙々と食べた。
これも夫婦円満の秘訣だと勝手に思っている。
それを嘘と言えるだろうか? どうですか? 伊達市のグルメのSさん!
これからも女房以外の人には嘘をつかないようにしようと思う。