■車のありがたさを知る
やっと暖かくなったので、東京地方も場所によっては桜の開花が聞かれるようになった。 私の地元の小金井公園は桜の名所で、毎年春には都内からも多くの花見客がやって来る。私は桜見物希望の友人達の為に小金井公園の桜の開花状況を確認する為にウォーキングを兼ねて1人で出掛けた。
生憎、小金井公園の桜はまだ開花していない。
天気予報では来週は暖かい日が続くようなので、あと1週間もすれば満開となりそうだ。

小金井公園を出て小平の行きつけのコーヒー店に豆を買いに向かう。途中でJマートがあったので、急にプリンター用のラックを買う気になった。
先日、N君が自分では使わなくなったA3までプリント出来るプリンターを届けてくれた。
そこで、今までのA4用と今度のA3用を2段重ねにする為だ。
今後はデジカメクラブの写真展出品はプロ級のA3判となる。
その店で具合の良い小さ目の木製のテーブルを偶然にも見付けてしまった。
家に電話して、女房にプリンターの寸法を知らせてもらう。
オーダーしたようにピッタリなので、それを買った。3980円であった。
段ボール箱にハンドルを付けてもらい手に持ってみる。
少し重いが大丈夫だ。そこから約500メートルの距離のコーヒー屋に向かう。ところが歩き出してすぐに分かった。
とても重くて持って帰れない。
タクシーに乗れば家までは2000円くらいの距離だが、テーブルの料金の半分もタクシー代に支払ったら、安く買った意味がない。
コーヒー屋の女将さんが『1時間くらい待てば亭主が帰って来るので、そうすれば家まで送ってあげる』と言うのだが、1時間は待てない。
バス停までは1500メートルくらいある。コーヒーを飲んで勢いをつけて歩き出す。

すぐに荷物を持つ手が痺れてしまいバス停までに5回は休む。バスで小金井駅まで出て、そこから家までまた歩く。
そして、また3回くらい休む。
今までは衝動買いしても、車で出掛けていたので問題は無かった。引退して歩くようになったら、衝動買いは考えなければ駄目だ。その時ほど車のありがたさを感じたことはない。
(おまけの話)
Jマートの近くでお昼になった。
そこで行き付けのうどん屋の平作を覗いてみたら、満員で待っている人もいる。
食べ物を並んで買うというのは私の世代は嫌う人が多い。
何故なら、戦後の食糧難の時代にいつも並んで食べ物を手に入れていたからだ。
平作のうどんは美味しい。寒い時は1300円の『鍋焼きうどん』で、熱くなると『もり』を2枚頼む。1枚550円である。
気持ちはうどんであったが、仕方ないので斜め向いのサイゼリアに行く。こちらも満員だが、待つことはなかった。
ランチメニューからピザを頼む。メインディッシュに野菜サラダとドリンクバーが付いて、なんと700円である。
初めて入ったが、これには驚いた。
この値段で利益を出す経営者は偉い。
でも、こんなに安いのだから中国産の食材を使っているのかなー?
ランチも安かったし、テーブルも安かった。
ここはやはりタクシーなんかに乗らずに、頑張ってバスで帰って満足であった。