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[2006.07.14]
■イコロのサクランボでジャムを作る
曇りがちの天気なので、暑くもなく農作業には都合が良い。 
朝から女房とイコロ農園に出かける。 
ゴルファーもいまやすっかりファーマーとなってしまった。 
 



その日はトウモロコシの周りに生えた雑草を処理する作業と、鶏糞の肥料をやる作業だ。鶏糞撒きは臭くて嫌だなー。 
 
先ずは雑草取りだが、名前は判らないが長い柄の先に平らな刃物が付いた道具で、雑草を払うように刈り取る。 
これが上手く行かない。時間ばかり掛かるので、手で抜くことにした。 
 
1時間もやると腰が痛くなる。農園主のTさんは『イナバウアーをやって腰を伸ばした方がいいよ』と分かりやすい説明があった。50メートルくらいの畝が4列もあり、200本以上もトウモロコシが植えてある。 
 
Tさんが出掛けてしまったので、後は女房と2人での作業だ。女房はハーブの摘み取りと乾燥の為の花の並べ作業をしている。 
お昼になり、持参のおにぎりで昼食を取る。 
ここから見える有珠山、昭和新山、内浦湾の眺めは素晴らしい。 
 
午後からは鶏糞やりの予定だが、あまり乗り気がしないので、取りあえずはサクランボの収穫の方に行く。 
手入れがされていないのに10本くらいの木々にはたわわにサクランボが実っている。この農場は全てが無農薬なので、そのまま食べても安全だ。 
 
2時過ぎにKさん家族が様子を見に来る。 
わたしの携帯電話が鳴り、壮瞥のIさんが野菜を届けるというので、イコロに来てもらう。雑草刈りを指導してもらったら、これは刃物が切れないから駄目だ。持ち帰って研いでくると言う。この町の人達はみな親切だ。 
 
適当なところで農作業は切り上げてコテージに戻る。 
女房は収穫したばかりのサクランボでジャムを作ると言う。 
 
砂糖の量を決めるのでサクランボを計量する為にゴルフ場のクラブハウスに行く。そこには建設業のSさんが居た。彼と話していたらRさんが現れ、続いて北糖のKさん、保険業のNさんも来た。 
そうだ、今日は日曜日なんだ。農民をやっていると曜日も分からない。 
 
出来上がったサクランボジャムは朝食の時にパンに塗って食べたが、素晴らしく美味しかった。農業は私のやっていた工業より良い仕事だ。 
 
 
(おまけの話) 
ジャムにブランデーを入れると大人の味になり美味しい。 
網代町のレストラン『レイラ』でお裾分けしてもらい、ジャムに入れたら滅法美味しくなった。コテージに遊びに来たK社長とYさんにご馳走した。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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