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[2008.08.06]
■還暦を迎えて照れるKさん
この町ではKさんが多いので、この話も誰のことだか分らない。 
そのKさんが8月1日に還暦を迎えることになった。 
私が6年前に還暦を迎えた時は、なんとなくその日は過ぎた。 
昔は赤いチャンチャンコなどを着て、悦に入っていたオヤジもいたようだが、今ではあまり見掛けなくなった。 
『60歳なんて、まだまだこれからだ』と本人も思っているし、周りもそう思っているのだろう。 


そんなKさんの還暦を祝おうと思いゴルフとアフタヌーンティを企画した。 
午後からゴルフをして、終ってから酒を飲まない私の企画であるから、コーヒーとケーキで祝おうというものである。 
ゴルフはトーヤレイクヒルGCで、アフタヌーンティは最近、東京から伊達に来て家を建てて、そこを「クラブ the Club」という名で会員制のカフェにしているHさんのお宅でである。 
 
ゴルフはTさんの発案で還暦を記念して、皆が赤いシャツを着た。 
Kさんはスポーツマンで、還暦を迎えてもまだまだ飛距離に拘っている。 
 
 
最終ホールで2発もOBを出しながらも39で廻るから驚きだ。 
 
場所を移してから参加者も増え、Tさんの奥さんの手作りのケーキを味わう。Kさんと彼女は同じ中学の同級生だと聞いた。人が集まれば必ずアルコールが付きもののこの町で、私のアルコール無しの企画はKさんに、『意外といいねー』と受け入れられた。 
 
 
楽しい1日を一緒に過ごし、還暦を意識させられたKさんは盛んに照れていたが、それでも嬉しそうであった。 
これからも、目出度いことがあれば何でも祝おう。 
還暦を過ぎてしまえば、人生の残り時間は少ないのだから・・・・・・。 
 
(おまけの話) 
私のオヤジは還暦を迎えることなく56歳で亡くなってしまった。私はそのオヤジの亡くなった年から10年も長生きしている。 
59歳になった時に私は仕事を辞める決断をした。 
それから2年して全てを整理して引退生活に入った。 
 
ところが伊達市に来たばっかりに、静かな余生とは全く違う人生となった。 
どんな老後が幸せかは人によって違う。 
ただ私の経験から言えることは、『60歳を境に忘れっぽくなる。頑固になる。判断を間違える。人の名前を覚えられない。昔を美化したがる。』 
こうなると、取引先や社員に迷惑をかけるので引っ込んだ方が良いと思う。 
 
それにゴルフでドライバーの距離が一挙に落ちる。 
だから、現役の時と違ってゴルフも下手になる。 
それを認めたくなくて頑張ると、ストレスが溜まる。 
還暦とは『もう静かにしろ!』という死んだオヤジのあの世からの合図かもしれない。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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