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[2008.10.10]
■自分で育てた米を食う
9月30日に稲刈りをして、それを長和で乾燥させてから精米した。 
苦労して育てた米(ななつぼし)をイコロ農園クラブの会員に配るが、その前に田圃の世話をした人達で試食しようということになった。 
実際に田んぼに入りひえを取ったK会長、農業指導をしてくれたSさん、刈り取りを手伝ってくれたKさん、そしていざという時の心の支えになってくれたHさんにオーナーのTさん夫妻と我々夫婦がメンバーである。 


8日の夕食時に市内の創作中華料理店の『菜菜』に集合した。 
この店のオーナーのKさんが、その前にイコロ農園に来たので、その時にお願いした。 
『イコロ米が採れたので、そのお宅の店で試食会をしたい。白飯とチャーハンをイコロ米で作ってくれないか?』 
Kさんは笑顔で、快く引き受けてくれた。 
 
 
その後、希望者が増えて、午後6時には限定の14名が集まった。 
Tさんはイコロ米を事前に届けてある。 
私はその日の朝に定置網漁でもらったイカとソイを持参した。 
 
イカとソイは中華風の刺身に調理してくれた。イコロ米は白米とチャーハンにしてくれた。特にチャーハンはスープをかけて食べる創作料理だ。 
イコロ米で食べる菜菜の中華料理は普段より美味しく感じた。 
 
 
イコロ米を食べるので、司会者のTさんに催促されて、次々と参加者が立って強制的に我々の農作業の苦労を語らせられる。 
結局は全員が私と寺島さんとK会長の苦労をねぎらってくれた。 
 
気分が良いのか、久し振りにTさんが酔った。 
私も酒も飲まないのに、その場の雰囲気に酔った。 
最後にはイコロ米から東京に戻る我々の為の送別会になってしまった。 
これで、私は来年もひえを抜かなければならなくなった。 
 
(おまけの話) 
収穫した米は量が多いので、精米と玄米にした。 
私はイコロ農園クラブの理事長であるが、会費を払っているメンバーでもある。そこで、東京に持ち帰る分として玄米とコテージで帰るまでに食べる精米を少しもらった。 
 
その次の日の朝にK会長から『女房がいくらの醤油漬けを作ったので、少しだが食べてくれ』と言って渡された。 
そこで我が家では急きょ、イコロ米でいくらのオカズの夕食となった。 
 
新米は水分が多いので、炊く時は水加減を少なくする。 
炊き上ったご飯は銀色に輝いている。 
自分で育てた米は旨い!もち米が混ざったような粘りがある。 
おかずは漬物だけというような粗末な方がお米の美味しさが際立つと思う。 
これで東京に戻ってからの楽しみが増えた。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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